わたしがレースを編む理由
はじめまして。かがいと申します。
レース編みを使ったコスチュームジュエリーを作成しています。
2018年12月にネットショップをオープンすることに至りました。
それにつきまして、このnoteを情報発信や商品のこだわりを記録する場にして参ります。
あと個人的な理由ですが、文章を書くことに対しての苦手意識も払拭していけたらいいな、とも思っております。
つたない文章とは存じますが、お付き合い頂ければ幸いです。
さっそくですが、この記事のタイトルにしている
「わたしがレースを編む理由」
結論から言ってしまいますが、
①繊細なレースが好き
②わたしにしか出来ないものを生み出したい
この2つに尽きます。
①について。
いつから好きだったのか、もう思い出せません。
レースを纏ったお姫さまが出ている絵本だけ、ページが取れてしまうほど、何度も何度も読んでいたことを覚えています。
家のピアノのホコリよけ目的にかけていたレースを身体にまきつけて、ドレスのようにして遊んだりもしていました。
かぎ針のレースに関しては、母に心得があったので基礎を教えてもらいました。
はじめて編んだのは、小学生の頃。
アクリルたわしでした。
その課程で縫製にも興味を持ち、服飾の専門学校に進みました。
卒業後はアパレルメーカーに入社し、現在も企画・デザインの仕事をしています。
でもやっぱり、わたしは編むことが好きです。
レース編みにも様々な技法がありますが、
わたしは19世紀フランス貴族の間で流行したタティングレースという技法を得意としています。
これはハリが出る編み方なので、大きな編地を作るよりも、ドイリーか、ワッペンのようなワンポイントのモチーフを作成するのに向いています。
気軽に身につける方法として、わたしはコスチュームジュエリーに昇華させています。
ひとめひとめ、同じ力加減で、丁寧に。
出来上がったものも好きですが、作り上げていく時間が何よりも好きです。
②について。
わたしは現在、アパレル企業のデザイナーとして働いています。
わたし個人の名前が表に出ることはほとんどありません。
いち会社員なので当然です。
デザインして何かを作ることが好きで、それを通じてわたしが生きた痕跡を残したい。
本来なら実名で活動したいところですが、会社員ということを考慮し、
かがいという名前で活動しています。
かがいという名は、12歳の時に自分で作ったHN。
ミドルネームと言っても過言でないほどわたしの一部になっている名前です。
実際、レース編みをしているということを発信し始めたら、関わる人が増えてきました。
自分の好きなことに真っ直ぐに走っている、尊敬すべき友人たちにも恵まれました。
彼らに恥じない自分でいたい。そんなこともモチベーションに繋がっていきます。
レース編みを続けることは、デザインの幅だけでなく、人生の幅を広げることだと実感しています。
まだまだ拙い、荒削りの部分が多いわたしですが、ひとのこころに残るような作品を作れるよう頑張っていきます。
お付き合いいただけると幸いです。
かがい
ご祝儀はこちらからお願いいたします!