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EU(欧州連合)の組織について
European Union(欧州連合)略してEU(以下EU)と呼ばれているが、ヨーロッパ=EUと思っている人が多いと思う。
ヨーロッパじゃなくてもEUに加盟していない国もあるし(スイス、デンマーク、チェコ、ノルウェー等々)他にもEUを離脱した国もある(イギリス)。
じゃあ、EUって何っていう話。どういう理由で加盟していて、どんなメリット、デメリットがあるのか。私の住んでいるノルウェーはどうして加盟していないのか。
それを学ぶEuropean Studies(欧州研究)という学問の修士を専攻している。
自分でも忘れてしまうことがたくさんあるので、今日は、欧州連合の組織についてざっとまとめてみた。
複雑だから、European Studiesって学問があるほどだけど、まとめてみても、やっぱり難しい。
日本でも、国の権利は法律違反を罰したりする司法権、法律を定める立法権、法律に沿って政策を実行する行政権)の三つの権利(三権分立)に分かれてるように、EUにも大きく分けて四つ権力をもつ組織で構成される。
ー最高意思決定機関ー
EU理事会(The Council of the European Union)
EUの主要な立法、意思決定機関の一つ。EU予算の承認と、欧州委員会が交渉した国際協定の承認などを行う。代表は、政策分野ごとに応じてEU加盟国の大臣が代表して出席する。
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ー政治政策機関ー
欧州理事会(European Council)
EU理事会と名前がややこしいが、これは各EU加盟国の大統領または首相で構成され、「EUの大きな政治方針」を決める場。年4回ベルギーのブリュッセルに集まる。ベルギー出身のシャルル・ミシェルが議長を務める。多くは全会一致で決められる。
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ー立法機関ー
欧州議会(European Parliament)
国ごとに直接選挙で選ばれた代表が議会を運営する。欧州議会は唯一直接選挙がある機関でもある。今年6月に選挙があった。ロベルタ・メツォラが議長を務める。
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ー行政・執行機関ー
欧州委員会(European Commission)
EUの行政を担う機関。法律を作ってEU理事会と欧州議会に提出する。ウルズラ・フォン・デア・ライエンが委員長を務める。
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今回はエネルギーにまつわるものでした。
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