ノルウェーでの山登り体験
山登りというと、Miley CyrusのThe climbという曲を思い出す。
中学2年生の時ニュージーランドに交換留学をした時、ホストシスターがハンナモンタナにハマっていて、私もすぐに虜になった。
今では他の曲は全く聞かなくなったが、The climbだけはたまにSpotifyで聴いている。
That sometimes Im gonna have to lose
たまに負けてしまうことだってあると思うけど
Aint about how fast I get there
「どれだけ早くたどり着けるか」とかじゃないし
Aint about what's waitin on the other side
「どれだけ結果が出せたか」とかでもないわ
Its the climb Yeah
大切なのは登り続けることなの
引用 ティモシーDiary
今回の山登りはまさしくこの歌詞のようだった。
私はノルウェーのルフォーテン諸島にあるTjeldbergtindという山に登った。(写真の北にある★マーク)
そもそもこの山に登ったのは、現地に住む知人がこの山は比較的登りやすいから!と言ってくれたから。片道一時間半の道のりは都会に住み慣れた私にとってはとても簡単とは言えず、何度も諦めそうになった。
途中疲れ果て足を止めたくなったけど、妥協したら終わりだと思い黙々と登り続けた。
ちなみにこの旅行に来る前に、パートナーの両親が、「ルフォーテンはノルウェーで山登りの事故が多い場所の一つ」と言っていた。なんでそんな怖いことを言うのと思ったけど、今はそのアドバイスをとてもありがたく感じた。焦らず一歩一歩慎重に、進み続けた。
そしてようやく私たちは、グランドキャニオンのようなごっつい岩に囲まれた頂上にたどり着いた。
下を見たら遠くに小さい道路にありみたいな車が走っているのが確認できる。
恐怖心を抑えながら下から前に目線をあげるとこれぞノルウェー!と言える絶景が広がっていた。
ノルウェーに来て一年が経としているけど、よく考えたらコロナのせいでノルウェーらしい自然な場所を訪れていなかった。
雄大な自然に囲まれると自分の悩み事なんてちっぽけに感じるとよく言うけれど、きっと目の前の景色の綺麗さに圧倒されて日常抱いている悩み事なんてすっかり忘れてしまうのだろう。
たまにはこうやって日常を離れて、非日常の景色を楽しむことも必要。
だって人生は、「どれだけ早くたどり着けるか」じゃないし「どれだけ結果が出せたか」でもないから。