日記#153【勘弁】
友人と遊びに出かける直前靴を履いていると電話がかかってきた。バイト先からだ。ふざけるなと思い、無視してやろうかと思ったが、なぜか勝手に出たことになっており強制的にバトルが始まった。
シフトの期限を私は一日遅れていたようで、出した日に入れないとのことだった。お前が期限をしっかり決めて言ってくれよと思ったが、続けて代わりにこの日に入れないかと4つほど提案してきた。しかも、まとめて言えばいいのに、一個ずつ言い確認させるので、私は、今日の分のバイトに泣く泣く入るはめになった。
雨と雨の合間を縫って、バイト先に向かったのだが、明らかにいつもより車が少ない。絶対俺いらんやろと思いながらも、着替え店に入ると、予想通り仕事がほとんど終わっており、やることなどほとんどなかった。こうなった場合店長が、事務職をしてくれるとまだやることがあるのだが、なぜか入ったままで、自分と仕事の奪い合いが始まる。そして、注文が入っても気が抜けない。この新しい店長は独自の新しいルールを持ち込んでいるのに、伝えていないためどこに地雷があるかわからない。私は体が幸いデカいため、作業を隠しながら行うことができる。
当然暇ながら仕事を奪い合っていたため残り1時間やることがなくなってしまった。こんな時の時間稼ぎの方法は今までの2年間で教えられ受け継いできたのでそれを思い出していると、もう帰っていいと言われた。やっぱ俺いらんやん。
そういわれ二度とこんなとこ来るかと思いながら店を出ると虹が出ていた。虹が出てたので、今日はプラマイゼロになったと思う。
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