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チンパンジーでもわかる【集合分析】

始めに

皆さんこんにちは、Osnelavです。
今回お届けさせていただくこちらの記事、及びに今後随時発行しようと考えている「〇〇の極」では、ハンドレビューと並んで座学の中心とも言える
【集合分析】を題材にしています。

集合分析に関しては、既に多くの教材があり、
日本語のものでも非常に有益なnoteが多数あります。

上記のものだけでなく、他にも様々な方の有益な情報が存在しますが、

この集合分析、一つの大きな欠点があります。
それは、
大多数のプレーヤーにとって、めちゃくちゃとっつきにくく感じる
ということです。
始めてしまえば僕のように、全くデータ分析やコンピューターに詳しくないプレーヤーでもある程度使える(もちろん上述のトップレベルの分析には全く及ばない分析です!)のですが、
最初は、なんか非常に難しく見えるし、大変そうだし、
ノートを読み始めて、この人たちすごい!自分も使いこなせたらすごくレベルアップしそう!という事はわかっても、

この人たち、凄すぎて、つらい


で結局ソルバーを買ったけど、「集合分析は、もう少し色々わかるようになってから!」
となる方が多い気がします。

上述のような最先端とも言える情報の発信者の方々は、
概ねプログラミングや数学的な素養が多分にあり、
仮説を立て、それを検証する
という事に非常に長けた方々が多いです。
その為に集合分析のデータを、まるで自分の手足のように自在に動かし、図解し、仮説を立て、検証しており、
そういった素養がない僕のような人間からすると、
まるで魔法で遊んでいるように見える、といった事が大きな理由なのではないかと思います。

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なので、その呪文の唱え方を教えていただいても、途中で理解できなかったり、理解が十分でなかったりするために、
放り出したくなってしまうのではないかと考えています。

しかし、こういった雲上の方々の分析に、比肩できる一つの集合分析の方法があります!(怪しい雑誌の後ろページの広告のようです。)

それは、
圧倒的なサンプル数でのごり押しとソーティング、です。

サンプル数が多ければ、結果の類似性が見つかりやすくなり、またその統計的な信頼性も高いため、
トップレベルの方のように様々な手法を用いてデータを操らなくとも、
ある一定の知見を得ることができます。

これには、以下に引用する日本の頭脳の粋、maspyさんも太鼓判を押してくださっています。

今回、Omnibusメンバーで1755flopを豊富な設定のソリューションとしてそろえたため、
これを使えば圧倒的な物量作戦で、数学的・プログラミング的な素養が少ないプレーヤーでも使用可能な、信頼性の高い「傾向と対策」の赤本が出来上がるのではないか、と平凡の極みプレーヤーのOsnelavは考えました。

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ですので今回、結果から得られる「規則性と考えられるもの」を羅列させていただく、といった非常に安直なノートを出させていただきます!

それに先立ち、今回の記事では、今まで集合分析を行ったことがないプレーヤーを対象に、集合分析を世界一わかりやすく解説する内容となっております。
実際の集合分析結果の詳細な説明に関しては、次回以降のノートで説明していきますので、
既に集合分析をやったことがある方は今回の記事はそっと閉じていただき、次回以降のnoteを読んでいただければと思います。

Remind

最初にお断りしておきたいのが、
僕がお話しする内容は、他のZoomagaメンバーや、上記・それ以外にも多数の世の中の尊敬すべきポーカープレーヤー・数学者等が、大変な労力とアイデアを以って成し遂げている独創性・高尚なアイデアあふれる記事とは違い、
単なる結果の羅列
愚直に与えられたデータを並び替え、傾向を読み取り、単に提示し、
「そういうものだとして」暗記していきなさい、という、なんとも泥臭い内容になっております。

内容としては
①Solver的なフロップのCB頻度がまだあやふやな方
②集合分析をしたことがあるけど、得られたデータの使い方がよくわからない方
③集合分析をしたことがあるけど、サンプル数が少なく、膨大なデータでも自分の想定した仮説を肯定するに足る結果になっているか知りたい方

を対象として想定しています。

ですので、おそらく「もう知ってるよ!」「こんな内容当たり前だろ!」
という有識な方も読者の中にはたくさんおられると思いますが、そこはご了承ください。

できるだけわかりやすくデータを説明・整理していくつもりですので、暗記の補助としてご一読いただけましたら幸いです。

Material and Method

BTN vs BB 2Bet Potにおいて、1755flopを用いたflopのIP側のCB頻度の集合分析を行いました。
データベースとして、今回Zoomaga Storeで販売しているソリューションパックを使用していますので、設定について知りたい方や自分で分析や結果の検証をしてみたい方は下記リンクをご参照ください。
Zoomaga Store
設定について 

本ノートの目的・本ノートを読む上での注意点

本ノート、及びに今後随時お届けする予定の「BTN vs BB 2BP:〇〇の極」編の目的は、どんなフロップが出ようとも
「ああ、これはこのサイズが多いボードだ」
出来れば「このサイズとこのサイズの2サイジングだったな、こっちはこの1サイズだけでOKだったな」
更に出来れば、「このサイズが〇〇%、こっちのサイズが〇〇%くらいだったな」
という風に、実戦で即座に判断できるレベルになることです。

もちろん、よりデータ分析やプログラミングに長けた魔術師達は、集合分析結果を用いて、
独自のグラフを作ったりクラスタリングを行い、より高次元の分析を行うことが可能なのですが、

僕のようなそういった夢のようなスキルを持たないプレーヤーが行うべきは、
ただただ愚直に結果を見て、ソートして、類似性・共通点を見つけ、そしてそれを圧倒的なサンプル数に裏付けされた、不変の真理として覚えやすい形で覚える
事です。

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また本ノートの注意点として、規則性を重視するために、
細かい頻度やカードの違いは無視することがあります。(それが正しいかどうかはわかりませんが。)

例えば、「JとTが出た時で、10%位頻度変わってるけど、Osnelav一緒くたにしてんじゃん。そんなことで良いの?」
わかりません。すでに無視した時点で均衡解ではないので、無視しちゃいけないかもしれないけど、覚えやすいようにそうしているだけです。

おそらくパウンドフォーパウンドになるためには、より厳密に突き詰めていかなければいけないのかもしれませんが、
それは皆さんがそれを目指すレベルになった時にご自身で取り組んでいただければ良いことですし、
その頃にはこんな一中堅レグが書いたノートなどに頼らずとも、ご自身でそういった座学ができる能力が身についていることと存じます。

How to 集合分析

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