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花曇りの毎日

時間が経つにつれ、曇っていた空は少しずつ雲が減って青空へと変わっていった。
桜が満開というニュースを見ても、私が外出する日はいつも曇り空で、グレーの空色に桜の花はちっとも映えなかった。
ようやく見ることのできた青空と薄ピンクのコントラストは美しかったが、木によっては所々緑が混じっていて、咲いてからの時間が経ってしまっていることがよくわかった。

4月になって新しい生活が始まる人が多い。
私といえばとくに変わることもなく、この一年何をしてきたのかと考え込んでしまう有様だ。

自分が変わらなければ世界は変わらない
自分が変われば世界は変わる

信じて自分と向き合うこと数ヶ月。
たくさんの本を読み、感じたことなどをノートに書いてきた。
そろそろ次のステージへと向かわなくてはならない時にきている。

私のように個人レベルで生活している人間には、家族の生活の変化がひとつの区切りになる。
一年、また一年と、上へあがっていく子どもたちの姿をみていると、喜びとともに不安が胸に広がる。
——このままでいいのだろうか
誰に言われたわけでもないが、自分を帰ることがこの10年の課題だと思っている。
自分のやりたいことは見えている。
でも全く形にできていない焦りがある。
動くのは自分。人生を歩むのも、決めるのも自分。

花曇りばかりだった毎日から、晴れ間がのぞき、明るく広がっていくといいと思う。

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