綺麗な海で育った人|敵わないという感情
懐かシリーズ37
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こないだ沖縄で、生まれて初めての雑誌とかに載っている透明な海なるものを見た私。
それらは本当に、”白い砂浜に青い海”で存在していた。
美ら海水族館の野外にある浜へ出られるスポットで、それらの綺麗な海を見ながらある感情が私に芽生えた。
それは、「敵わない」という感情だった。
何が敵わないのだろうか。
私の実家の近くの海は青色だったし、冬はとても寒くて素朴な風景がさらにさっぱりとした風景になりどこか冷たさを漂わせていた。
そこで育ってきた私が神秘的な綺麗な海を見て、
「その綺麗な海で原始人のように過ごしている人がいたら文明とか頭脳とか置いといて、敵わない」
と遠くの人類に思いを馳せた。
綺麗なものを見ることがいかに重要か。
綺麗なものは心も浄化してくれる気がする。
なので、透明な海で自給自足のような生活をしていた祖先は一体どんな心の持ち主だったのだろうか。
頭の良さや、格好良さという指標では図ることのできない彼らの魅力をこの海で感じた。
だから、私は敵わないなと思ったのだろう。
比べようがない。だから、余計に彼らが恋しくなった。
しかし、現代でも、私が思い描く綺麗な海に囲まれてガス、水道、電気も通っていないところで自給自足で暮らす人達に会える場所があると思う。
それはタイやマレーシアあたりの小さな島だと思う。
将来、是非訪れてみたい。
そこで、沖縄のビーチで思いを馳せた祖先を彼らから無意識に探し出す。
そして、そんな島に住んでいる人と私は婚活をしてみたい。笑