マスターデュエルのゲートボール大会-アンリミ杯1103環境EX 優勝デッキ:TGガジェットの解説記事
今回は第2回アンリミ杯1103環境EXで優勝された、ohkamiさんに使用デッキであるTGガジェットの解説記事を書いていただきました!
まず初めにohkamiさんから一言!
ohkamiです!
現役時代は2013年(神判魔導)~2016年頃(メタルフォーゼ)まで活発に活動していました。
僕のブログの方もよろしくお願いします!
・ohkamiさんのブログ
是非ご覧ください!
・2011/3環境の記事一覧
◾️デッキレシピ
◾️ デッキの歴史
このデッキは僕のオリジナルデッキではなく、入賞デッキリストから第1回アンリミ杯でベスト4になった方(HN 1103大会用さん)のデッキをコピーして作成しました。
・サンプルレシピ集
けっこう独特に見えるデッキですが、僕には見覚えがあってすぐに強いデッキだとわかりました。
というのも海外新規を使えない寒波亭という1103環境の大会でも、過去に似たデッキが1度優勝していて、僕もそれを真似していた時期があったからです。
このデッキからガジェを抜いて天狗ガイドを入れると強いと気付いたコピー元の人はリスペクトしています。
◾️デッキの強み
天狗ガイドありの環境での対戦は今回の大会以外ではやったことが無いので、天狗ガイド無しで大会や練習で使っていた時の感覚でお話しします。
1103環境EXでのこのデッキの一番の強みは植物系のデッキに対して有利なことだと思っています。
このデッキに入っている下級モンスターは全てミラーフォースや激流葬を打たれても損しないカードです。またライコウの破壊でも損しづらい攻め方がしやすいです。
そして、トゥルース・リインフォースやTGワーウルフを引いたら引いた分だけ場に展開できます。
なので、相手の全体除去を無視して序盤からガンガンライフを削ることができます。
そのため、デブリ植物側は罠やモンスターを伏せてもけん制できずに序盤から全力で殴られてしまい、コンボパーツを手札に貯めこむ時間を稼げず厳しい展開になります。
そして、TG側はストライカー+ワーウルフ+レベル4でトリシューラを簡単に出すことができるので、植物側が隙を見せるとトリシューラですぐに試合が終わることもあります。
僕はこの環境で天狗植物はかなりパワーのあるデッキだと考えていますが、それに有利を取りやすいのはTGの大きな魅力だと思います。
◾️デッキ構築のベース
主催のお酢さんからは「確定枠」というトークテーマをもらっているんですが、このデッキは強いカードの詰め合わせみたいな構成で、確定しているカードがほとんど無かったので、構築のベースと呼ばせてください。細かい枚数は何が変わってもおかしくないです。
◾️自由枠
そもそもデッキ枚数が42などでも良いと思います。
キーカードの天狗、ガジェット、貪欲な壺は被ると非常に弱いのでデッキ枚数を増やすのは賛成です。
◾️構築のポイント
輪廻天狗やガイド、TGは真似して使ってみれば強さがわかると思うので特に重要なカードだけコメントを書きます。
・貪欲な壺
このデッキは環境にあるデッキの中でも最も貪欲な壺を打ちやすいデッキだと思います。
そして輪廻天狗と貪欲な壺は物凄く相性が良く、場に輪廻天狗が残るように墓地に輪廻天狗2枚を含めた5体のモンスターを貯めて貪欲な壺を打つと相当有利になります。
逆に貪欲な壺を抜いてしまうと数段デッキパワーが落ちるので、そこは困ったところです。
(今回、ネクロバレーを大量投入している墓守相手でも貪欲な壺を2枚残しましたが、そういう時どういうサイドチェンジすればいいか自分もわかっていません)
また、この環境では手札誘発がちょっと強いので、普通の1103環境より墓地が貯めやすくて打ちやすいです。
・ガジェット3体
この構築だと先攻でガジェットを引いていても安易に出さないプレイ方針になります。
ストライカー+ワーウルフ+レベル4で、下準備無しでいきなりトリシューラを出す動きがとても強いので、シンクロ召喚に使ってもアドバンテージを失わないレベル4枠として入っています。
もちろんミラーフォースや奈落と組み合わせれば、普通にガジェットを守って次のターンエクシーズする動きもできますし、ラッシュライノや天狗とエクシーズしてローチを出して蓋することもあります。
クリッターでサーチできるのが非常に強いです。
リストを眺めてもっと強いレベル4(攻撃力1500以下だとなお嬉しい)がいたら抜いても良いし、逆に増やしても良いと思います。
自分の感覚だと普段はガジェットよりも天狗やガイド、TGに召喚権を使った方が強いので、3枚だけ入れて要所だけガジェットを出して、あわよくば貪欲で弾をチャージするのがしっくり来ています。
・増殖するG
