素敵に手帳を使いたい

紙にペンを走らせる。
ペン先がカリカリとわずかな音を立てながら
スムーズに移動していく。
インクが紙にじわりと染み込み
紙にしっくりと馴染んでいく。

文字を書くことが好きだ。
かつては何を書けばいいかわからなくて
でも文字が書きたくて
結果スケジュールをつけることが好きになった。

素敵にスケジュールをつけて
絵やシールを多分に盛り込んで
華やかに、絵本のような
スケジュール帳に仕上げて
読み返してはうっとりするような
そんな手帳がいいと思う。

恥ずかしながら
想像するだけで
最後まで形にできたことが一度もなく、
何年もそんなことの繰り返しで
理想の手帳を仕上げられた試しがない。

でもいつかはと心に決めて
手帳を買うこと
書く姿を想像することが楽しい。
口実に文具を揃えてシールも買う。
自分に甘すぎるけど
手帳の楽しみ方は多様だ。