自分の弱みとその活かし方についての話
先日参加した会で、docomoに所属しながら10社ほどの顧問を務めるスーパーイノベーター、沼田さんのプレゼンにすごくグッときたので、記事にしました。気がついたら、スマホにひたすらメモしてた。
本業がありつつ、その他の活動にシナジーを出していく姿はこれぞハイブリッドサラリーマン、という印象。
障害は個性なんかじゃない
彼は中学3年生の時、脳梗塞で倒れて2年間の寝たきり生活を強いられた。
彼は言う。
障害は「個性」でもないし、「才能」でもない。
障害は困ることが多い。でも、困ることがいい。
イノベーションは、誰かの「困った」から生まれるから。
だから、「困った」が身近にあるのは素晴らしいこと。
障害による困ったは弱点だ。
自分に弱点がないと、助けて!と言えなくなる。自分の頑張りが足りないと思い込んでしまう。
だから、競争する。
想定的な価値観で生きることになる。そして、上には上がいることに気づいてしまう。
すると、自分の頑張りを信じられなくなる。つまんないやつになる。
でも、障害を持つ人には強みがある。
障害を持つ人は、絶対的な弱点がある。だから、人に助けてと言いやすい。
そして、自分でできることが少ないからこそ、できることを絶対的に信じられる。
自分を「信」じて
他人を「頼」れる
それが「信頼」だ
スヌーピーは言った。「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」
自分の持つカードの発見方法
相対は、誰かと比較すること。
絶対は、境界線を明確にすること。
今の時代は、相対で人に勝ってきた人が、自信を失っている。
これまでの成功モデルが崩れたから。
これまでは、自信をつけるには「成功体験を積み重ねる」でよかった。
でも、健全な自信のつけ方が変わってきた。
これからは「根拠のない自信を持つ」ことが必要になる。自己暗示のように。
成功体験を積み重ねても、それがすぐに崩れちゃうからね。
・本が好きなら、読みまくる
・散歩が好きなら歩きまくる
・キャンプが好きならやりまくる
・旅行が好きなら行きまくる
やりすぎると、自分だけのカードになる。
障害を持っている方は、そこに組み合わせるとさらにレア。
何事もやりすぎるだけで、レアな価値になるから、そっちで生きていける。
「できることだけ夢中でやる」
それが生きていく方法。
価値から愛へ
頼ることは奪うこと?
自分は人より多く与えなくちゃいけない、なんて考えていないだろうか。
そうじゃない。
頼っても、奪わない関係をつくればいいんだ。
溢れるほどに価値を注ぐと、それ以上の存在になる。
愛は不可欠。周囲が愛であふれると楽しくなる。
価値から愛へ。
愛をつくったらコンプリートだ。
ちなみに、「ファーストペンギン」を勇気あるペンギンと称える人がいるけど、あれは勇気じゃなくて、後ろのヤツに押されただけだ。
フィッシュボウル形式での質疑応答
金魚鉢形式で、話が進んでいくのいいですね。
Q:やりたいことがみつからないのですが
A:過去を探せば出てくる。ないのに無理やり見つけようとするのはよくない。嘘の目標を追いかけるのはまずい。
Q:沼田さんのやりたいことって何?
A:事業が作りたかった、と11月1日に気づいた。ビジネスにおいてみんながハッピーになることがいい、と気づいた。
Q:原体験はどうできるか?
A:とにかく走りまくって、自分の限界を超えてやってみるしかないんじゃない?どうせ死ぬから、「来た時よりも美しく」って言うじゃない。
Q:自己肯定感ってどうやって高める?
A:コミュニティを増やすといい。もし会社でイケてなくても、別の場所があればそこで自己肯定感を得られる。あとは刺激で埋めると、自己肯定感は気にならなくなる、かも。
以上。
今回の場を作ってくれたパナソニックの木下さん、参加者のみなさんありがとうございました。
そして、スーパーイノベーター沼田さんありがとう。彼とは支援先でご一緒したり、イベントやったりいろんなことを仕掛けていきます。
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