日記0829

【夏休み27日目】

10時頃起床。相変わらず二度寝してからが長い。

今日はなんだか本当にぼーっとしていた、というかモヤモヤしていた。まったく心当たりがないので多分そういう日なのだろう。勉強するも途中で集中力が途切れるのでいつか古本屋で買って積んだままにしていた梶井元次郎の『檸檬』が目に止まりそれを読んだ。美しい(作中の言葉で言うと詩美な)表現が多いなと感じたし、所謂近代文学作品にはあまり触れてこなかったのだが格好良い文体だと思った。それと同時になんだかおかしな気分になった。何か変な影響を受けてしまった気がする。

脳がしびれる感覚。洗濯物取り込もうと思ったのにベランダで5分くらい曇り空眺めてて自分でもおかしいなと思った。どんよりと立ち込める暗雲を見ていて、ひどく抽象的だけど今夜ミサイルが飛んできて死ぬんじゃないかみたいな漠然とした不安感に襲われた。音楽を流してみたりしたけどそれは拭えなくて、外にでも出て気持ちを切り替えたかったんだけど犬の散歩行こうにも父は映画を観るばかりで付き合ってくれず(2匹のうち1匹の足腰が弱っているのでひとりで行くには大変)、17時頃までこのもやもやと格闘していた。

母が今日は忙しいとLINEでぼやいておりかつ残業でおそらく不機嫌で帰ってくることがわかっていたのでそれまでに家のことを済ませておきたかったのに父の協力は得られず妹は一日中クーラーの効きすぎた自室で眠りこけていたので私はひたすら洗濯物を畳んでいた。どうにかなりそうだった。ストレスではなく今日という日が嫌なものになりませんようにと祈っていた。

そろそろ頃合いかなと下に降りて様子をみたら父はエンドロールを前に寝落ちしていたのでもういいやとなって一人で散歩に行った。帰ってきたら起きていたみたいだがここでひとりで行ったことを(皮肉を込めて)押し付けがましくいったり非難すると十中八九不機嫌になるので余計なことは言わない。
母の帰りが遅いので何か作るかなと思い立ち(父は何か買ってくると言ってたが見たらまた寝落ちていてその気配が一切ない)冷蔵庫にあるもので作ろうとしたが普段料理をしないせいで献立が全く思い浮かばず絶望した。でもこのまま帰宅して夫も娘も眠りこけて家のことやってません!だったらきっとカンカンだろう。私だって嫌気さすし。だからせめて自分だけでも手伝う意志があることを示さなければならない。で、適当に夕飯作ったら母が喜んでくれたので不機嫌最悪ぐちゃぐちゃの家庭にならずに済んだ。

家族の機嫌が悪かったり誰かが声を荒げていたり喧嘩していたりという家族の不和が嫌だし(大抵私は当事者でないのにその空間にいるというだけの理由で巻き込まれる)本当に不快な気分になるんだけど、そうなる前に私が尽力すればそれなりの成果になることはわかった。が、なんで私一人がここまでやって、自分のことを後回しにして父の晩酌にも付き合ったりして他人の機嫌取りしなきゃならないんだ?という気持ちにもなった。今日は日曜日で母以外全員休日だったのに家事は全て自分一人でやっていた。おかしくないか?

今日でなんとか資格の教本を一通り通読できた。明日からは動画で復習しながらそろそろ過去問に手をつけたい。

自宅での勉強に限界を感じてきたので明日は図書館行きたい。しかしおそらく70%くらいの確率で面倒になって出かけないのでそうしたら『パプリカ』か『The Witch』を観よう。

追記:嘘ついた。本当は資格勉強の教本最後まで終わらなかった。残り十数ページで30分もあればすぐに終わる量なんだけど、本当にダメだった。懺悔します。明日午前中までには終わらせます。この時間(25時19分)まで一体私は何をしていたのでしょう。本当に無駄だね。

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