英検®︎一級合格へのセルフコーチング vol.3(謝罪)
「英検合格までのプロセスを公開するぞ!」と勢い込んで始めたこの企画ですが、あれよあれよという間に試験前日を迎えてしまいました。
これまでたった一回しか更新できず、楽しみにしてくださっていた読者の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。ごめんなさい。
言い訳がましいことですが、実は年明けの1月4日に38.7℃の高熱を出してぶっ倒れてしまいました。以降しばらくの間寝込んでしまい、勉強どころではありませんでした。
病院を受診するもコロナ・インフル共に陰性。お医者様も「ちょっと理由がわからない」と首をかしげていらっしゃいましたが、年末年始に仕事を入れすぎてしまったせいで疲労が溜まっていたのが原因だと思っています。
それでも半病み上がりで無理やり予定していた韓国旅行を決行し、氷点下10度のソウルをうろうろしたたもので治りがさらに遅くなり、結果ずるずると英検®︎一級対策の学習習慣が消えていきました。
で、気がつけば試験前日。
結局5年前の前回の英検®︎一級受験時と同様、ほぼ無対策での受験と相成りました。英語学習における体調管理の大切さを日々クライアントさんにお伝えしている者として、誠に恥ずかしいことではあります。
このまま黙ってこっそり受験するか…あるいはいっそ仮病でも使って受験を回避するか…などいろんな邪念が頭をよぎりましたが、まぁ自分という人間はこういう感じだと正直に晒してしまう方があとあと何かとラクだと思い、こうして恥を偲んで今日に至るまでの体たらくをご報告する次第です。
過去問は計2回実施。ライティング対策ゼロ!
実はあれから過去問を一度実施しました。風邪を引いた翌日の1月5日、まだここまで深刻な状況に陥るなんてつゆほども思っていなかった時です。
この時すでに38℃を越す高熱でしたが、なんとか無理して2024年第一回の試験を本番のセッティングで実施してみました。
結果はリーディング29/35問正解。リスニングは22/27問正解。ライティングは要約問題を実施するも、エッセイライティングで力尽きて未実施。そんな状況です。
要約問題は、結局のところこのエッセイを3分の1程度の長さにすればいいんやな、ということで、知っている単語を駆使して長い文章をシンプルに言い換える作業を機械的に黙々とこなした感じです。
ただ、それ以上は頭が回らなかったので全くできませんでした。エッセイライティングは問題すら見ていないという始末です。
体調が戻ればいずれ学習も再開できるかな?という淡い期待も見事に打ち砕かれました。
一度失われた学習習慣を取り戻すのは本当に難しく、結局これまでの「多読・多聴」に逆戻りとなりました。学習量・時間も体調を崩す前に比べて半分くらいまでに落ち込み、英語学習者としては最悪のスタートとなった2025年。
やれやれ、という感じです。
とりあえず、素の自分で受験してきます
そんなわけで、1週間ほど前から「もう今更ジタバタしたってどうしようもない」と思い、むしろ学習は諦めてひたすら読みたい洋書を読み、聞きたいポッドキャストを聞いていました。
多読は『Your Future Self』と『Essentialism』。どちらもとても面白かったです。さすがNY Timesベストセラー。『Who was Annie Oakley?』も読みました。
Podcastも普段聴いているものを聴いていますが、体調が良くないのと朝起きるのが遅くなったせいで、あまり長尺のものを聞けなくなり、The Dailyあたりを30分程度聞き流すことが多かったです。
失った体力を取り戻すため?なのか、ここ2週間ほどは日中もとにかく眠り続けているので、英語の学習なんかできやしません。
トータルすると1日平均12時間程度、下手すると18時間くらい寝ている日もあります。起きて、ご飯食べて、またねる。夕飯を食べるために起きる。そして就寝。そんな感じでした。
去年1年間、よっぽど疲れてしまったんでしょう。まあ先の『Essentialisum』でも、真のパフォーマンスを発揮できるEssentialistであるためには睡眠は絶対大事って言ってるので、体が寝たいと言っているときは寝るに限ると思います。それが許される労働環境ですしね。
無対策なので、逆に楽しみ
そんなわけなので、全く何も対策をやっていない状況での英検®︎受験がかえって楽しみでもあります。不安ってなーんにもないです。
もちろん、受験→不合格という、英語コーチとしては不名誉な恥を晒してしまうリスクを考えると心に多少ささやかなrippleがさざめくことは否めません。
が、今更時間を巻き戻せるわけでもないし、もはやどうしようもないと涼しい気持ちでいます。
この辺の、諦念とは違うある種の心のゆとりは5年間続けているマインドフルネスメディテーションの賜物でしょう笑
くよくよ考えても仕方ないことで気持ちをかき乱す、ということは、5年前ならいざ知らず、今の自分にはあまりありません。
そんなわけなので、とりあえずは5年ぶりに経験する「英検一級試験会場」なるものを味わうつもりで行ってきます。
5年前は10月にフィリピンから帰国して成田で受験だけして帰ってきました。パシっとスーツできめた紳士や美しいお召し物に身を包んだ淑女に囲まれて、フィリピンからの受験だった僕は半袖短パンしか持って帰ってきておらず(10月の日本の気候がどんな感じかもう忘れていたので笑)日に焼けたリゾート感満載の受験生として教室で一人超絶浮いていたのを今でも昨日のことのように覚えています。
あれから5年。当時は考えもしなかったような生活を送っている僕ですが、そんな5年分の時の流れも味わいながら、明日は試験に臨みたいと思っています。
というか、こういう記事を書いている時間があったら勉強しろよ、という感じですね。本当にすみません笑