形から「考える」 強炭酸水レモン
今の時代は「自分の頭で考えることが大事だ!」「自分で考えて行動しろ!」と言われている。アタマがいいとされている経営コンサルや大学の教授、その他、有名になった人たちの本でもよく見る。確かに大事そうな気はする。ただ「考える」って行為は、意味の範囲が多くで、どうもスッキリしない。
なので、身近な物を対象に、どんなことを考えられるのか、ひたすら書いてみることにした。
映えある最初の題材はセブンイレブンで売ってるコイツにした。
「STRONG 強炭酸水レモン」
なぜ、これを題材にしたかって?
それには深い理由がある。
私がダイエット中だからだ。
炭酸水は食欲をごまかすのに持ってこいだ。
そして、たまたま目の前にあったからだ。
「浅えな」と思った人。浅い・深いは主観ですから。
俺は深いと思った。ただそれだけ。
「うぜぇな、こいつ」と思った人。
それは、あなたの主観だ。きっと、正しい。
とにかく、早速、考えてみよう。
まずは名前だな。
うん。どれが商品名だよ!
「強炭酸水レモン」ってどういうことだ。
末尾にレモンだと、分類上レモンだと勘違いしてしまうじゃねーか。
せめて、強炭酸水とレモンの間に文字間隔をあけろよ!
って、思ったら、、、、、、あいてる。わずかに。
このスペースに
「俺はレモンじゃない!炭酸水のレモン味だ!」
のメッセージを感じる。デザインした人、メッセージ受け取りましたよ。
強炭酸水ってのも、気になる。
強いと言ってるからには、基準があるんだろう。炭酸の強度の指標は知らんが、あるなら明示してほしいところだ。でも、強い・弱いも主観だからいいのか? いや、しかし、景品表示法とかにもあるしな。「主観です!」で押し通れるとも思えん。数字での強さを示してほしいところだ。
そして、更に問題なのは
の文字だ。パッと見た感じで、一番に目に入ってくるのは、この文字。
「俺は強者だ。弱者は黙ってろ。」とでも言わんばかりの文字。
でも、これは明らかに、サントリーの『ストロングゼロ』を意識してるでしょ。サントリーが、セブンイレブンと組んでるのかなぁーと思って、裏面を見たら、、、、、、、、
「アサヒ飲料株式会社」
完全にやりましたね。
これが飲料メーカーの血みどろの戦いなのか。
同等と模倣をかます姿は、ある意味、STRONG!
ラベルをさらっと眺めたら、考えるどころか、突っ込みを入れ続けてしまった。。。 ペットボトルの形のデザインとか、色使いとか、生産工程についてとか、色々考えたことを書こうと思ったけど、力尽きた(飽きた)ので強制終了。やっぱり書くことは難しいなぁ。
※開封してしばらくしてから、飲んだらもはや炭酸は抜けていた。STRONGではなく、そもそもレモンでもない。コイツに俺は言いたい。「お前は何者だ?」と。