日記#130【人気者】
今日からテストが終わり夏休み。夏休みに皆が予定が合わさることもなさそうなので、大学の友人と酒を飲みに行った。私は幸い酒が強いのと胃袋がでかいため、私の分も頼んどいたと言われ段々酒と飯が出されていく。流石に逃げようと私はトイレに向かったのだが、トイレが一つしかないため廊下で待つはめになった。
ぼーとスマホを触っていると、店員に名前を呼ばれた。呼んだのは中学の時の柔道部の後輩だ。だが、私は彼についての思い出が出てくるほど深くかかわっていた記憶がない。酒のせいにしたいがこれは100%私の責任である。私は地元に残っているためちょくちょく知り合いに会う。私の事はどうせおぼえていないと思い話しかけないのだが、相手は話しかけてくる。
私はずっと人気者になりたかった。しかし、私の中で私の完全上位互換の人間がたくさん周りにはいると思っていた。だからこそ、人気者の腹に何を抱えて生きているのか知りたかった。面白くなくても誘われるような人は面白でしか呼ばれてない私をどう思っているのか知りたかった。だが、実は私も他の人から見たら人気者だったのだろう。先生や同級生、後輩に先輩に道でばったり会ったときたくさん話しかけられた。そんな人気者だった私の思っていることと私の完全上位互換だと思っていた人は同じようなことを考えていたかもしれない。
ただたまたま同じ地域に生まれ少し関りがあっただけなのに、声をかけることで私みたいに自分に自信を持てる人もいるのだろう。これからは私なんか覚えていないだろうと決めつけずに、積極的に声をかけていきたい。