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夢を口に出すこと、未来へ
18年間服飾雑貨のデザイナーをしていました。
結婚、出産を経験し、
現在は子育て奮闘中です。
2018年12月に祖母が倒れ、このまま働き続けることがよいのか、それとも入院中の祖母を毎日出勤前後に介護する母の近くに寄り添う方がよいのか、考えました。
私はおばあちゃん子。
すぐに後者を選択し、長年勤めた仕事を辞め、実家へ通う日々となりました。
実家の家賃が高かったので、すぐに今いる実家を整理して祖母の病院近くに転居できるようにしなければなりませんでした。
祖母の昭和の時代を一緒に過ごした大きな衣装ダンス、大量な写真とアルバム、着物、帯、
押し入れにある細々とした物たち。
断捨離の時です。母と仕分けをしながら1ヶ月かけて、整理をし、無事転居となりました。
祖母はゆっくりと時間をかけて体力、気力、食欲を戻していきました。
母からは、あの時は一心不乱に働きながら介護し精神的にまいりそうになったけど、手伝ってくれて本当に助かったと言われ、私も自分の判断が、肯定されたこと、家族の役に少しでも立てたことがなにより嬉しかった。
私も家の任務がひと段落し、就職活動を再開しました。そして、友人の紹介から、クラウドファンディングの会社で事務職に就くことになりました。
事務の仕事は初めてでしたが、楽しい職場で周りの方にもよくしてもらい、大変さもありましたが、慣れていくことができました。
そこでは、今まで感じることのない貴重な経験がありました。
夢を叶えたい人々が資金を集め、実現させる姿をありありと間近でみることができました。
私には10年以上前からの夢があります。
「海辺の民宿の女将になること」
すでに40を過ぎ、50代の目標に設定をしています。
夢を口に出すと叶うとありますが、
チャレンジすることの大事さを
オーナーさんや社内外メンバーから学びました。
そして、2021年2月コロナ渦に突入。
全社リモートワークに変わり、人々が家から出ない状況が続きました。
人に会いにくい状況下でひとりで考える機会が増えました。
「私は今のままでよいのだろうか。
明日、命が消えてしまったら、やり残したことはないだろうか」
今すぐに民宿は無理でも、何かできることはないだろうか…そう考えて、
自宅の1階をレンタルスペースにし、
人々の憩いの場を作れないかと始めました。
コロナがあったので、最初は自分の考えを周りの人に責められたらどうしよう…クラスターを起こしてしまったらどうしようと悩むこともありました。
でも、考えているだけでは何も始まらない。
やってみなくてはわからない。
やってみると、私の想いに共感してくれる方や
スペースを使って新たなチャレンジをしてみよう!と思ってくれる方が増えてきました。
今年でレンタルスペースは3年目。
お友達から始まり、様々な方にスペースを利用してもらっています。
祖母の断捨離から始まった、片付けのコツは
「家事代行」という部分でキャリアを積んでいます。
どこを切り取っても「女将」になるように
自分が迎える側、だけでなく
これからも必要とされる場所に伺い
「夢は民宿の女将」と口に出していきながら、精進していきたいと思います。
これからも家族や周りの人達を大事に、
自分や周りの方々がワクワクすることをやっていけたらと思っています。
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