人は「環境」と「遺伝」の奴隷。
「環境」と「遺伝」の奴隷とは少々表現が強いですね。でも、普段は意識していないこの2つの要素が、自分に与えている影響は極めて大きいんです。
まずは「遺伝」について
「遺伝」は所与性のもので、自分で選ぶことが出来ません。その遺伝子の発現の優劣や欠損の有無を呪っても無意味ですね。残念ながら。こればっかりは定め・運命なので。もちろん、生まれてから多種多様な外部刺激により、変異が起きることは知っていますが、基本は変わらないものと考えていいでしょう。
でも、自分の遺伝の特性を知ることには意味があります。得意なこと、不得意なこと、遺伝の影響を受けているはずです。
何度、文字を読んでも理解できなかったのに、音声で聞いたらすぐに理解できた。なんてこともああるかもしれません。全てを遺伝の要因にすることは出来ませんが、自分の遺伝の特性を理解しておくことは有効だと思います。
次に「環境」について
環境という言葉は、意味の範囲が広い言葉なので、
日常生活で接する「人」「場所」「情報メディア」としておきます。
なぜ、これが重要かというと
人の価値観って環境にめちゃくちゃ依存してしまう
からです。
私は、仕事でシリコンバレーによく行っていました。最初は「やっぱりシリコンバレーにいる人達は、スーパースターだらけでスゲー!!!」と感動していました。でも、多くの人達と接していく中で、皆さんがあまりに似た価値観になっているので、これはシリコンバレーという環境が、その人達をスゲー人にしているんだと理解しました。(もちろん、元々能力やマインドセットが高い人達が集まっているという大前提がありますが)
だから、環境を選ぶことが大事なんです。
あなたは、どんな環境で育ってきましたか? どんな環境にいますか?
「人」:誰と一緒にいますか? 誰と話していますか?
「場所」:どこに住んでますか?どこで働いてますか?
「情報メディア」:何から情報を得ていますか?
環境を、自分で整えることは出来そうですよね。
大前研一さんの人が変わるための方法
時間配分を変えること。
住む場所を変えること。
そして付き合う人を変えることである。
自分を変えることは出来る。
でも、どうなりたいかは、自分で決めるしかない。自分で考えるしかない。
とか言いながら、そんな小難しいことを考えずに、その瞬間瞬間をHAPPYに過ごせて、一生を終えられたら最高だと思っている。