そろそろ東京から離れる時期かと思う〜鎌倉資本主義メモ〜
東京在住35年。
僕は釣りが好きだ。2018年で一番釣りに行ったのは相模湾だが、海と富士山、そしてそのあたりの人達に呼ばれることが多いと感じる2018年後半だった。葉山に移住したミュージシャン、逗子に移住したクリエイター、鎌倉の経営者などなど近くにこんなにもいたんだと気づく。
なぜ東京にいるのか、という問い
これまで当たり前のように東京で学校に行き、仕事をし、2時間以上かけて釣りに行っていたけど、今のスタイルで仕事で打ち合わせがあるのは週2.3回くらい。拠点をどこに移しても大丈夫なんじゃないかと思う。
そして、子供も5歳と1歳。できれば、海や山、空気のきれいなところで自然とすごしたいとも思う。
ということを、最近考えています。
そんな中で出会った本。
鎌倉資本主義に出会う
カマコンバレーを主催するカヤックの柳澤さんがこのタイミングで本を出してくれた。鎌倉でご飯したり、ビジコンで審査員をご一緒させていただいたり、ただサービスが面白い法人というより、法人自体が面白い、面白法人であるのがカヤックのすごいところだと思う。
こんな感じの内容。
富の格差や環境問題が深刻化し、これまでの資本主義が限界を迎えているといわれます。テクノロジーの進化によって、大量生産・大量消費と輸送を前提とした経済システムもまた、大きく変わりつつあります。その中で、地域から始まる新たな資本主義の形があるのではないかと思うようになりました。名づけて「鎌倉資本主義」です。
資本は3つに分類できる。とくに地域環境資本はその土地に根付いているもので、「場所」の要素が大きい。
・地域経済資本― 財源や生産性
・地域社会資本― 人のつながり
・地域環境資本― 自然や文化
・GDPによる経済合理性だけではなく、地域ならではのコミュニティの強さや面白さを資本として測り、豊かさとして再定義できるのではないか。
・アイデアいっぱいの人は深刻化しない
・これからは、所属するコミュニティが家庭、仕事だけではなくなり、「地域」というものが必要になる。
GDPはしばらくなくならないけど、それを補完する価値を持っていくことが大切。30歳くらいまでは資本主義バリバリの価値観だった僕でしたが、ようやくそうじゃない考え方が腑に落ちてきた。今年から、具体的に動き出したいと思う。
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