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「起業家」のレールを外れて1年歩いてみて

2008年、25歳でHALOを起業をしてから10年が経ちました。その間に、いくつかの会社の経営にパラレルで関わったり、音楽性の違いにより解散したりもしました。

ただ、活動を一括りにすると「ヴェンチャー」、「スタートアップ」として、「ヒット」するサービスを出し、「スケール」し、ときには「EXIT」するというレールに乗ることが頭の片隅にあったような気もします。幸か不幸か、関わったサービスは一定のヒットをたものもあり、ビジネスとしてスケールし、大きくはないがEXIT(会社ごとではなく、事業売却)したサービスもありました。

その中で、僕はこのサイクルの中で生きていくのか、もっと別の世界を見にいいくのか考えていたのが1年前でした。昨年の3月に、西の方に呼ばれるように、京都で25年来の旧友に会い、高知でイケダハヤト氏の家を訪ね、熊本の南阿蘇で地域の方と交流しました。これまで34年東京で暮らしていた僕には、まだ知らないことが多すぎると思いました。

自由になる決断をしてから1年

ちょうど1年前、高知から博多へ向かう新幹線の中で、これまでの延長を断ち切ること、自分から新しいコミュニティに入っていくことを決めました。

これまでの10年くらい、自分が抱えていた価値観を一部否定することもありつつ、新しい価値観、本当に考えていることに自分の身体をシフトさせていくような1年でした。具体的には、とにかくサービスを作ること、ヒットさせること、大きくすること、という考えを捨て、本質的に自分たちが必要とするものをつくること、時間を共にしたい仲間と過ごすこと、お世話になった方を助けることをテーマにしました。

必要だったインプット

これからの活動のために必要なインプットとしては、下記の3つです。これまで先延ばしになっていたことをまとめてできたのは非常に良い時間になりました。

・日本の文化を学ぶこと

・海外進出への足がかりをつかむこと

・自分より年の離れた方(上も下も)との交流をすること

アウトプットとしての活動内容

一方、自分の中に入れたものをどう形にしていくかを持つ場合にインプットの質が向上するので、一旦身近にある活動をシンプルにし、アウトプット先を考えることにしました。

1.boketeをチームで運営していく

2.あとは決めない

しばらくは娘を毎朝幼稚園に送ってから、嫁と近所を散歩をするという時期を過ごしました。よく老後のようだと言われましたが、あと30年生きられるかという不確実性の高い状況の中で、僕らが今したいと思うことを、先にもってきました。

boketeはチームの活動のお陰で少しずつ運営体制を整え、新しい展開をする準備ができています。その他の生まれた時間でありがたいことに幾つかの会社やプロジェクトからアドバイザーやプロデュース、エンジェル投資のお誘いをいただき参画していきました。これまでしたかった釣りも沢山しました。活動の振り返りはこんな形です。

舞妓のイベントや、セブ島留学、中学生、高校生に向けた授業などをやらせていただいて、だいぶ付き合う人も変わってきた気がします。

この4月からの活動について

昨年から模索してきた自分のスタイルを、今年は磨き上げて一つの形にしていこうと思います。今関わっているサービスで世に価値を提供していくことと、新たに仕込んでいるプロジェクトもあるのでお楽しみに。あくまで、自由に、楽しみながら、複数のプロジェクトをまたいで活動をしていくことになります。

※今週4/5(木)にはたらき方に関するセミナーがありますので、メタップスからMBOしたBUZZCASTの山田さんと、元パンカクでキングコングの西野亮廣さんとレターポットを作っている柳澤さんとそんなお話をしたいと思います。(まだちょっと参加枠あるようですので、お会いできると幸いです)

聞いてみたいことなどありましたら質問箱でも!

ではまた〜。

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