蛙化現象について
流行語となりつつある 蛙化現象 というフレーズ。
今回はこのフレーズについて、憶測おばさんことサピエンス高橋がめちゃくちゃ憶測を立てていくというエピソードになります。
私がこの言葉を知ったのは中学2年生くらいの頃。
好きな人ができづらいので、なんなんだろうと思って色々調べていたところ、この言葉を知りました。
本来の意味だと、好きな人に自分に対して好意を向けられると気持ち悪く感じる といった意味でしょうか。
条件が確定していますね。
ちなみに、私はなんとなくこの気持ちがわかります。自分に興味を向けられるの嫌なんですよね。 でもこれは好きな人に限ったことじゃなく、誰であっても興味を持たれると冷めます。なんか気持ち悪く感じてしまいます。
まあそれはいいとして、今流通している「蛙化現象」の意味だと「冷める」のほうが適切かなと思います。
理想像とのズレに冷める みたいな、それが今の若者たちが抱く「蛙化現象」の真意ではないでしょうか。
えーこちらをご覧下さい
この人の主張については触れませんが、蛙化現象の誤用が起こる理由について言及していこうかなと思います。
若者たちの言っている、「蛙化」のエピソードを聞くと誤用だということは一目瞭然ですね、「蛙化現象」には条件が確定していて、例外がないので。
こう、誤用しているバカに嫌悪感を抱くのはよくあります。私も書き言葉と話し言葉を混同する人には呆れます。
しかし今の若者は恐らく本来の「蛙化現象」の意味として使っている意識は無いと思います。「冷める」の言い換えとして使っているだけで、誰も本来の意味として使おうという意思はないのではないでしょうか。
ではなぜ誤用する若者が絶えないのか。
仮説があります。それは、"ことわざとして認識している"ということです。
現代で誤用されているもののほとんどが、「好きな人が自分の理想にそぐわない言動をしたために気持ちが冷める→蛙化現象」ということだと思います。
例えば、目の前で財布を出されると蛙化なる〜とか。フードコートで自分探してる姿みると蛙化〜とか。
今ではSNSの拡散力によって「蛙化」としての第二の意味が通じるようになっているので、彼らの中では誤用にはなっていないのです。
人間関係において「共感」という行為は、円滑にコミュニケーションを取り、友好な関係を築けるひとつの方法として選ばれていると思います。言い易さ、伝わり易さに合わせて面白さがあると尚良し。(内村は光良)
「それな」とか「陽キャ」とか「ライブ参戦」とかも、同じような分類だと思います。言いやすく少しユーモラスで、且つ、知らなければ意味が通じないような秘密の合言葉のような特別感が、若者同士の絆を深める手段になっているのではないでしょうか。
「塵も積もれば山となる」という使いやすいことわざは、現代で「チリツモ」と言われるように、「蛙化現象」がことわざ化しつつある今、「異性にされたら冷める行動」は「蛙化」と言って良いのです。
以上、全て憶測でした。ありがとうございました。
敬具
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