日記#175【会話むずい】

 今日も性懲りもなくバイトだった。朝6時ぐらいまで麻雀をやっていたためめちゃくちゃ眠く、正直頭が回ってなかった。そんなときにあまりしゃべったことがない後輩が、今日は虹が見れそうですねと話しかけてきた。正直意味が分からない。いや、意味としては分かるのだが、それに対する俺の正解の返答は何なんだ。家に帰っても正解の回答がわからない。私の絞り出した答えとして「虹好きなん?」だ。よくこの質問を絞り出したと私は私をほめてあげたい。そしてこの質問に対する回答は「好きですよ、虹見るとテンション上がりませんか?」だ。いや、あがるけども。当たり障りのない会話とはいうものの、ここまで当たり障りのなさすぎる会話はいつ振りだろうか。

 なんとか、当たり障りのないように終わらせたと思いほっとしていたら、また近づいてきて「先輩って何型ですか?」と聞いてきた。いきなりすぎるだろ。A型ぽいですよねと言われ私はA型なのでそうだよ。と答え、そう見えますと言われた。なんなんだこの会話は。したい話の枕として血液型を聞いてきたんちゃうんか。このままだと変な感じで終わってしまうので、何型と聞き返したら何型か当ててくださいと言われた。この世で世界一盛り上がらないのに考えさせられる問題決勝戦進出者みたいな問題だろと思いながら、A型はいい印象でOとかがあんまよくなかった気がし、A型とか答えると、どうやらO型らしい。どうやらみんなから意外といわれるそうだ。今更血液型の話したらこうなるやろ。女子ってこんなことで楽しく話せるのか。そういえば、前パートさんと血液型の話で楽しそうにしてたのを思い出した。もう、こんなんで笑えるなら、目の前で中指立てても笑えるだろ。

 この後も急に中学校の話とかで、ただ続いてるだけの会話をした。自分以外リーチしてる時に、手牌が全部危険牌の時を思い出した。当たり障りのない会話をしたのに、私の心にはずっと当たり障りがある。血液型で言うとA型とO型は相性がいいらしいが、やっぱり外れているようだ。

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