「働き方改革」で得する人、損する人。企業とサラリーマンの今後
2019年から「働き方改革関連法」が順次施行され、
私たちサラリーマンの環境も大きく変化してきています。
具体的には
・時間外労働の上限規制。
・有給休暇の確実な取得。
・正規雇用と非正規の待遇差の禁止。
などです。
長時間勤務が改善され、よりホワイトな勤務体系になり、ワーク・ライフ・バランスが確保される…。
良いことばかりのように思えますが、
実際はそれにより、基本給カット、残業代カット、能力給カットなどが進み、
企業は低賃金で社員を雇用できることになります。
そのかわりに「副業や兼業を普及させていくこと」とされており
副業や兼業を禁止していた大企業も徐々に解禁し始めています。
今後もこの流れがどんどん加速していくはずです。
簡単に言うと
「安く使える非正規雇用者はいくらでもいる。もう正社員にそんなに高い給料は払えないから、今までと同じくらい稼ぎたければ、他で副業してください」
というのが企業の本音なのです。
たしかに外国人労働者の増加や、AIの普及で、人間の仕事はこれからどんどん減っていきます。
生産性の低い中年サラリーマンに高い給料を払う必要はありません。
すでに終身雇用の時代でもありません。
昇給も見込めません。
サラリーマンは今後、副業するのが当たり前の時代になります。
働き方改革により、副業をすることで、実際には労働時間が増えます。
どんな副業をするにしても、今ある能力と時間をいかに有効に使えるかがカギです。
自分にどんなことができるか、自分にしかできないことは何なのかを見極めることが大事です。