マスターデュエルのゲートボール大会-アンリミ杯2011 TGの解説記事
今回は第19回アンリミ杯2011で準優勝された、もにガチャさんに使用デッキであるTGの解説記事を書いていただきました!
デッキレシピ
確定枠
・エフェクト・ヴェーラー
メインからのインゼクター対策であり、開闢のコストにできる墓地に落としやすい光属性モンスターとして3枚積んでいます。
・TGサイバー・マジシャン
このデッキでは☆2~4のTGをエンジンにしつつビートダウンを行うため、
それらにアクセスする手段として10枚目のTGとして採用しています。
また、開闢を抱えている時は能動的にサーチできる光属性として逆にこちらをサーチすることも可能です。
素のステータスが低いためTG1-EM1で送りつけるのにも適しています。
・TG ストライカー
・TG ワーウルス
・TG ラッシュ・ライノ
サーチ効果によりリソースを失いにくいため、ビート要因で出しても壁として使っても損せず運用が可能です。
決してステータスが高いわけではない3種ですが、後述のTG1-EM1や幻獣の角でのバックアップを図ります。
ストライカーとワーウルフは手数を増やしやすいため3枚づつ積んでいますが、今回は幻獣の角とのシナジーを見込んでラッシュライノも3枚積んでいます。
シンクロ召喚についてですが、TGでのビートは盤面に維持しつつ、仮に処理されても後続を確保できる安定感が強みのため、TGを絡めたシンクロ召喚は基本的にアド損になりやすく、やらざるを得ない時・モンスターのリソースが豊富な時・安全に明確なリターンを得られる時以外はやらないのが無難です。
・カオス・ソルジャー -開闢の使者-
墓地に光と闇を落としやすいため採用しており、ビート性能も非常に高いため一気にライフを詰めることができビートデッキのコンセプトにもマッチしています。
・死者蘇生
詰めでの打点を増やしたり、手数を増やす目的として採用しています。このカードも込みである程度リソースに余裕がある場合はシンクロ召喚による展開の択のハードルが下がり、優位な場の形成に役立ちます。
・大嵐
伏せが多くなりがちな環境ではこのカード1枚がイージーウィンを生む可能性があり、雑に突っ込んでおいて問題ないカードだと思います。
・強欲で謙虚な壺
各種TGへのアクセスは勿論、都度その場その場に適したカードを掘りにいくことができ、デッキの安定感に大きく寄与するため3枚積んでいます。
・サイクロン
伏せを巡る攻防の助けになるのに加え、インゼクターの蘇生罠への対策として投入しています。
・幻獣の角
ワーウルフやラッシュライノに装備し、戦闘破壊とドローによるアドバンテージを狙います。ヴェルズ・ラギア系のデッキが有する禁じられた聖槍等ダメージステップでの干渉が可能なカードや次元幽閉に弱いことや、基本噛み合わせカードであることから、このカードへの依存度も大きくしたくないことがあり2枚に留めていました。本戦では1発通るだけでゲームを決定づけるほどのインパクトがあったことと、当時の環境と違いデスガイド経由のクリッターによりTGを確保しやすかったことから3枚に増やしても良かったかもしれません。
・TG1-EM1
相手の大型モンスターを奪ってこちらのTGを渡し、TGを戦闘破壊することでエンド時にサーチ効果を使用できます。
こちらのTGは表側でないといけないのですが、幻獣の角を装備できるワーウルフやラッシュライノはともかく不自然なサイバーマジシャンやストライカーの攻撃表示での召喚による構えはケアされやすい印象です。
・神の宣告
無効にできる範囲が広くガバ伏せを行いやすいため採用しています。
・神の警告
奈落などでは間に合わず召喚そのものを消したいモンスターは数多くいるため採用しています。
・A・O・Jカタストル
・TGワンダー・マジシャン
・TGハイパー・ライブラリアン
☆5の選択肢、TGについてはサイバーマジシャン効果のシンクロ先として入れています。
・氷結界の龍ブリューナク
・ナチュル・パルキオン
主にストライカー+ラッシュライノでの選択肢として入れています。
・ブラック・ローズ・ドラゴン
主にストライカー+サイバー・ドラゴンで出します。
・氷結界の龍トリシューラ
ストライカー+ワーウルフ+ラッシュライノで召喚権1回で出すことができ、シンクロ召喚のなかでは比較的リターンを取得しやすいのが利点です。
自由枠
・魔界発現世行きデスガイド(とクリッター)
