党首の収入、首相首位２２年政治資金報告書 ２位に４倍以上〜すべてがNになる〜
2023年12月4日【社会】
２０２２年の政治資金収支報告書から与野党各党首の収入を比較したところ、岸田文雄首相（自民党総裁）が２億６７９万円でトップでした。自民総裁が首位となるのは９年連続で、２位に４倍以上の差をつけました。党首の平均は４４５２万円でした。
各党首の資金管理団体と政党支部の収入を合計して比較。共産党、みんなでつくる党の２党首は該当団体がないなどの理由で除きました。
首相は、東京や地元広島で開いた収入１０００万円以上の「特定パーティー」７回分について、前年の政治資金パーティー収入を上回る１億４８７２万円を記載。個人・団体からの寄付では、日本医師会の政治団体「日本医師連盟」などから計３３３８万円を集めました。
２位は国民民主党の玉木雄一郎代表で４７２０万円。党からの交付金が減った影響で、前年から総額を２５００万円以上減らしました。立憲民主党の泉健太代表は３３０７万円で、前年から減少したものの３位に浮上しました。
日本維新の会の馬場伸幸代表が２３３５万円で４位。収入の柱だった個人献金が大幅減となり、総額は前年の約４割でした。５位は社民党の福島瑞穂党首の２１４９万円で、個人からの寄付が半分近くを占めました。６位が公明党の山口那津男代表の１１７６万円。７位のれいわ新選組の山本太郎代表は８５９万円で、寄付の割合が７割以上に上りました。
参政党の神谷宗幣代表は対象が資金管理団体のみで３９２万円でした。（時事）
