野洲のおっさん「子ども塾」レポート 6/20(木)「グミ祭り」
野洲のおっさん「子ども塾」レポート 6/20(木)
「グミ祭り」
今週は、5年生7人、4年生2人、3年生が2人、2年生1人の合計12人が来てくれました。
子ども塾では、おにぎりとお菓子と飲み物を自由に食べて良いことになっていますが、お菓子は毎回私が近所のスーパー(フレンドマート)で買っています。実はこれがちょっとした悩みの種です。
予算は2,000円以内と決まっているので、「量の多いもの!」と思って買うと子ども達は「美味しくない!」と言い、
子どもの希望を叶えると量が少なく、それこそあっと言う間になくなります。
経験を積んで、子ども達が好きで喜んで食べてくれて、しかも量もまずまずあるものが分かってきましたが、どうしても上手く行かないものがあります。それは「グミ」です。
グミはどこのメーカーの物も量が少なく値段が高い!
グミを買うと、「ヤッター!グミや!」と子どもは目ざとく見つけます。
そして、量が少ないことを一瞬にして察知してグミの早食い競争が始まります。
お菓子を盛った大きいトレイの横で立ったまま、ポイポイとグミを口に放り込み続けます。
数人が早食い競争をすると、元々量の少ないグミはひとたまりもありません。
数人が数分で平らげて、「先生グミもうないの?」と私に訊きます。
「えっ、まだ4時30分なってないやん。」このやり取りを何回したことか。
因みに子ども塾は4時30分スタートなので、本来のスタート前にグミのみ終わったということになります。
本日、私は賭けに出ました。
グミがすぐ無くなるのは、子どもがグミが好きだということはモチロンありますが、それ以上に「量が少ない。⇒早く食べないと無くなる。⇒やっぱり無くなった。」という連鎖が発生し、実際以上に需要を生んでいるのではないかという仮説を立てました。
昔あった「トイレットペーパーが店頭から消える。」という現象と同じです。実際の需要はそれ程でもないのに「無くなる!」という恐怖が過激な競争を生んでいるということです。
この仮説の根拠は、私がグミを食べてみて、不味くはないけど、アーモンドチョコレートやクッキーを置き去りにする程のものとは思えなかったことにあります。「グミは十分ある。」と思って貰ったら、そういうイメージに転換したら、「グミバブル」は収束するに違いありません。
それで、通常のグミ3袋分が入ったお徳用特別パックを2袋買いました。
大きなトレイに他のお菓子(チョコレート、ビスケット、クッキー、あられ、等々)と混ぜて盛ると、明らかにグミがいつもより多いと感じます。一気に断トツの最大会派に躍り出たと見えます。
ちょっと買い過ぎたかもしれんな。今日は余るかもな。まっいいか、グミを慌てて食べなくてもいいと感じて貰う為にはちょっと極端くらいの方がいいやろう。そんな風に思いながら準備をすませ子どもを待ちました。
で、どうなったかと言うと、
「今日グミ多ない?」
「グミムッチャあるやん!」
「ヤッター!」
予想通りです。
「やっぱりグミうまい!」
「〇〇ちゃんそんな早よ食べんとき。」
「いいやんか。こんなにあるんやし。」
「そや、食べれるだけ食べよ。」
えっえっ、ちょっとペース速すぎるのでは・・・、
という訳で、やはり4時30分の子ども塾スタート時には、見事にグミだけなくなってしまいました。
学んだ教訓は、2つ
①子どものグミ好きは予想以上
②何事も中途半端はいけない。
帰り際、
「先生、来週もグミ多い?」と訊かれて、
「来週はふつう。今週はグミ祭りやから。」と応えると、
「えーっ!しょーもなー!」と言われました。