【子ども塾レポート11/28】「命ってスゴイ!」
今週は、5年生3人、4年生1人、2年生2人の合計6人が来てくれました。
今週も超常連さん、レギュラーメンバーのみの参加となりましたが、
ちょっとビックリすることがありました。
3時過ぎ、(株)まちおこしの営業会議の最中に、ジャイアンとアッコちゃんが来てくれました。
子ども塾は4時30分~なので、1時間30分も前です。
また、子ども塾の教室は、普段は私の仕事場で、会議や来客対応をしています。
「おっ、ムッチャ早いな。おってくれてもいいけど、会議してるし静かにしてな。」
私がそう言うと、二人はそれぞれPCの席にカバンを置き、お菓子のトレイが空なのに気付いて、
「お菓子は?」と訊きました。
「ごめん。まだ準備できてない。4時までに準備するしな。」
お菓子は4時から食べても良いことになっています。
4時30分を過ぎた頃、アッコちゃんがやって来て、
「先生、お菓子ならべたげよか。」と言います。
「そら助かるわ。ありがとう。」と私が答えると、
いろいろなお菓子をいっぱい入れた大きな布袋からお菓子を取りだして、一つ一つトレイに並べだしました。
一緒に来たジャイアンもその様子をチラチラ見て、
「何してんの。」
「あんたも手伝い!」
「えーっ。」
「手伝い!」
ということで、アッコ監督の下、二人でお菓子を並べだしました。
グミ、チョコレート、ビスケット、あられ、コアラのマーチ等々がきれいにトレイに並びました。
トレイに絵を描いたようです。
「先生、紙ある?」とアッコちゃんが訊きます。
子ども塾の名簿の用紙を裏返して、「これでいいか?」と差し出すと、
「うん。書く物も貸して。」
ペンも渡すと、「グミは一人5こ・・・」と書き始めました。
どうやら但し書きのようです。
その内に、ホワイトボードに気付き、
「これ使こていい?」と紙の内容をホワイトボードに転記し始めました。
4時になってお菓子を取ろうとした4年生のまきちゃんに
「もうちょっと待って」と言って、4時10分に完成したのが、写真の「お菓子」と「お菓子のルール」と「チェック表」です。
グミとおにぎりは、取ったら名前を記入することになっています。
二度取ることを防ぐためです。
また、「ルールをやぶるとそくきたく、もしくは、チャーオニじゃけんなしです。」となっています。
これは厳しい。
おにぎりが一人一個というルールなのに守られていないこと、
グミを5年生が競争で取って下級生には少ししか当たらないこと、
このことを私がいろいろ言ってもやってもなかなか改善しないことを、
アッコちゃんはずっと考えてくれていたようです。
断固とした的確な対策です。
「先生頼りないし、私が一肌脱ぐか」という感じでしょうか。
今更ながら、子どもってスゴイ!
タケノコのように、いつの間にか爆発的に成長しています。
ずっと力を蓄えていたのでしょう。
子どもってスゴイ!じゃなく、命ってスゴイ!やな。
より良い方に変化する力が命。
これは、子どもの独占やない。
ぼくにもある筈や。
そう思わなウソやな。
やっぱり子どもはお手本です。
注:ミカンとグミは人気で、写真を撮った時にはかなり減ってますが、最初はもっと沢山あります。
ご安心ください。