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【2024 S2 シティリーグ ベスト16】Eレギュ最強ホエルオーのすべて【トレカフェス in Kyoto個人オープン勝ち越し】

まずはこの場を借りて、Eレギュへの感謝の意を述べたいと思います。
私がポケカをやり始め、初めて箱を買った白銀のランス以来、そこにいて当然だったEレギュが幕を引こうとしています。
私のデッキ、ホエルオーに採用されているEレギュのカードで1番デッキパワーにかかわるカードはバトルVIPパスに違いないと思っています。
本当にありが……
いや、待て。相手はポケモンが並び、それに引き換え、私は静かな1ターン目を過ごした後に、2ターン目のトップに対し「あと1ターン早くきてくれてもよかったんじゃないか」と言ったことだって少なくなかった。
そうだ、これでよかったんだ。お別れだ、バトルVIPパス。
ありがとう、Eレギュ。さよなら、バトルVIPパス。


はじめに

このnoteは、Eレギュ最末期において私が握っているホエルオーというデッキについて記したものです。
このデッキとともにトレカフェス in Kyoto個人オープン戦、チーム戦、およびシティリーグS2(1/24(水)ジラフル京都店)を戦い抜きました。
私はホエルオーを握り続けており、シティリーグS1のホエルオーについては以下のnoteにも記しています。

ホエルオーというデッキは、なぜか浸透しないのですが、環境デッキともやりあえる、非常に強いデッキです。それを1人でも多くの人の目に留まってほしいと願い、noteにしました。
興味をもっていただけましたら、またHレギュの到来した新時代の中、ともにホエルオーを握っていただけると私としてはうれしい限りです。

デッキ選択

Eレギュ末期は混沌の時代でした。
古代未来の到来以来、トドロクツキexが頭角を現し、テツノブジンexがウーラオスVMAX、エンテイVをはじめとした相方とともに暴れ、テツノカイナexを搭載したミライドンexデッキにピオニーが採用されて後1ごっつあんプリファイが決まりやすくなり、ロトムV採用によって2進化を立てやすくなった結果ピジョットex型の悪リザードンexデッキがtier1に上り詰めつつ、Tordさんの影響を受けたロストカイオーガがCL京都で優勝した一方で、それまでも強かったロストギラティナVSTAR、サーナイトex、ミュウVMAXなどの強デッキがしのぎを削る、という「何のデッキなら勝てる、というわけではないが、何のデッキを握っても勝ちうる」という練度勝負の時代だったと認識しています。
私が1番練度のあるデッキ、それは4月にスノーハザードにてセグレイブとリバーサルエネルギーが収録されて以来9ヶ月以上握り続けてきたホエルオー、そのデッキでした。
ぐだぐだと述べてきましたが、シティリーグS2、Eレギュの最後の最後に私がホエルオーを握ろうと思ったのは、つまりは練度と愛に尽きます。

採用カード

デッキレシピ

正直あと1枚削って3行にしたい

ポケモン

ホエルオー、ホエルコ
メインアタッカーです。ホエルオーはHP200で特性により受けるダメージが-30されるので、ほとんどの攻撃を耐えます。またワザのスペシャルウェーブは素点120点でホエルオー自身に特殊エネルギーがついているときに120点追加で240点が出る大技です。ホエルコはおとぼけスピットやスタジアムトラッシュなしカラミティストームを耐えるHP120であり、上ワザがHP30回復なので盤面が整うまでの時間稼ぎをしてくれます。
ホエルコスタートでベンチにホエルコを置いた場合、前のホエルコがきぜつさせられるとさらに新しいホエルコをベンチに出す必要があるので、最低限のホエルコ3投です。ホエルオーも2枚では足りないと感じることが多かったので3枚採用としています。

セグレイブ、セビエ
水エネ加速要員です。ホエルオーの重たいエネルギー要求を満たしたり、月光手裏剣をうったりと立てば非常に優秀な性能をしています。セグレイブは鋼弱点のためごっつあんプリファイを耐えたり、リバーサルエネルギー1枚で起動するためサブアタッカーとして頑張ってくれたりと重要なポケモンです。セビエはロストマイン対策でHP70の方を採用しています。またカビゴンLO戦を想定して1エネでダメージが出る方を採用しました。
サイド落ちケアしつつ限界まで削った2-0-2採用です。枠があればセビエ3枚目やセゴールも採用したいところですが、そこに安定感を割くよりもより重要度の高いカードが増えてしまったため自然と枠を狭められ続けてきたカードです。

