もう少しだけなんとかならない?に返す言葉
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個々最近、宿泊業界の売上低迷で、Webサイト運用のお仕事にもある現象が見られてきた。
出した見積もりに対して、もう少しだけなんとかならない?
というクライアントからの返し。
しかも数万円のバナーレベルのものに対してである。
1000万なら、わかる。稼働を効率よく回せばペイできる可能性がありから。
だが、3万とか稼働を2hくらいのものに言われると流石に感情が走る。
どういう予算取りしてるんだよ。と
上記のような言葉は全くの定量的要素はない。
・もうすこし
・なんとか
・ならない?
この3ワードを聞いて、感情しかないことは明確だろうに。
その時の自分の気分に左右された言葉ではないだろうか。
ちょっと高いと「感じた」から出た発言。
私は15年ほど大阪でWeb業界でお仕事をしていたので、上記を聞いて
あ、東京でもあるのかwと懐かしさを感じてしまった。
大阪では日常茶飯事だから、スキミングが欠かせない。
この担当者は値引きをしてくるから、20%載せた金額で最初にだして、割引に応じてプロパー金額で受注する、のような流れ。
制作で必要な
・だれが
・いくらで
・いつまでに
を決めずに会話だけが流れるほど後々不毛と感じることはない。
定性には定量で返すべき
スタッフからなんとかならない?とクライアントが言ってるのでどうしたらいいですか?とアドバイスを求められた時は、こう返している。
なんとかならない、理由を明確な数値で返す。例えばこんな会話
クライアント:「すみません。この50,000円の修正の見積もりですが、もうちょっと。。なんとかなりませんかね?」
ウチの担当者:「?。なんとかということは後どれくらい金額が下がればこちらの修正のお見積りは決裁していただけそうでしょうか?」
クライアント:「。。そうですね。。。(無言)。えっと、10%くらいは可能でしょうか。」
ウチの担当者:「10%ですね。それでは27,000円でお出しすればこちらの修正の決裁をしていただけるということで問題ございませんか?」
クライアント:「そうですね。多分大丈夫だと思います」
ウチの担当者:「(多分っっって、、なにが目的だよ。金額落とすのが目的なのかよ)」
なかには、業者に対して金額をへらすことがクライアント担当者の目的で、それが偉いこととして企業内で認識されていることもあるほど。
実際に経験したことがある。
感情に凹凸しているほど不毛なストレスはない
クライアント担当者とやりとりしていると、メールだけでも節々にそのニオイが伝わってくる。
まあ確かに、私も以前は上司から、
「交渉はしたのか!?業者から出た見積もりをそのまま受けてどうする!」
と言われたことはある。
初回取引なら理解できなくもないが、あくまで他社との見積もり比較をして強み・弱みを表にするレベルまで情報の精度を叩いてからの発言だ。
金額で定性的な発言をされたら、全て数値を出してお互い取り掛かるべきだ。
我々運用している側からして、定量的なところで明確にしているのは
・担当の時間単価(¥)
・この見積もり内容にかかる時間(h)
以上だ。人に対してかかるから、金額を削るということは人の給与を削るということなのだ。
発注者も仕入れ金額を抑えて、粗利を出したいのはわかるが、
安かろう・悪かろうで最終しんどくなるのは、発注者である。
自分のBlogにも掲載しているのでぜひ読んでいただきたい。
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