コピー元のリストから変えたところで、ガイド&クリッターが入っているデッキなら、クリッターのサーチ先としてメインに1枚は入れておきたいと思っているカードです。
大量に入れると腐る相手もいますが、兎ラギア相手でもガイドやラビットに打って1枚ドローくらいの働きはします。
ガイド→クリッターでエクシーズせずにバラバラで殴ってクリッターのサーチ効果を狙う展開はよくあると思いますが、そこから持って来れる妨害がヴェーラーのみなのと、増殖するGも持って来れるのとでは展開系デッキに対する強さがだいぶ変わります。
・TG1-EM1
これもコピー元から変えたところです。カードが強い弱いというよりも相手のデッキによって相性良い悪いが出るカードです。
1103環境の感覚だと
兎ラギア:明らかに弱い
植物(ライコウ入り):強い
暗黒界:普通~強い
という感覚です。
このデッキはライオウが苦手ですが、ライオウを奪ってライオウでTGを戦闘破壊するとサーチ効果が使えないのが大きい弱点です。
植物デッキに対しては伏せモンスターも奪えるので小回りが利いて、伏せモンスターを狙ってライコウならもちろん強くて、カーガン、ロンファ、ダンディならシンクロしてトリシューラを出すというような動きができます。
環境によっては足手まといになるけど、パワーがあるので刺さると強いカードです。
・リヴァイエール
コピー元から変えたカードです。
深く考えて入れたわけではないのですが、こういう時明確に強いな~と思う場面が大会中にありました。
ということで、リヴァイエールは自由枠の中ではちょっと評価高いです。
◾️サイドデッキ及びサイドチェンジ
コピー元
自分のサイド
コピー元のサイドはかなり参考にさせてもらいました。
・増殖するG 2
1枚メインに移していますが、自分もメインサイド合計3枚にしています。
主に意識しているのは植物です。
ガイドの採用率が高いおかげで1枚もドローできない試合展開にはなりづらく、自分が事故っていても回復できる可能性があるので、他の妨害よりかなり使いやすいです。
また見れるデッキの範囲も広いです。(ただしテンポを取ったり、相手の盤面を中途半端にするのが役割なので、その後で自分が相手の罠を越えてちゃんと動けないと意味がなくて、立ち上がりが遅いデッキでは永続罠などを優先するのもわかります。)
・DDクロウ
クリッターのサーチ先としてサイドに用意しました。
主に意識しているのはミラーマッチと植物です。ただし植物に対しては、天狗ビートやサイドされたりライオウを入れられたりすると微妙なので、誘発の入れすぎには注意が必要だと思います。
ミラーマッチでもTGと貪欲な壺に打てるので強いと思います。
・スノーマンイーター
兎ラギアを意識して採用しました。
このデッキは罠がそこそこ厚いのでドルカよりラギアを優先して出されることが多いんじゃないかと思います。
なので刺さる予定です。ラギア相手はガイドクリッターをバラバラで放置せずに、ゼンマインを出してしまうことが多いと思うし、バレているとケアもされるのであんまり機会は無いと思いますが一応クリッターでサーチできます。
・ヂェミナイデビル
暗黒界専用カードで、クリッターのサーチ先です。
暗黒界に対しては増Gヴェーラーがあまり刺さらず、DDクロウもそこまで強くないのである無しで変わると思います。
・砂塵の大竜巻 3
暗黒界やスキドレビートなど強力な永続魔法罠カードを使うデッキに対して入れるつもりで採用しています。
・次元幽閉 3
兎ラギアなどビート系意識です。
このサイドデッキの中では一番役割が薄いです。
上級者のライオウは安易に殴ってこないですし。
・盗賊の七つ道具 2
普通の1103環境で3枚入れると被った時に1枚浮いて足手まといになる感覚を持っていたので2枚だけ入れています。
罠ビートだけでなくリミット・リバースを使ってくる植物デッキにも入れたり入れなかったりします。
警告や黒角を無視してトリシューラを通しにいけるのでデッキとの相性はとてもいいです。
コピー元からバランスを崩すのが怖くて変えていませんが、メインに入れても強いカードだと思います。
黒角笛 2
ミラーマッチと植物デッキ意識です。
意識してなかったけど代行天使にも非常に強いです。
トリシューラやブラック・ローズドラゴンを止めるカードをある程度入れてないと厳しいのでこの枠にはそれが求められます。
効くはずのデッキにも3枚入れると被った時、黒角を打ちづらい試合展開になって負けることがあると思っているので2枚です。
サイドライオウが流行り出すとなおさらです。
◾️ 採用はしていないが欲しいと思ったカード
以上が今回の解説記事になります!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?