ビーダル、ビッパ
手札を安定させるとともに、ホシガリスとともに山札をぐるぐると参照する重要なエンジンです。最悪はリバーサルエネルギー1枚でテールスマッシュをうつことも検討枠です。ビッパは月光手裏剣を回避できるへっちゃらがおがえらいのでそちらを採用しています。
サイド落ちケアしつつ削った2-2採用です。場面によってはビーダルを2体立てる必要もあるのでビッパ3枚目が欲しいと感じるときも少なくありません。

ホシガリス
ビーダルとともに山札をたくさん引くシステムであり、LO回避もできるためホエルオーというデッキの勝ち筋としてLOを与えてくれる非常に重要なポケモンです。
サイド落ちは飲み込む1枚採用です。

かがやくゲッコウガ
現環境で単体性能として最強のポケモンを選べと言われたら迷わずかがやくゲッコウガを選びます。水エネをトラッシュに落としていつでも回収できるようにすること、山札を2枚引くこと、相手のポケモン2体に90点ずつ与えること、すべてが強いです。
以下の方程式も非常に重要です。

240 + 90 = 330

スペシャルウェーブと月光手裏剣でVMAX、2進化exをきぜつさせる方程式

かがやくポケモンなので1枚採用です。

マナフィ
意外と出さない、一応のベンチ狙撃対策ポケモンです。ほぼ対パオジアンex戦と対サーナイトex戦でのみ活躍します。HPが90以下の進化前ポケモンも多く、月光手裏剣を防ぐことは重要ではあるのですが、ベンチ枠が狭すぎるのでプレイングでカバーできる範囲でカバーしたいところです。サケブシッポでビーダルをとられる動きは渋すぎるので対サーナイト戦では積極的に出していきたい1匹です。
サイド落ちは飲み込みつつ、重要度は高くないので1枚採用です。

ジラーチ
ロストマイン対策の1枚です。ロスト軸のデッキのロストマインでビーダルをとりつつツツジという王道の捲りパターンを防ぐことでロストに対する勝率をぐんと上げた1枚です。クレセリアやチャーレムVも防げるもののベンチ枠が足りないので出しません。
サイド落ちは飲み込む1枚採用です。

グッズ

バトルVIPパス
言わずと知れたEレギュを代表するカードの1枚ですね。魂の1枚採用で、後攻をとってカイ→水ポケモンとバトルVIPパス→3体展開の流れに全力をかけます。
どうせバトルVIPパスの現物は引けません。2024年に入って再び始まったエクストラバトルの日に参加した際、カイと1バトルVIPパスのギミックを採用し、「意外と決まるな」という知見を得たことがすべての出発点でした。エクストラにおいてはボール→ネオラントV→カイなどの流れも存在するので成功率はもっと高いですが、この経由がなくてもカイを初手に持っていることは感覚としてまあまああったので、スタンダードのこのデッキにおいても自然と4投するカイに重きをおいて、バトルVIPパスを減らしてもよい、という感覚を私に与えてくれました。
1枚採用にしたことによりデッキ枠を確保することができ、S1よりもより多くの種類のカードを採用することができました。

ネストボール
カイでひっかける前提の魂の1枚採用です。バトルVIPパスで展開できなかった分を補う働きをしてくれます。ホエルコとかがやくゲッコウガを呼びうるのでレベルボールではなくネストボールです。

ハイパーボール
ビーダルと相性のいいボールです。ハイパーボールが4枚になるとビーダルが立つ確率が格段に上がる(気がする)ので最終的に無理に4投しました。ビーダルが立つとこのデッキのすべてが回りだすので、確定でビーダルを連れてこれるハイパーボールは非常に重要です。ネストボールが1枚しかないのでその他のポケモンを連れてくるのもハイパーボールになります。

ふしぎなあめ
セグレイブを立てるカードです。セグレイブは1試合1回しか立てないのでそういう意味では1枚で十分ですが、サイド落ち、デヴォリューションでのセグレイブ退化に対応するための2枚採用です。

スーパーエネルギー回収
水エネをたくさん回収したいので採用しているカードです。2枚では足らない場面も多いが、本当に仕方なければ1枚切ってもいいという3枚採用です。

カウンターキャッチャー
ホエルオーは「待ちのプレイング」を使用するいわゆるカウンター型のデッキ(サイドを先行してもらって逆転をするデッキ)に対してさらに「待ちのプレイング」を行う、いうなれば「超カウンター型」のデッキです。相手のカウンターキャッチャーを防ぎつつ、こちらはカウンターキャッチャーで的確に相手を仕留めていきたいところです。カイとの相性も抜群です。
ホエルオーの240という打点は、VMAX2体に載せて月光手裏剣で6枚どり、VSTARに載せてデヴォリューションできぜつなど、的確に与えると非常に強力です。今まででは正面を殴るしかできなかったホエルオーが好きなところに240置けるようになったことは勝ちに大きくつながっています。
サイド落ちをケアしつつ、1枚では足りない、2枚目が実際に必要なため2枚採用です。

