巨大なモニュメント建築はもう古い
新国立競技場の目の前に立つと、さすがに圧巻です。設計は、おのずと知れた隈研吾さんです。
◆当初のコンペ案
当初は『ザハ・ハディト』案が採用されました。しかし、紆余曲折あって、再コンペの折に隈さん案が採用された経緯があります。私は、正直に言うとザハ・ハディト案を実現してほしかったと、ちょっとだけ思ってしまうんですけどねw
競技場単体で見たとき、これくらいのインパクトがあり、誰もが『す、すごい・・・』と唸ってしまう建築デザインは、コンペでも採用されやすいのでしょう。しかし、計画案の高さが75Mもあり、自分たちの先祖が造り上げた明治神宮界隈の景観の意味というものを、まったく無視してしまっているものでした。再コンペになった時、隈さんは『なるべく建物の高さを低くしたい』『地元の自然素材を使いたい』という2点を考えたそうです。単純で地味ですよね(笑)。
◆新国立競技場のテーマ
隈さんの新国立競技場は、やり直し前に75メートルだった建物の高さを、緻密な構造計算を重ねたことで、49メートルまで下げることができました。神宮外苑の杜にすっぽりはまる高さです。また、木造建築は現在、世界の建築シーンで大きなトレンドになっています。日本は関東大震災(1923年)で木造の都市が燃えてしまったトラウマがありました。でも、ここ20年の間に進んだ技術革新はめざましく、コンクリートと同程度の耐火性を持つ木材が、登場しています。それによって、大型の建築を木造で作ることが夢ではなくなりました。さっそく、神宮外苑の杜に存在する新国立競技場にも採用しました。
巨大なモニュメント建築という古臭い考えではなく、神宮外苑の杜(もり)の一部として、競技場も人々の記憶に残っていく、というあり方がいいと考えました。新国立競技場の敷地では、高度成長期に埋め立てられた渋谷川を、もう一度地表に流すことも計画しています。建物の形がどうだ、ということ以上に、周辺の環境が市民に開かれ、持続性を持って次代につながっていくことが大切だと思い、そこにも力に注いでいるそうです。
◆これからの環境、建築、デザイン
『持続性を持って次代につながっていくことが大切』というこの発想、すごく重要だと思います。これまでの建築は、日本は特に都市計画の歴史がほとんどないため、環境に配慮した、とか地域に根差した、といった発想がありませんでした。建築が出来ることで環境にどのような影響を与えるのかを考慮し、たんなるモニュメント的、派手で自己満足な作品作りに終始した建築の在り方をそろそろ見直す時期がすでに来ているのです。
誰のために、何の目的で、地域貢献できる、地元発展のための、建築や施設を考えなければいけません。
そんな発想を少しだけ持って当社で開発したのが、the SSAW hostel Shibuya Yutenji です。『和』を感じる癒しデザイナーズ空間です。季節を感じ、伝統を感じながら、ほっと一息つける場所をつくりました。
ぜひ、HPや You Tube をチェックしてみてください。
◆the SSAW hostel Shibuya Yutenji
(ザ・エスエスエーダブリュ・ホステル・渋谷祐天寺)
【予約は下記から】
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/179938/?l-id=top_C_history
【HP】
http://ourspace.wardrobehostel.com/ssaw_yutenji/
◆Instagram
https://instagram.com/osonoe_masami?r=nametag
◆動画でチェック
【新規ホステルのご案内】https://youtu.be/GCImUMEvmCw
【館内のご紹介】https://youtu.be/yuH2mr4efAI
【祐天寺駅からホステル】https://youtu.be/yWAaQ3TJV2Y
【周辺のCafé, 飲食店】https://youtu.be/r8_ZkAw3juo
【個室のご紹介】https://youtu.be/b88_fL6KiqM
【ダブル・ツインルーム体験】https://youtu.be/O5KRS-H39yo
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