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アメリカの大学院生活記録①

大学院で映画を学び始めて1ヶ月が経った。
渡米する前はひたすら日本に帰ることを考えていたけれど、学校で時間を過ごしてみるともちろん忙しさでそんなことを考えている暇はなくなり、気づいたら10月になっていた。毎週課題に追われ、寝る間も惜しんで考えた作品でも魅力がなければ教授にも認めてもらえず、芸術の世界は厳しいなと改めて感じた。

若干挫けそうになりつつも、やはりそんな環境で毎日刺激を受けられることは楽しい。
日本にいた頃は挫折というものを経験したことがなかったけれど、アメリカに来て経験してみて初めて自分の中で挫折とは何かを言語化できるようになった。今までは「失敗」という漠然な考えだったものが、今は「自分が得意だと思っていたことがそうでもなかった」ことを知ったときとはっきりと私の中で形になった。

大学を卒業したら学ぶ機会は確かに圧倒的に減ったけど、まだまだ新しいことを吸収したり自分の考えが変化する状況をこのまま楽しもう。

あとそろそろお金も無くなってきたのでアルバイトを本格的に探さなければならない。

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