2024.0701 免許更新
免許の更新へ行く。
前回ここへ来たのは5年前。
月日の早さを感じる。
これから先も警察の運転免許課から更新通知のハガキが届くたび時間の流れを実感するだろう。
1番後ろの隅の席で色んな種類の後頭部を眺めながら講習を受ける。思えば学生時代から窓際の1番後ろの席ばかり好んでいた。背後に誰かいることが落ち着かないし、いざという時にこそこそなにかできないのが嫌である。
顔写真を撮る。普段メイクをしないことが多いせいか、うっかり眉毛も書かずにすっぴんで来てしまったことに気づく。初めて免許の写真を撮ったときは、いつ誰の前で身分証の提示を求められても正々堂々提示ができるようにメイクをしたせいで目元が真っ黒だった。2度目の写真は反省を生かして薄化粧で挑んだけれど顎を上げすぎた気がした。そして3度目は29歳女のすっぴんである。ここに力を入れる必要はない。
無事に更新が終わったその足で諸々の手続きなどをしに行った。早速ほかほかの運転免許証を提示した。免許証の写真と自分の服が同じであることが少し恥ずかしかった。カーキ色のTシャツで、胸元には「you make me happy」と書かれている。
おしの沙羅