マガジンのカバー画像

イブキちゃんの聖書入門

87
クリスチャン女子大生、イブキちゃんを取り巻く日常のお話です。 また聖書の内容について解説していますので、漫画、聖書にご興味のある方は是非ご一読ください!
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

イブキちゃんの聖書入門#23 「個人的終末論⑥ 死者の場所(後編)」

イブキちゃんの聖書入門#23 「個人的終末論⑥ 死者の場所(後編)」

⭐︎今回は「死者の場所」の後編です。
前編(#20)と中編(#22)でご紹介した、13種類ある「死者の場所」を表す用語の残りのものを、全て見て行きたいと思います。

(↓前編はこちら)

(↓中編はこちら)

★8:ゲヘナ⭐︎ゲヘナとは、ヘブライ語の「ベン・ヒンノムの谷」(「息子の谷」という意味)をギリシャ語に訳した言葉。

⭐︎旧約聖書の時代では、悪王によって人間(子供)の生贄が捧げられていた。

もっとみる
イブキちゃんの聖書入門#22 「個人的終末論⑤ 死者の場所(中編)」

イブキちゃんの聖書入門#22 「個人的終末論⑤ 死者の場所(中編)」

⭐︎今回は「死者の場所」の中編、ということで、前編(#20)でご紹介した13種類ある「死者の場所」を表す用語の、残りの12種類の内、6種類を見て行きたいと思います。

(↓前編はこちら)

★2:ハデス⭐︎「死者の場所:よみの世界」を表現するヘブライ語「シオール」を、ギリシャ語に訳した言葉。

⭐︎旧約聖書の時代において、信仰者が死後に行く「良い場所」も、不信仰者が行く「悪い場所」も「シオール:ハ

もっとみる
イブキちゃんの聖書入門#21 「個人的終末論④ 地獄は誰のためにある?」

イブキちゃんの聖書入門#21 「個人的終末論④ 地獄は誰のためにある?」

⭐︎本来であれば前回からの続きで、『個人的終末論④ 死者の場所(後編)』を解説したいところだったのですが、「地獄」というテーマを考えた時、どうしても語っておきたいトピックがありましたので、今回は個人的終末論の番外編として、「地獄は誰のためにあるのか?」についてお送り致します。

★カルヴァン主義⭐︎今から5年ほど前のことですが、私はとあるアメリカ人宣教師の紹介で、テキサス州ダラスにあるダラス神学校

もっとみる
イブキちゃんの聖書入門#20 「個人的終末論③ 死者の場所(前編)」

イブキちゃんの聖書入門#20 「個人的終末論③ 死者の場所(前編)」


★普遍的な問い⭐︎「人は死んだらどうなるのか?」

それは人類が普遍的に持ち続けて来た関心事の一つであり、故にその渇きに近い問い掛けから、これまで実に多くの宗教、哲学、思想、文芸作品が生まれて来ました。
「宇宙を知りたい」「人類、生命体の起源を知りたい」ということに端を発する科学的営みも、実のところ、その欲求の源を遡れば、この文学的とも言える探究心に行き着くのではないでしょうか。

霊的なものの

もっとみる
イブキちゃんの聖書入門#19「個人的終末論② 地獄ってあるの?」

イブキちゃんの聖書入門#19「個人的終末論② 地獄ってあるの?」


★スピリチュアルブームの闇⭐︎私が聖書に出会う前、今から10年以上前のことですが、世の中はいわゆる「スピリチュアルブーム」で、「スピリチュアルカウンセラー」と呼ばれる人たちがテレビに出て、出演するタレントさんの前世やら守護霊やらを霊視(カウンセリング?)する、というような番組が幾つかありました。
そのような中で、確か「死んだ家族や友人と交信する」という企画も存在したかと思います。

明らかに視聴

もっとみる