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ミスターフジツーがいた時代

「何言ってるんだよドク。いいものはみんな日本製だよ」
「グッモーニン、ミスターフジツー。オハヨゴザイマス」
というセリフでも有名な「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時代。テロリストが占拠するLA一のハイテクビルはナカトミ・ビルだったし、ロボコップが戦う相手はカネミツ・コーポレーションの最新ロボット=オートモでした。
もう少し前には「ドモアリガト、ミスターロボット」もありました。

今の子どもたちには、かつてこの国がハイテク王国だったことが信じられないようです。

それでも、感覚としては2000年代初めまではまだその名残があったような。
iPodから変わりましたね。世界中が配信・ダウンロードに移行する中、00年代後半から10年代にかけて日本ではAKB時代になりました。
最新のテクノロジーに背を向け、CDパッケージの売り上げを守り、今に至ります。

今やFAXとハンコの国となった日本ですが、ひょっとしたら、これが平常運転なのかも。
80年代の一時期、何故かテクノロジーも経済力も上がっただけで、人々のメンタルは同じはずですから。

あの時代は「アメリカ企業を買収!」「世界市場を席巻!」というニュースが好まれていましたが、それが今では「外国人がOMOTENASHIに感動!」とか「日本のアニメが人気!」とスケールが小さくなっただけで、欧米人が称賛すれば、もしかしたら何でもいいのかもしれませんね。

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