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最近思うこと#3

ふと、幼稚園生の頃に自分の塗り絵だけ壁に飾られなかったことを思い出した。

幼稚園の時間にみんなでバラを塗り絵する機会があり、私は塗り絵が大好きだったためワクワクしたことを今でも覚えている。しかし、次の日幼稚園に登園すると何故か私の絵だけ飾られていなかった。先生に聞いたところ、「普通でないから」と言われた。そのとき私は一色ではなく、せっかくだからと黄色、赤色、青色と数色混ぜてバラを塗った。それがどうやらだめだったらしく「花を塗るなら一色で塗らなくちゃ」と言われてしまった。

今思うとこれが私が普通にこだわるようになってしまったきっかけかもしれない。
普通にこだわるというのは異常にみんなと同じでいることを嫌がることだ。

実は私はアメリカの幼稚園に通っていたため、人種は関係なくさまざまな人と小さい頃から接してきた。もちろん、幼稚園でも国や人種に囚われることなく友達を作った。アメリカはそんなさまざまな人種が交わる場所である。そんな国でも、「普通」と違ったら排除されるのだ。

最近よく「自分らしくいること」「普通と言う言葉の呪縛」というものが世間でも謳われるようになったけど、その普通の基準は人それぞれとなればなるほど自分の価値観を押し付けることになるのではないか。自分らしく=自分の中の普通を作り、相手を排除することではないのかと悩む日々。

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