「売りたい」から「伝えたい」へ。
今年6月からオンラインで参加している講義「言葉の企画」。
第6回の課題は:『自分の企画』→未来の自分を企画する
「あなたはどんな企画をする人になりますか?」
というもので。
どんな企画、か…。
ちょうど半年前の5月、ドキドキしながら言葉の企画の申し込みをしていた時の「志望動機」を、改めて見返してみた。
人に、お客さまに、納得してお代金を払っていただける商品を作りたい。
打ち出したい。です。
…確かに書いた。
今振り返ると、その当時は商品企画をしていたこともあって、いかにして売るか・買ってもらうか、だけを考えていたように思う。
民間企業勤めなので、売って・買っていただいてなんぼ、の世界であることは間違いない。
会社が利益を上げて、社会に還元したり貢献したり、その上で自分にも少しおすそ分けをもらったり。
でも、今読み返すと、ちょっとだけ違和感を感じる。
「それも大事だけど…」
それから今日まで。
「言葉の企画」の事前課題で、講義で、課外活動で、
・伝えると伝わるの違い を考えたり
・見つけてもらえるための努力 の小さな第一歩を踏み出したり
・同期企画生の課題や発言、考え方 に刺激をもらったり
…何度も何度も、気づくチャンスをもらった。
うちの会社も、いい商品やいい企画、あると思うんだけどなぁ。
社外に、良さを発信できてるかな。
社内を、ちゃんと巻き込めてるかな。
評論家は、要らないな。
「自分なら、どうしたいかな。」
一方で、私の所属する業界はというと。
・冬のボーナスをカット
・xxx店舗を閉鎖
・xxx人を削減
・xxx商品を設定中止・見直し
・xxx億円の赤字
・xxx専門学校、トラベル科の募集を停止
…毎日毎日、暗い話ばかり。
若い子たち、心折れてないかな。
それでもまだ、将来この業界を目指そうっていう方、いてくれるかな。
何か、彼らの背中にそっと手を当てること、できないかな。
「ひょっとしたら…こういうこと?」
うちの会社が、世間に見つかる努力を、もっとしたい。
この業界が、世間の皆さんにもっと必要とされるように、旗を増やしてみたい。
もし、それでもこの世界で食べていこうと思う人がいるなら、その人たちを支えたい。
そのために、
伝えたい。
伝える努力をしてみたい。
これが今現在の、「自分の企画」。
この世界の楽しさを。
増やしたいなぁ。
みんなが楽しく思ってくれる、その瞬間を。
伝えるために、今日も背筋を伸ばして。
少しずつ、でも一歩ずつ。西へ。東へ。