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外国人観光客が、渋谷でホームレスに絡まれていた。

あなたならどうする?

渋谷のセンター街(今となってはバスケットボール通り??)に困った顔をしている背の高い外国人女性がいました。

ちょっと気になって近づくと、日本のお婆さんが日本語で、しかも全力で、かなり前のめりに話していました。

私はそれを見て状況を察せませんでしたが、、
近づいて外国人にどうしたの?困ってますか?と声をかけました。

と、同時に、ある事に気付きました。

に お い が や ば い !

お婆さんは独特な匂いをはなっていました。
姿を見る感じ、匂いを嗅ぐ感じ、ホームレスの方のようでした。

ホームレスと思われるお婆さんは、

"私はお腹が空いてるの。ご飯を買いたいからお金をちょうだい。
そのかわり幸せを願ってあげる"

そう繰り返していました。

あなたならどうしますか?

私はどうしたらいいのか考える間も余裕もなく、

外国人女性には「なんて言ってるの?」と聞かれたのでそのままとりあえず外国人女性に説明しました。

彼女はホームレスで、お腹が空いていると言っているの、、

と。

するとそれを聞いた外国人女性は、可愛そうね、、、と持っていた小銭をあげようとしました。

私は思わず、本当にいいの?と聞いてしまいました。

すると外国人の女性は、いいの、通訳してくれてありがとう!
と言いながらおばさんに小銭を渡しました。

なので私は外国人女性に対し、

お婆さんがあなたの幸せを願うと言ってます。
日本に来てくれて、優しさをありがとう。
ステイを楽しんでね!

と伝えたのですが、お金を受け取ったと同時にお婆さんが食い気味に

あ な た も ち ょ う だ い ! !

と今度は私に向かって突撃してきました。

切り替え、早い・・・

普段の私は、ちょっとしたことではあまり驚かない方だと思っていましたが、その時は少々驚いてしまい、ひるんでしまいました汗

すると外国人女性は日本が分からないながらも、状況を察したようで、

彼女のおかげであなたは私からお金をもらったでしょう!
私があげたでしょう!

と英語でお婆さんに話しかけました。
しかし、お婆さんは英語が分からないので、もちろん理解できず。

その時、私は思いました。

お婆さんは本気だ、と。

そう思ったら、なぜか

「このお婆さんにちょっとくらいいいことがあってもいいのかもしれない」と思いました。

こんな本気になって、行動したからには何か得て欲しいな、というような感覚になりました。

自分で言いながらも、綺麗事のように思えますが、でもそう思ったんです。
私には彼女のその勢いある行動が、
行動することに意味がある、行動しなければ何も変わらない
というようなメッセージに思えたんです。。

そしてその時持っていた小銭を私は渡すことにしました。

私はお金を渡すだけでは根本的な部分の解決にならない、よくない、と考えていますが、その時は、お婆さんがなにか食べれるならそれでもいいかもしれない、と思えたからです。

いろんな意見があると思います。

でも私は、その価値があるかもしれない、と

その瞬間は思いました。

お婆さんからの衝撃の一言

私が通訳をしたことで外国人女性からお金をもらい、

通訳をした私からもしっかりお金を得たお婆さんが放った一言に私は衝撃を受けました。

10円ばっかじゃないか!もっとちょうだい、これじゃあ何も食べられないよ!お姉ちゃんは恵まれてるんだからもっと分けろ!

・・・・と。

外国人女性に、なんて言ってるの?と聞かれて

足りないってさ・・・

と伝えると苦笑いでした。。。

わたしも苦笑い。。。。

二人で、おばちゃんから退散しました。笑

後になって、お金について考えさせられたこと

自分で得たお金をどう使うかはその人次第です。

ボランティアに使う人もいるし、趣味に使う人もいる。

つまり、人のために使う人もいるし自分のために使う人もいます。

お金の価値は人それぞれです。

お金を元に、何を得ようとするのかも人それぞれ。

だけど、どんな方法で得たとしても

何に向けて使うにしても、

お金への感謝の気持ちは大事だなあ・・・・

と思いました。

とほほ。笑

 

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