すごいつりざお
クララの3枚目につき1枚採用です。カイで引っかけられるポケモン回収札なので、単純なクララ3枚よりも対応力が上がっています。ねんきんコロニーのリククラゲに対する対策札でもあります。

ともだちてちょう
逆転を主とするので、ナンジャモをたくさんうったり、ボスの指令を使いまわしたりするのが非常に強力です。ナンジャモは本当に5回必要な試合もあるので必須なカードです。1枚採用です。

ロストスイーパー
基本的に相手のポケモンのどうぐを破壊するカードです。勇気のおまもり付きテツノカイナexのおまもりをはがしてスペシャルウェーブでワンパン、森の封印石をはがしつつナンジャモで妨害といった動きが強力です。2枚目が欲しいこともある1枚採用です。

ポケモンのどうぐ

パニックマスク
残りHPが40以下のポケモンからワザのダメージを受けなくなる、というピーキーな性能をしたポケモンのどうぐです。
始まりはサーフゴーexの対策札でした。サーフゴーexはホエルオーではワンパンできないのにホエルオーをワンパンしてくるポケモンで、ほとんど勝てない相手でした。サーフゴーexのHPは260でホエルオーの攻撃は240だから残りHPは20です。そこで5月ごろに1度採用していたパニックマスクを改めて採用し、実際にサーフゴーexに対して詰ませる動きができることが実戦の中で明らかになってきました。副次的にVSTARに対しても強く働くことが改めて確認できたので本格採用に踏み切りました。またサケブシッポからビーダルやセグレイブを守ることもできます。
必要対面では確実に引きたい、しかも2枚必要、ということで2枚採用としました。3枚目はいらないと思います。

ワザマシン デヴォリューション
特に悪リザードンexに対し強く出られるようになるカードです。ふしぎなあめ経由の進化を咎めて勝ち筋を作っていくことになります。
ホエルオーの240という打点はたねVをきぜつさせるのに十分であるので、VSTAR、VMAXに対しても240点を与えておいてデヴォリューションで回収する流れが疑似的なベンチ狙撃になっており、強力な動きです。
必要な場面で使用したいから、また実際に2枚必要な試合もあることから2枚採用となっています。

サポート

カイ
先ずカイより始めよ。後攻をとってカイで水ポケモンとバトルVIPパスをもってきて3体展開をすることが第1目標です。さらに、ハイパーボールをもってきてビーダルに進化させる、カウンターキャッチャーをもってきて攻撃、セグレイブとふしぎなあめを揃えてセビエを進化させるといった最強ムーブを支える重要なサポートでもあります。
最序盤から使いたい上に、4枚そもそも必要なので4枚採用です。

ナンジャモ
ナン↑ジャモ↓。逆転がメインなのでたくさん手札干渉をするために採用しています。序盤のドローサポートとしても最適であり、リソースを切らずにたくさん引けるのが非常に優秀です。
3枚は必要、4枚目も欲しい、でもデッキ枠ゆえに入らない、そんな3枚採用です。

クララ
クララにクラクラァ。トラッシュから直接手札にポケモンを回収できる非常に強力なカードなのでEレギュのカードの中でも特に思い出深い人も多いのではないでしょうか。特に倒されたマナフィ、ジラーチを即復帰させる動きが強力です。ホエルオーとの相性もよく、ホエルコとホエルオーを回収して、後続のホエルコを置きつつ前のホエルコをホエルオーに進化させる動きができます。かがやくゲッコウガを使いまわし、月光手裏剣を連打するのも楽しいです。
ポケモン回収札は3枚というセオリーが私の経験則の中にあり、1枚をすごいつりざおに回したので2枚採用になります。

ボスの指令
自引きしたゲーチスSARがこだわりポイントです。
言わずと知れた強サポートで、サイド差にかかわらず呼び出せる点、ともだちてちょうで使いまわせる点がカウンターキャッチャーに比べて優秀なので採用しています。カウンターキャッチャーとどちらでも使える状況ならボスの指令を優先して使います。これはカウンターキャッチャーは他のサポートと組み合わせて使うことができる一方、ボスの指令を使用すると他のサポートを使うことができないので終盤のナンジャモをたくさんうちたい場面でボスの指令が腐るからです。本当の締めには使用することがありますが、それはともだちてちょうで戻して使えばいいと思います。
基本的に1回しか使わないので魂の1枚採用です。サポート構成が4-3-2-1なのはたまたまですが、とてもきれいで好きです。

スタジアム

ボウルタウン
ネストボールを削ったので、ベンチ展開札を増強するべくボウルタウンで補っています。相手にも利用されがちなので、もっとデッキ枠があればネストボールを増やして頂への雪道に変えたい……。
ロストシティなどのはがしたいスタジアムに対して引けるように2枚以上、3枚目は手札詰まりの要因になりやすいので2枚採用です。

