見出し画像

野洲のおっさん「子ども塾」レポート 9/5(木)「いつの間にか」

今週は、5年生4人、4年生1人、2年生3人の合計8人が来てくれました。

夏休みになって人数が減って、先週は3人となり、二学期の初回である今週はどうかと思っていたら、8人とまずまずでした。

来週からは10名前後、一学期の終わり頃の状態になりそうです。

さて、今週は、遅い時間の出掛けるアポが入ったので、子ども塾の正式開始時間16時30分にギリギリ帰社となることが予想されました。通常16時前から子どもが来るので、来ても誰もいないということになります。

そこで、塾の準備(机をならべ、PCをセットし、お菓子を買って来てトレイに盛り、おにぎりを依頼)をして、伝言用ホワイトボードに「おしごとでかえりがおそくなります。4時からはおかしたべていいよ。」と書いてからアポに出掛けました。

子ども塾の基本理念は、少しずつ「かしこく」「つよく」「やさしく」なるということです。これは、言い換えると、少しずつ自立し、自律するということです。その為には、自分で考えて、自分で決めて、自分で動くという経験が絶対必要です。誰かに頼って、判断も行動もその人に委ねるという中では、自立、自律の力は育ちません。

ですので、仕事で帰りが遅くなるというのは、自立、自律の力を育てるチャンスです。

少し付け加えると、本当は余裕があるのに、わざとそんな機会を作ってもあまり上手く行きません。大人が精いっぱいやっても足りないところがある時に子どもはそこを埋める為に今まで出さなかった力を発揮してくれます。その連続が、自立、自律になります。

親にとっても子どもにとって幸いなことに、私の子どもの頃は(ナント半世紀以上前ですが)、殆どのお家で大人が精いっぱいやっても足りないところがあったので、子どもは今よりも容易に自立、自律できました。

という訳で、ワクワクしながら帰社すると、既に6人の子どもが、ある子はPCを開き、ある子は宿題に向かい、ある子は黙々と、ある子はお菓子をモグモグしながら、皆熱心に何かに取り組んでいました。

お菓子もいい感じで減っていました。

ひとり占めしたり、バックに大量に入れて持ち帰っている様子はありません。

「成長してくれたなぁ」とちょっと感動しました。

女性が一人子ども塾の見学に来てくださっていました。

アンガーマネジメントの研修講師をしておられる方で、私のFBの投稿を見て前から興味を持っていらっしゃったようです。

子ども塾は「見学大歓迎!」です。

但し、それ程オモシロくないということを覚悟してお越しください。

というのは、私の投稿は、その日のハイライトを私の視点から書いているので、それなりにドキドキワクワクするのですが、それは一時で、それ以外は平平坦々です。

子どもはやりたいことを勝手にやって、何か困ったこと(PCがフリーズしたり、宿題が分からなかったり、お菓子のトレイに虫がいたり)があると「先生!」と私を呼び、私は行って、最小限の操作や話をして、また私の席に戻り自分の仕事をするのが通常です。

ニュースを見るといつもホームランを打っている大谷翔平さんですが、実際の試合を見に行くと、全体はゆっくりゆっくり進行し、打席も三振やアウトになっている方が圧倒的に多く、「こんなの大谷さんじゃない!」と叫びたくなりますが、野球とはそういうものです。それをも面白がってこそ野球ファンです。

ということをご理解の上、ご興味ある方は見学にお越しください。

一日の殆どは平平坦々で、何の変化もないように感じますが、子ども塾は確実に成長しています。

子どもが帰った後、後始末の掃除をしていて、今日はゴミが殆ど落ちていませんでした。

毎回毎回、机の上にお菓子の包装紙が散乱し、PCの画面やキーボードにチョコレートの指跡がべったり付いて、床にお菓子を踏んづけた塊がこびりついて、取るのに難儀したのは、半年も前ではありません。いつの間にかこうなりました。

やっぱり、子どもってスゴイ!人間ってスゴイ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?