出すだけでアドバンテージを得られる、当時環境にはなかったカードです。
ランク3エクシーズを出すのは勿論、クリッター経由でTGを引っ張ってくることができ、クリッター本体と合わせ実質TGが4枚増えたような運用が可能でデッキの安定感に貢献します。
リクルート効果がワーウルフの特殊召喚を誘発するため展開力も高いです。
また、相手からするとなるべく通したくないカードのため先出ししてリソースを消耗を強要する露払い的な役割で使っても強いと感じました。
・月の書
・禁じられた聖槍
小回りの効く戦闘の補助として入れています。
・激流葬
場が開きやすく、TGを巻き込んでも損しにくいため採用しています。
・奈落の落とし穴
先行展開に対応できず、ダンセルに打てなかったりサンダーバードには回避されるのであまり入れたくなかったのですが防御札に乏しいため1枚メインに入れもう1枚はサイドに入れました。
・強制脱出装置
後出しでのExモンスターに対応しやすく、終盤ライフを詰める時にも便利なため採用しています。
・スターライト・ロード
ハイリスクハイリターンなカードですが、ガバ伏せの安心感があり採用しています。
・リビングデッドの呼び声
死者蘇生と併せ手数を増やすために採用しています。
・キメラテック・フォートレス・ドラゴン
主にインゼクターのゼンマインを吸うために入れています。
・アーカナイト・マジシャン
ライブリアンを経由することで出せなくはないのですが、ほぼ機会がないのと、出せてもブラック・ローズ・ドラゴンでいいことも多くあまり出すことはないです。
・スターダスト・ドラゴン
スターライト・ロードを採用しているため、併せて採用しています。
・スクラップ・ドラゴン
サイドボードも含めデッキに星3モンスターが多く、汎用星8シンクロとして入れていたのですがドッペルゲンガーは戦闘破壊されながら効果を使った方が強いし、スノーマンイーターはそのまま横になっていてくれたほうが強いため、使う機会はほぼなかったです。この枠はアームズ・エイドでよかったと思います。
・No.17 リバイス・ドラゴン
・虚空海竜リヴァイエール
・No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
・発条機雷ゼンマイン
デスガイド・クリッター・ワーウルフ・ドッペルゲンガー・スノーマンイーターと星3モンスターが多いため、ランク3エクシーズ要因として採用しています。どのカードも替えが効かない個性があり、都度柔軟に立ち回ることが可能です。
サイドデッキ
・D.D.クロウ
インゼクター・暗黒界を意識しています。
・ドッペルゲンガー
・スノーマンイーター
伏せを多用するビートダウンデッキに対して使用します。ランク3エクシーズの素材としても役に立ちます。
・サイバー・ドラゴン
インゼクターのゼンマインを吸い込んだり、ライオウに対して出したり、後手展開の補助として使用します。
・奈落の落とし穴
メインで腐るのを嫌って1枚サイドに落としています。
・次元幽閉
ビートダウン全般に対して投入します。
・スキルドレイン
インゼクターやジャンドなど、対戦相手の下級モンスターの打点ラインがこちらより下の場合に投入します。
現環境ではヴェルズ・ラギア・暗黒界・ヒロビが多く素の打点が高いためメインからスキドレTGに寄せることはせずサイドで対応する形としています。
採用はしていないが欲しいと思ったカード
・ブラック・ホール
盤面を捲くるポテンシャルがあり、TGが破壊に巻き込まれても痛くないので入れても良かったと思いました。
・アームズ・エイド
星4シンクロが出しやすいことと、開闢と相性がいいことから入れても良かったと思いました。
・カオス・ソーサラー
素の打点が高く、出しやすく、シンクロ素材になり、手数を消費しないためある程度カオスに寄せても良かったかもしれません。
・ライトロード・ハンター ライコウ
4枚目以降のスノーマンイーター兼墓地肥やし・光属性要因として。
知らない間にエラッタを経て対象を取らなくなっており、当時よりさらに強化されています。
・輪廻天狗
獣戦士族のため、デッキを幻獣の角に寄せていれば選択肢としてありだったかもしれません。開闢と直接シナジーがなく、デスガイドのギミックを採用したため今回は見送りました。
以上が今回の解説記事になります!
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