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イブキちゃんの聖書入門 #6「聖書は非科学的?」


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「はじめに神が天と地を創造された。」
(創世記 1章1節)

聖書に書かれてある内容は、果たして本当に非科学的なものなのでしょうか?​

聖書は「永遠のベストセラー」と呼ばれています。近年の世界の年間総分布数は、約4億冊と言われており、『ONE PEACE』や『鬼滅の刃』を含め、他の書籍を圧倒しています(ハリー・ポッターシリーズ全7巻の総発行部数で約4億5000万冊)。またこれまでに約2200以上の言語に翻訳されており、更に約1500の言語への翻訳が現在も進行中です。

もし聖書が、科学的検証に耐えきれない、時代錯誤な神話のようなものであるのなら、ここまで人々を惹き付けることはないでしょう。科学者がよってたかって吟味しても、「非科学的だ」と簡単に切って捨てられる書物ではないから、21世紀の今日に至るまで読み継がれ、更にその影響力を強めているのではないでしょうか。

故スティーヴン・ホーキングやリチャード・ドーキンスのように、確かに「神はいない」という立場を貫く著名な科学者もいます。
しかし、一方で、「神はおられる」と確信し、研究に取り組んでいる科学者も多数存在します。
例を挙げれば、『ゲノムと聖書』の著者であるフランシス・コリンズ、オックスフォード大学の数学教授であるジョン・レノックス、ガリレイやケプラー、ニュートンなどの偉大な科学者も、「神が宇宙を創造した」という上記の聖書の言葉を信じているクリスチャンでした。
(ちなみにアインシュタインも、クリスチャンではありませんでしたが創造主である神を信じていました)。

このように、聖書は非科学的どころか、むしろ科学的です。現代科学の礎を作った科学者たちに支持され、その科学的発見に貢献してきた事実があるのです。
そもそも、科学とは「既に存在する自然界の観察・分析」です。
つまり科学的営みの本質とは、「万物の第一原因者である神」の創造の結果に対して、「科学」というラベルを貼って確認して行く行為なのです。
それは聖書を信じる科学者にとっては、神を讃える礼拝ともなり得ます。

聖書は確かに「科学的な言語」を使って書かれた書物ではありません。しかし、科学が創造主である神の業の痕跡を辿るものであるならば、その神が人に宛てて書かれた聖書を信じる信仰と科学とは矛盾しないのです。
その視点を持てば、少なくとも、科学的営みをもってして、宇宙を造られた神を否定しようとすることは、論理上、不可能なことであると言えます。何故なら、既にその科学者の目に映っている世界が、神の存在を証明しているからです。

神の存在を信じている科学者は、確かに「神は存在する」という前提のもとに科学的営みをしています。
しかし同じように、無神論を信じている科学者も「神は存在しない。するはずがない」という前提に立って、その前提を証明しようと科学に取り組んでいるのです。
ですから、例え聖書が示す創造主の存在を肯定するような科学的発見がなされたとしても、無神論者はそれを否定的にしか取り扱いません。否定的前提に立つ限り、そこからは否定しか生まれて来ないのです。
つまり、どちらも「信仰」によって、自らの見ている世界を決めていると言えるのです。

神は常に、あなたがその与えられた信仰心をどこに傾けるかを見ておられます。
「神を求める世界」か。
それとも、「神に背を向ける世界」か。
​今、あなたの目はどちらに向いていますか?

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大城TED /漫画描きクリスチャン
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