エネルギー

リバーサルエネルギー
手ばりだけでホエルオーを起動できるようにしてくれる最強特殊エネルギーです。
そもそも4枚使うのですが、サーチ手段がないのでいっぱい引いてカバーするしかないゆえに4枚採用です。5枚欲しいです。

基本水エネルギー
はいどうも。カード検索にひらがなで「みずえねるぎー」って入れると基本水エネルギーだけが出てくる。おそざきです。
2体のホエルオーに水エネ3枚+リバーサルエネルギーをつけると水エネは6枚必要です。また、2枚サイド落ちを許容してもホエルオーに水エネ4枚をつけることができる(リバーサルエネルギーなしで殴る最終手段)ので本当の本当に限界の6枚採用です。自画自賛ですが、水エネ6枚で回せるのは本当の玄人です。8枚くらいある方が安定すると思います。

61枚目

すべて「枠がないから」以上の採用しない理由がありません。どれも強いです。

大地の器
エネルギーに触れにくいデッキゆえ、カイから水エネに触れられるようにするカードです。

ゴージャスマント
対連撃戦を想定して再評価されたカードです。急なHP+100でセグレイブも突破困難なアタッカーになります。

ピーニャ
対ミュウVMAX戦、対連撃戦、対ルギア戦を想定したカードで、かつてこのカードでジムバトル優勝もしたため評価は高いカードです。複数の特殊エネルギーを破壊できるので疑似的なベンチ狙撃として働きます。

フトゥー博士のシナリオ
盤面が狭いデッキのため、望まないポケモンでのスタートなどをケアでき、いれかえ札にもなり、回復札にもなる最強カードです。

立ち回り

基本的な立ち回り

バトル場に置くポケモンは基本的にセビエ→ホエルコ→かがやくゲッコウガ→ホシガリス→マナフィ→ビッパ→ジラーチです。(例外はあります。)セビエは最序盤には必要のないポケモンなので、倒してもらってリバーサルエネルギーやカウンターキャッチャーを発動させる方が強いです。先1タキオンビットでワンキルされにくいHP70であることも偉いです。ホエルコはHPが高いので、ある程度相手にリソースを要求をしながら突破させることができます。ウッウですぐ突破されないのが時間稼ぎになっていいです。同様の理由でかがやくゲッコウガスタートもいい感じです。山札を引けるのも偉いです。しかしながらかがやくゲッコウガはベンチを狭める原因にもなるので、出さないで済むなら出さない方がいいです。ホシガリススタートはしたくない寄りですが、他のポケモンに比べたらまだましなのでこの位置です。ビッパはベンチに置きたいポケモンなので、本当にそれ以外にたねがいないとき以外はバトル場に出さないくらいの認識でいいと思います。ジラーチは攻撃できないので出さない方がいいですが、マナフィは一応殴れるのでビッパをバトル場に出すくらいならマナフィを出したほうがましです。

じゃんけんに勝ったら後攻を選択します。これはサポートのカイを使って水ポケモンとバトルVIPパスをもってきて3体ベンチ展開をする動きがしたいからですが、後攻1ターン目のペパー→バトルVIPパス、エヴォリューションやテツノブジンex採用デッキの後1ヨガループ、後1ごっつあんプリファイなどを阻害したいという狙いもあります。

ベンチ展開の優先順位は基本的にビッパ→ホエルコ→ホシガリス→その他といった感じになります。2ターン目にビーダルに進化させて安定的に展開、準備を進めていきたいのでビッパが最優先になります。ホエルコはHPも高く、ホエルオーに進化できれば時間が稼げるので優先的に立てたいポケモンです。手ばりまでできれば次のターンに攻撃まで行ける可能性もあるので手札にエネルギーがあるときはホエルコの優先度は上がります。ホシガリスはカイで連れてきづらいので置けるなら置いてしまいたいポケモンです。その他は相手次第です。セビエを出せば月光手裏剣が通るようになるから気を付ける、とか、ジラーチはカイで連れてきづらいからもってこれるならもってきたい、とか、展開はできるけどビーダルへの進化ができないからかがやくゲッコウガを置いて山札を引く、とか、いろいろ調整です。

2ターン目はビーダルを立ててホエルコに手ばりをします。これで安定して戦える地盤が固まってくるとともにホエルオーに進化させて手ばりで起動できる準備が整います。手ばり用のエネルギーはリバーサルエネルギーでも水エネでもいいですが、がんばって引いてください。

バトル場のポケモンが倒されてからが本番です。進化手ばりでホエルオーを起動させ、カウンターキャッチャーを添えて確実にダメージを載せていきましょう。大事なポケモンを倒すのもよし、敢えて倒さないでダメージを載せるのもよし、そのときどきです。

