日記0329🌸☕️
【春休み60日目】
8時過ぎに起きる。今日は午前中に母と出かける約束をしている。朝目が覚めたときまず思ったのが「もう少し寝ていたい」だったが(昨日結局あのままバイサマを最後まで見たので寝不足だった)、動くのめんどくさいをなんとか押し退けて、1時間弱で準備して、朝食も食べずに9時ごろ出発した。
まず行ったのは蕎麦屋。蕎麦巡りは母の趣味だが、私自身も影響されて最近は外出の機会があれば比較的よく蕎麦を食べるようになったと思う。紅生姜天ぷらのお蕎麦で、紅生姜がたっぷり入っていたのでさっぱり食べることができた。美味しかった。
それからまた電車で数駅分移動して、行ったのがお洒落な内装の喫茶店。絵画が飾ってあったり、インテリアも素敵で、なんというかクラシックな趣でめちゃくちゃ好きな雰囲気でした。写真が下手すぎる。
サンドイッチと、ホットオレンジなるものを注文する。サンドイッチはナスとモッツァレラが入って美味しかった。それに加えてホットオレンジが本当に良かった。温かいレモネードみたいなイメージなんだけど、果実から?搾りたてで(それが売りのお店だったと思う)、なめらかでざらざらですごく美味しかったです。
食事を終えて店をあとにすると、隅田川沿いを少し歩いていった。桜は満開で、かつ並木道となっいたので撮影に向いた日かと思いきや、今日は全体的にどんよりとした曇り空であまり映えないなという印象だった。桜自体は本当に綺麗なんだけど、真っ青な空をバックに撮りたいというのがあり、花冷えもあり、お花見には向かない日だった。
一応、アップで撮ることで背景を誤魔化してみたがやっぱり爽やかな青さが足りない気はした。桜が散ってしまう前にリベンジしたい。
午後から説明会だったので昼には帰宅して、またいつもの平日へと戻っていった。
夕食時のニュースを見ていて、未だに情勢は不安定なままであるが、もう以前ほどの精神的不安はないことに気がついた。夜中にツイッターを見て恐怖で眠れなくなったり、気が狂いそうになることは。
そうなってしまったことが、何というか怖い。現在進行形で戦争をしている国があるというのに、結局私にとっては他人事に過ぎなかったのだと。最初の頃は積極的に情報を集めていたが、精神衛生の問題で少し距離を置いて以来、無関心へと変わっていっている気がする。こんな非常事態に「慣れ」てしまっていることが歪だなと思う。戦争に巻き込まれるのは無辜の国民たちだというのに。自分たちだっていつ同じ立場になってもおかしくないのに。
太宰治の『人間失格』を読み始めた。「第一の手記」まで読み進めた印象だが、めちゃくちゃ面白くてびっくりした。陰気な作品だと思っていたけれど、自分にとっては一番"近い"題材があった。
自分は葉蔵のように「道化」を演じることはできないが、人間に対する不信とか、そういうものは何となくわかるような気はした。ただ私は食事は好きだし彼のように裕福な家庭ではないので、その部分で俗に染まっているというか、あそこまで浮世離れはしていない、と信じたいものだが。すごく共感する部分が多くて、でもこの共感は別に理解ではないんだよ。何かをわかった気になるのは烏滸がましい。だって同じなわけがないし。相互理解なんてものはまやかしにすぎないと、最近の情勢を見ていて特に思う。人間が理性的な生き物なんて間違いだから。
今日は9916歩だった。夕方の時点でもうすぐ1万行きそうだったけど、寒くてもう外には出たくなかったので歩数稼ぎはしなかったが、最終的にここまで迫るんだったら1万歩目指しても良かったかなと思う。あと84歩でもらえるはずだったカードに思いを馳せる。…いやまあやっぱいいかな、うん。