陰嚢(いんのう)湿疹と戦った男の話【第1話】~いんのう湿疹との出会い~
男性の5人に一人がなるといわれる「いんのう湿疹」。
陰嚢湿疹を患ってしまった私が、男としての困難を乗り越え、無事完治した話を何話かに分けて綴りたいと思います。
陰嚢(いんのう)湿疹に悩む方への参考になれば幸いです。
陰嚢(いんのう)湿疹とは?
この記事にたどり着いた人はすでに、いんのう湿疹を患っている方が多いと思いますが、
興味本位で読んでくれている方のために、
陰嚢(いんのう)湿疹とは何か?を説明します。
カンタンにいうと、
玉袋がめちゃくちゃカユイ皮膚炎です。
男のシンボルであるタマタマの入った袋「玉袋」がメチャクチャ痒くなります。
ここで誤解をしないでいただきたいのですが、
いんのう湿疹はけっして、性病ではありません。
股間周りがカユイと聞くと、すぐに風俗にでも行って変な病気を貰ったのだろう、と想像されがちですが、
初めに言っておきますが、私は風俗には行きませんし、
★いんのう湿疹は性病ではありません。
また、もう一つ股間の痒み案件で間違われやすいのですが、
★いんのう湿疹は「いんきんたむし」というものでもありません。
いんきんたむしは「白癬」という病気で、白癬菌というカビの一種が陰のうや内股などの皮膚に寄生することによって発症し、人に移ることもあります。
これらの性病やカビ菌と間違われやすいこともあり、人に相談しづらい病気なのです。
いんのう湿疹の症状
どういった症状かというと、
「とにかく玉袋がカユイ!」
この一点です。
デリケートゾーンは男女問わず、カユくなりがちな場所ですが、
いんのう湿疹のかゆみは尋常ではありません。
一度かき始めたら最後、かきむしって、腫れて、痛くなるまで止まりません。
そのかゆさは我慢できるレベルではなく、日常生活に支障をきたすほどです。
いんのう湿疹の原因は明らかになっていない
性病や「いんきんたむし」と勘違いされやすいですが、
むしろその方が良いくらいです。
なぜなら、いんのう湿疹の原因は正確には分かっていないらしく、特効薬はないそうなのです。
そして男性の5人に1人はなったことがあるらしく、程度にもよりますが、一度かかると、完治が非常に難しいと言われています。
【第1話】陰嚢湿疹との出会い
私がいんのう湿疹と出会ったのは2年ほど前です。
その頃は、まあよくあるオマタのかゆみだろうと深く考えずにボリボリ。
オマタのかゆみなんて誰でもあるものです。
人類は昔からオマタのかゆみと向き合ってきました。おそらく。
私も、気が付いた時には「オマ田カユ美」と、どっぷり付き合うことになっていました。
男のオマタはシワシワしていますし、蒸れやすい。
夏場などは汗で、常にジメジメしています。
そんな時は「オマ田カユ美」が訪れる頻度が高くなりがちです。
仕事中、トイレに行って、ペーパータオル(クールタイプ)で玉袋を拭いてやると、「カユ美」はおとなしくなってくれました。
オマ田がスースーする感覚は得も言われぬ快感でございました。
カユ美は一度収まれば、しばらくはおとなしくなってくれます。
カユ美インターバルです。
カユ美が来れば、またペーパータオルで拭いてスースー。
そんな付き合いが一年くらい続きました。
(第2話「カユ美との秘密の生活」に続く)