対悪リザードンex戦

リザードン側から殴ってきますので、それに備えてしっかり準備しましょう。最初はリザードンがホエルオーをワンパンできないので、その期間を利用してダメカンを蓄積させることに集中してください。まずは殴ってきた正面のリザードンに240、次に他にリザードンがいればそこにも240、リザードがいれば倒す、ヒトカゲが出てきたら倒す、みたいな感じでダメカンを載せたあと、「デヴォリューション!!!」といえば盤面からリザードン一族もピジョットexも消えるのでどかどか殴って勝ちまで行きましょう。リザードは面倒なのでデヴォリューションをする前に絶対倒しましょう。ときどきしぶといリザードンもいますが、2回目のデヴォリューションはさすがに耐えられません。2枚のデヴォリューションをしっかり使って戦いましょう。

対ロストギラティナVSTAR戦

ギラティナをつぶすことに全力をかけましょう。盤面からギラティナを消せばホエルオーの耐久を押し付けたら勝てます。したがってギラティナを出さないプレイングをしてきたら最初は1:1交換から入って、終盤にかけてナンジャモでバグらせながらホエルオーに4エネつけて殴りきりましょう。ギラティナを複数出してアビスシークをしてくる方がうまい立ち回りです。カウンターキャッチャーの危険があるのでギラティナVをとって不必要にサイドを先行しないようにしつつ、パニックマスクをつけてギラティナVSTARに240を載せる立ち回りがしたいです。スターレクイエムをはいてくれたらパニックマスクホエルオーが刺さるのでギラティナを無力化して他をとりつつ、デヴォリューションとかで勝ちましょう。

対サーフゴーex戦

パニックマスクさえ装備できればそれほどしんどい対面ではないです。サーフゴーexデッキの呼び出し札はそれほど多くはなく、いれかえ札はさらに少ないのでパニックマスクホエルオーでカウンターキャッチャーを駆使してすべてのサーフゴーexに240ずつ載せて、デヴォリューションでサーフゴー一族を盤面から消しましょう。コレクレーが盤面にいたら倒してからデヴォリューションをすることにも気を付けてください。オリジンパルキアVSTARがいる場合、パルキアはリソースをはかないので、エネのつき方次第ですが、パルキア優先で攻撃した方がよいと思います。

対ミュウVMAX戦

ホエルオーの耐久は非常に優秀でダブルターボエネルギーつきのミュウVMAXならテクノバスター+パワータブレット2枚でようやくホエルオーが突破できるので耐久を押し付けていく戦いになります。ミュウVMAX2体に240ずつ載せて月光手裏剣かデヴォリューションでミュウを盤面から消すことを念頭に戦いましょう。

対ミライドンex戦

ほぼ勝てません。しかしながら、しっかりと最後まで抗うすべについて述べておきます。まず、テツノカイナexを返せるように全力でホエルコ手ばりでごっつあんプリファイに備え、ごっつあんされたら返しでスペシャルウェーブでテツノカイナexを倒します。できなかったらモココなど逃げづらいポケモンを引っ張って月光手裏剣でベンチを狙いましょう。それを解決されたら、もう無理です。広い心でごっつあんを受け入れましょう。

トレカフェス in Kyoto個人オープン

結果から申し上げますと全8回戦を5勝3敗で勝ち越し、78位の高成績を修めることができました。かなりホエルオーの調子がよく、息が合っていると感じる試合も多かったので、このままの流れでチーム戦、シティリーグも頑張っていきたいと感じました。

78位/369人

サーフゴーパルキア後攻6-3〇

立ち回りの項目で述べたとおりの動きが決まり、サーフゴーex2体に240、オリジンパルキアVSTARに240を載せることができました。パニックマスクの効果を誤認していた(残りHP「30」以下のポケモンからダメージを受けないだと思っていたが、正しくは40以下)相手からのあくうのうねりにより1ターンができたのでパルキアを倒し、月光手裏剣でサーフゴー2体をきぜつさせてサイドをとりきりました。相手も月光手裏剣を通して2体きぜつさせてくる場面がありましたが、うちのデッキはカウンターが主なので焦らず最後まで勝ち筋を追う、ということができました。

赤ロスト先攻2-2(LOにつき投了)〇

実は身内です。じゃんけんに負けて後攻をとられ、少し展開は渋くなりましたが、相手もアクロマの実験を引くのに時間がかかり少しゆっくり準備ができました。あとで聞くと高速でロストマインを決める構築ではなかったようなので、勇気のビッパ2体出しなどは結果的に刺さり、安定してビーダルを立てることができました。ホエルオーを押し付ける展開になってからはかなりしんどそうに山を掘っており、残りの山札が少なくなってきたのでサイド4-4の段階で「相手が大きく動かない限りはサイド3(ツツジゾーン)は越えない」という強い意志をもって番を返し続けました。相手は逆転のリソースが残っていなかったようでLOを悟ったので投了されました。耐久故にLOも視野にあるので、冷静に殴らない選択ができたのは非常に良かったと思います。

