【漂白剤の種類】

漂白剤は2種類に分けられます。

1,酸化型
汚れを酸素と結びつけることで色素を除去。
2,還元型
汚れから酸素を奪うことで色素を除去。

酸化型は次亜塩素酸ナトリウムや過酸化水素などです。毛染めの原理などはわかりやすいので説明すると、不対電子(ラジカル)はたいてい2ずつ対になっています。そこを、活性酸素がぶった切ってメラニン色素を漂白します。
酸素の力で色素を切り離しているんですね。
それと同時に酸化染料がぶった切られたラジカルに酸化して色がつくわけです。

還元型は、ハイドロサルファイトなどです。
サビなどが非常にわかりやすいのですが、サビは元々鉄鉱石という石を燃やして酸素を抜きます。それで出来上がった鉄をコーティング加工して様々な形に変わっていくのですが、自然の原理で鉄は酸素とくっついて元に戻ろうとして酸化鉄になります。それがサビです。
なので、サビは還元することで落とすことができます。
酸素を抜くことで色素を除去しているんですね。
余談ですが、鉄は鉄鉱石、銅は黄銅鉱、アルミニウムはボーキサイトと呼ばれる鉱石からできています。

そう考えると、毛染めには何を使って漂白するか・・・

浴槽のサビはどうやって落とすか紐解けますね!



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