Affinity Designerで折り紙の「やっこさん」を作りました。
今回、私がAffinity Designerの操作を学ぶ上で作ったのは、折り紙で定番の「やっこさん」です。
シェイプツールとグラデーション、他には「ぼかし」など、少ないツールで仕上げました。
「やっこさん」の正式名称は奴(やっこ)であり、江戸時代の武家の下僕のことです。
農民や町民の次男三男の人がほとんどで家の仕事を継げない人が「やっこさん」として武家に雇われ、荷物持ちや雑務をこなしていました。
そのような「やっこさん」ですが、折り紙になるほど人気なのには理由があります。
折り紙の「やっこさん」の顔の部分に注目してください。
宝石のダイヤモンドのような形をしているのが分かると思います。
このダイヤモンドの形は、当時「やっこさん」が着ていた半纏(はんてん)に描かれていた釘抜紋(くぎぬきもん)を模したものです。
釘抜紋は「釘を抜く」の語呂合わせから「苦を抜く」「九城を抜く(九つの城を攻め落とす)」といった意味があり、多くの武士に好まれる縁起紋でもありました。
私もこれから先、この「やっこさん」の釘抜紋の意味を胸に刻みながら、デザイナーとしてスキルアップを計っていきたいと思います。
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