赤ツキロスト後攻3-6×

展開は理想通りできたものの、テツノカイナexの起動もちらつくのでもう1体ホエルオーを準備したりセグレイブを立てたりしたいという欲が伝わったからでしょうか、絶妙にエネが揃わず殴りだせないターンが多く出来上がってしまいました。残りサイド4-1の段階でカウンターキャッチャーでかがやくリザードン(相手の場で唯一ホエルオーをワンパンできるポケモン)を呼び出しつつナンジャモをうち相手の要求値をかなり高めたつもりですが、トップとはなえらびでクララとミラージュゲートを揃えられ敗北しました。できることは最終的にはしっかりしたうえで相手の方が強かった、それに尽きると思います。

白ルギア後攻5-3(投了)〇

相手はネオラントVスタートでかなり渋い一方、こちらはカイからの展開を通すことができました。2ターン目かぜよみに対し、2体目のホエルコを着地させて順当に準備を進め、ルギアに240→殴ってきたカビゴンを倒す→ルギアを倒す→ホエルオーを倒してきたミュウexを倒すでサイド5枚を進めました。その過程でみなぎるせんこうのレントラーが着地したので、セグレイブの準備が整っていないこともあり前のホエルオーがレントラーに倒されると間に合わない可能性があったのですが、リバーサルエネルギーのサイド落ちに救われてお相手の投了によって勝ちました。お相手は終始「わからない」と言っておられたので、やはりホエルオーはまだマイナーで、そしてそんなわからん殺しもまだまだ通用するのかなとも感じました。

パオジアン後攻4-6×

相手はセゴールを経由するセグレイブ立てを確実に行ってきて、こちらはしっかりとマナフィを立てつつベンチ展開をしましたが、エネやホエルオーが足りず攻撃に転じられないターンが何回か生じてしまいました。相手がパオジアンexで順当にホエルオーを2回突破してきて、キャンコロ月光手裏剣でマナフィホシガリスの2体どりを通してくるのに対して、こちらはパオジアンを2回とって4枚サイドを進めました。ここでサイドを進めないように相手がビーダルとかがやくゲッコウガに月光手裏剣で載せてきて、かがやくゲッコウガを倒せないと負け、という場面でエネが足りず、クララも引かず、そのまま月光手裏剣で2体どりされて負けました。相手はある程度的確な動きを通してはきましたが、エネルギーをうまく引いて反撃することがもう少し出来たらサイドレースも間に合っていたのではないかと思うので、引き運の部分が強かったのではないかと思います。

ツキカイナ先攻2-6×

バトル場にはジラーチ、手札にはボウルタウンしかなく、ホエルコ1体を置いたところで逆転の目がないのでビッパをビーダルにしてたくさん展開したいと思いビッパをベンチに置きました。相手のベンチにエネのついていないテツノカイナexが出てきたので、ここからはテツノカイナを引っ張ってバトル場に縛り続けて展開ができるまで時間を稼ごうとしましたが、うまくベンチ展開ができず、2回いれかえ札で解決され、テツノカイナにもエネがついてアームプレスを宣言されはじめ、そのまま負けました。最後まであきらめずに相手のLOぎりぎりまで戦い続けたのは頑張ったなあ、と思っています。

ロスギラ先攻6-5〇

じゃんけんに負けて後攻をとられました。ベンチにギラティナが着地せず、草エネも絶妙に見えず、ロスギラと判定するのに時間がかかりました。相手視点、非エクデッキと踏んでのギラティナを出さないプレイングだったと思いますが、ホエルオーの耐久を押し付けつつキュワワーを狩って足を奪い、最後の最後にギラティナVが出てきましたがナンジャモで相手の手札を1枚にしてホエルオーを突破できないようにして勝ちきりました。

パオカイナ後攻6-5〇

相手はカイオーガスタートで初動がかなり渋かったので、こちらもゆっくりと準備をすることができました。ようやく前に出てきたパオジアンではありましたが、こちらは超カウンター型のデッキ、めちゃくちゃ待ちつつ、相手のサイドをとらないように月光手裏剣で相手のセグレイブとビーダルに90点ずつ載せてから動き始めました。パオジアンでサイド1枚、その後テツノカイナexを2回起動されて4枚サイドを進められましたが、セビエを狩り、テツノカイナを倒し、カイオーガを呼び出して縛り、デヴォリューションを決めてセグレイブとビーダルをきぜつさせてセグレイブラインを枯らすことに成功しました。最後に前のカイオーガをスペシャルウェーブでとって勝ちました。

