ビビリの星の王子
スリゴロのニャンも可愛いし、ツンツンの子も愛しいという猫愛に溢れたみなさま、こんばんは。
横浜の保護猫カフェ、ねこカフェおむすびです。
ビビリやシャーシャーな子もそれはそれで可愛いけれど、そうなってしまうまでにどれだけ怖い思いをしてしまったのかと考えると早く緩ませてあげなければと思ってしまいます。
ガブガブしたり甘え方が攻撃的、くらいなら可愛いなとだけ思えるのですけどね。まあ、可愛くても痛いんですけどね。
おむすびでのビビリといえば、Twitterで #ビビリなおかか のハッシュタグで紹介していたおかか君。
先日ずっとのおうちを見つけて卒業しました。
紹介の記事にも書きましたが、お外で怖い思いをしてとってもビビリな子でした。
初期はこんな。
こんな。
怖くて暴れる、隠れる→ごはんに釣られてお世話の時近づくようになる→手持ちのお皿からごはん食べる→→→ごはん中顔ナデナデさせてくれる→→→→ごはんおねだりでスリスリしてくる→→→→人間の近くでゴロゴロするようになる→→→→→→→→→→→→→→→→→ごはん関係なくみなさんが触れる子になる
ざっくり書くとこんな感じでした。
矢印の数だけ時間かかりました。
ちなみに保護から最後の過程まで約3年かかりました。中1の子や高1の子が卒業してしまうくらい。
なかなか長いやんけ。
おかか保護時はおむすびが開店準備をしている頃でした。
オープニングメンバーなのです。
8ニャンでスタートして、おかか含め3ニャンが怖がり過ぎて暴れたり攻撃したりする子でクレート待機組でした。つまり出ている子5ニャン。
その状態でよくオープンしたよね、開店時の私ハート強いなって今でも思います。
おかか以外の待機組の #シャーシャー鉄子 と #裏ボスのてら は先にお家をみつけて卒業していきました。
鉄子はまだガンガン殴る頃から傷つくりながら距離縮めてくれた男性のおうちへ。
てら君は触れない頃から会いに来てくれていたご夫婦のお家へ。
触れる子になって、しかも仲良しのニャンが出来たら一緒に迎えてくれました。
どちらも今とても幸せそうです。
そして今回おかか。
実は触れる子になるずっと前から一緒に暮らしたいとのお話いただいてたんです。
ニャンだって?
実際に迎えるまで時間はかかってしまったけど、その間におかかが人馴れすすめることも出来たし、とても良いタイミングだったんだと思います。
オープン時の激シャー組3ニャンが時間かかったけれどみんな卒業しました。どんなビビリな子も殴る子もお家見つけることが出来るんだな、幸せになれるんだな。おむすびやってて良かったな。
鉄子卒業でシャーシャーの殴る子でも愛してもらえると知って、てら卒業で引きこもりでも可愛いことに気付いてもらえると知りました。
そしておかか卒業で、ビビリでも大事に見守ってくれる家族がみつかると知れました。
まだお外にいるたくさんのビビリ猫に教えてあげたい。
君が怖がって逃げまどっている人間の中には、君の運命のお家に繋いでくれる人がいるかもしれないんだよ。
たった一度の餌やりで捕まえようとする人はもしかしたら悪い人間かもしれない。でも君を暖かい室内に迎えたくて何度も足を運ぶ人間のことは、信じてちょっと託してみるのも良いかもしれないよ。
おかかはビビリ猫の希望の星。
だから、幸せになってね。
おかか、おめでとう。
ビビリだった君も強くなった君も大好きだよ。
元気でね。
またね。