トレカフェス in Kyotoチーム戦

127位/139チーム

チームメンバーにグソクムシャexを使う人がいたので、グソクムシャGXのGXワザから名前をとりました。

アルセゲンガー後攻6-5〇

滑り出しは低調で展開に時間を使うことになりましたが、なんとかパニックマスクつきホエルオーを押し付けてアルセウスVSTARの動きを封じつつ、ゲンガーVの段階で倒すことができたので、デヴォリューションでアルセウス2体をきぜつさせて勝ちきりました。チームとしては1-2で負けました。

ミュウ後攻0-4(たね切れ)×

普通に回っているミュウに対し、展開で完全にこけてそのままたね切れで負けました。チームとしては1-2でした。

ロストカイオーガ後攻4-6×

互いに普通に回り、普通に進行していましたが、テツノカイナexの起動で逆転される場面でナンジャモを引き込むことができず、ごっつあんプリファイで負けました。チームとしては0-3でした。

ピオニーミライドン先攻0-6×

じゃんけんに負けて先攻をとらされましたが、初手でビッパとホエルコを置いてホエルコに手ばりまでいけたので一応ワンチャンスはありました。しかしながらリバーサルエネルギーを引かず、ごっつあんプリファイ3回で負けました。チームとしては1-2でした。

ムウマージ後攻2-6×

ムウマが見えた時点で展開をゆっくりしてダメカンが乗るペースをずらそうとしました。セビエが倒されて、リバーサルエネルギーが発動する段階になったものの、ビーダルはすべてサイド落ちしていて山札を引けず、リバーサルに触ることができませんでした。そのままゆっくりと負けていきました。チームとしては0-3でした。

ロスギラ後攻6-4〇

相手のスタートはギラティナVでキュワワーが1体も出せず、かなり渋い展開でした。こちらはカイで展開でき、次のターンのサポートはナンジャモをうとうと思っている中での相手のナンジャモ→アビスシークでかなり助かりました。相手が動き出すまで待ち続け、盤面を整えてからパニックマスクホエルオーを押し付けてギラティナの動きを封じ、勝ちきりました。チームとして2-1で勝ちました。

シティリーグ 2024 S2

待ちに待ったシティリーグ、ここで勝てばすべてが許されるような気がする、そんな戦いでした。結果を申し上げますと、勝てばトナメという最終戦を負けてしまい、12位、ベスト16という結果に終わりました。Eレギュのホエルオーの集大成として戦い抜けたことはとてもうれしく思いますが、日ごろから善行を積んでよりよい結果に結び付けられるようにしたいと思います。次こそはトナメ、そして優勝をつかみたい……!

12位/56人

パルキア古代闘後攻6-4〇

対戦準備をしていて、たねポケモンがかがやくゲッコウガしか手札にいない、カイも手札にない、絶望……という状況下で、突然ジャッジの方が話しかけてきました。どうやら相手の方がデッキ登録をしていなかったらしい。去っていく対戦相手、私はもしかして、勝ち……?
いいえ、マッチングが改めて行われて新しい対戦相手が決まりました。ただ、対戦準備はやり直せるようで、今度はホエルコスタートでカイも手札にあるという完璧な滑り出しになりました。相手は1マリガンでオーリム博士の気迫と水エネ、闘エネが見えたので、チヲハウハネ、スナノケガワexを基軸とした闘ポケモンデッキであることが予想されました。このとき一番警戒していたのはスナノケガワの特性で場に闘エネがたまり、何かをされることなので、スナノケガワを優先して倒す方向に意識を向けました。
相手のスタートはスナノケガワ、ベンチ展開をしてエネをつけて、2ターン目にはオーリムを絡めてスナノケガワの攻撃でホエルコが倒されました。これに対し、手ばりでホエルオーを育て、スナノケガワを倒しました。それに対し相手はオリジンパルキアVSTARを育て、攻撃をしてきたので、パニックマスクホエルオーを押し付けてパルキアに240載せました。これを突破するためにチヲハウハネがねっしょうどとうでホエルオーを削り、デヴォリューションでホエルオーを倒しました。その間にとったサイド1枚と、この反撃でセグレイブを立てて月光手裏剣でチヲハウハネとパルキアに90ずつ与えてとったサイド3枚でサイドをとりきり、勝ちきりました。

ロスギラカイナ後攻2-6×

ベンチにホエルコ、ビッパ、ホシガリスを置いたうえでナンジャモをしたものの、完全に事故ってしまい、ビーダルに触れられなくなってしまいました。おとぼけスピットをホエルコが耐えることから時間稼ぎをしていましたが、サイドを2枚渡しながら、手札がどんどん細くなってきました。魂のすあなにかくすで1枚引いたそのカード、「ビーダル」……!ここから反撃が始まろうというタイミングでテツノカイナexが起動させられ、ダブルターボをはってごっつあんプリファイがとんできました。ダブルターボつきテツノカイナのごっつあんはホエルオーもビーダルも耐えるので、無視するか悩んだうえで、「後ろをとられたら負けになるから」という判定でテツノカイナを倒しました。返しでスターレクイエムがとんできたのでパニックマスクホエルオーでのロックが決まるはずでしたが、ボスで敗北。

ミライドン後攻6-2〇

ネオラントVスタート、サンダーに手ばり、エンド。かろうじてミライドンであることはわかったものの、あまりに相手の動きが渋くてこちらも警戒しつつ動かざるをえませんでした。バトルVIPパスを素引きしてホエルコ、ビッパ、ホシガリスまで展開できたものの、手ばりができない中でカイでホエルオーとハイパーボールをもってきて次のターンの動きに備えました。相手のターン、ピオニーで森の封印石とビーチコートをもってきて森の封印石でミュウex展開、ここからミュウで手札を安定させながら展開が進みました。サンダーにより前のホエルコが倒され、エネが付いていないホエルコを前に出して、ホエルオーに進化させてそこに手ばりをしました。盤面にホエルオーを倒せるポケモンがいないのでホエルオーの耐久で押し切るつもりで動きました。しかしながら、次のターンにはテツノカイナexが盤面に着地し、エレキジェネレーターを回し始めたので焦りました。ところがどっこい、1回目のエレキジェネレーターは不発、ピオニーでもってきたエレキジェネレーター1枚(様子を見るに1枚サイド落ち)でテツノカイナに2枚雷エネをつけるも、手ばりまでいけず、ホエルオーが生き残りました。バトル場には2エネと勇気のおまもりつきテツノカイナ。次のターンにホエルオーにリバーサルエネルギーをはることができ、パニックマスクホエルオーでテツノカイナを無力化しつつ盤面にちりばめられた学習装置を起動させないように立ち回りました。次のターンはそれを避けてカウンターキャッチャーでミュウをとり、出てきたサンダーをとって、月光手裏剣でテツノカイナとモココを倒して勝ちきりました。

トドロクツキ後攻6-3〇

バトル場にホエルコ、サポートも他のたねポケモンもなし、相手はスタートモルペコで明らかにトドロクツキex、命運尽きたか、と思ったそのトップ、「ハイパーボール」。かがやくゲッコウガをもってきてのかくしふだでナンジャモを引っかけ、最低限の展開につなげることに成功しました。ホエルコとかがゲコの2体を差し出して準備をし、トドロクツキを2体とガラルファイヤーVを倒して勝利しました。

サナ後攻1-6×

バトル場にホエルコ、手札にはナンジャモしかない一方、相手はラルトス2体とそこに手ばりをして終了。おそらくはレベルボールで進化させてミラージュステップまでの流れを抱えているので「いっぱいバトルVIPパス引き込んで事故ってくれ!」と願い、ナンジャモをうちました。結果は
・ふしぎなあめでサーナイトex進化
・超エネ2枚巻き込みながらの博士の研究
・その先でふしぎなあめでアルカナシャインサーナイト進化
予想を大きく上回る速度で動いてきたので、間に合わない感じがしました。
間に合いませんでした。
ベンチ展開がほとんど進まず、サケブシッポでベンチのホエルコが狩られ続け、まったく動けないままサイドが進み、ようやくマナフィとホエルオーまでたどり着いた時には残りサイド6-2。そこから相手を崩すことはできず、そのまま敗北しました。

おわりに

はっきり言いたいと思います。

めちゃくちゃ悔しい!!!!!!!!

ホエルオーはベスト16で収まる器じゃないんですよね。次はさらにパワーアップしたホエルオーで優勝をつかみたいと思います。
だから今回はただ、ありがとう、とEレギュの集大成となったこのデッキに対し、想いを込めてnoteとして残しておこうと思います。

さあ、次はどんなデッキにしようかな。

HgnnnL-P3BStp-nQLHin

普通にマスターボールで強くないか?プライムキャッチャーとの相性もよくないし、これでいいかもしれない。

なんて思いながら、次のHレギュを心待ちにしています。

最後に、たくさん練習に出かける私を支えてくれている身近な人、戦術、構築を最後まで議論してくれたちゃんぽんさんをはじめとした友人たち、そして、このたくさんの連戦を勝ち抜き、大きな結果を残してくれたホエルオーとこのデッキへの感謝の気持ちを込めて、この記事を締めさせていただきます。


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