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世界一暮らしやすい街
メルボルンって世界一暮らしやすい街らしい。
わたしが以前、語学留学、ワーホリに向けていろいろと調べている中でそういう情報を見かけた。
確かに住んでみると、ある程度治安はいい。
だけど、やっぱ日本人は舐められる。特に女。
わたしが以前住んでたシェアフラットのオーナーはインド系の男で、彼は「一緒に住むなら日本人女性がいい」と日本人の女性にだけ物件共有サイトで声をかけてた。
わたしもその内の一人だった。実際その物件の家賃はビル込み週200ドルと格安、スーパー、トラムストップも徒歩圏内と、条件がとても良かったのと、わたしの他にも2人の日本人女性が既に住んでたことから、そこに入居することに決めた。
その住み始めは平和だった。ルームメートも優しいし、オーナーともこれといった問題なく平和に過ごしていた。
ただ、3ヶ月経った頃から、オーナーがすごく神経質になりだした。
「ドアは静かに閉めろ」「夜ぺちゃくちゃ喋るな」「この時間以降は料理をするな」「真夜中にうろちょろするな」…
住み始めたころと同じような生活をしてるのに、わたし達の動きを以前とは違ってコントロールしようとしてくるようになった。
しまいにはその1ヶ月後、わたしはオーナーから家を追い出された。理由は「11時以降喋るなって言ったのに喋ったから」。
わたしは思った。二度とオーナーが住むフラット、日本人ばっかり集めたがるフラットに住むもんか。
彼がなぜ日本人、しかも女性ばっかり集めた家で暮らしたかったのか、実は薄々分かってた。日本人は言いたいことがあっても言わないからコントロールしやすい、そしてみんな基本的に英語が下手だから。あと女性ならもし喧嘩になっても向こうが勝てる。
ただなぜわたしが住み続けてたかと言うと、物件の条件がわたしにとってとても良かったのと、その頃わたしは約1ヶ月後に一時帰国を控えていたから。
オーストラリアのシェアフラットはだいたいどこも最低滞在期間があり、通常それは4ヶ月。
だからそのとき引っ越そうとしても、たった残り1ヶ月の滞在で住まわせてくれるところなんてそうそうない。
彼はそれをわかってああやって強気で言ってきたんだと思う。
幸いその後、わたしは知人のツテで1ヶ月の滞在先を見つけることができたけど、引越し当日のあのオーナーの言い草は忘れられん。
「いつでも遊びにおいで、ルームメートと喋りに来てもいいからね」
死ね、と思った。言わなかったけど。
わたしが出ていった約1週間後、元ルームメイトから「会って話したいことがある」と連絡がきた。
直接話を聞いたところ、どうやらオーナーが急に「WiFiから俺の検索履歴見てるだろ」「俺がトイレしてるとこ盗撮してるだろ」「どうしてそんなことするんだ、何するつもりだ」ってすごい騒ぎ出したらしい。もちろん誰もそんなことをしてないし、したところで彼女らにとってなんの得も無いけど、しまいには「警察呼ぶぞ!!」と言い出したからその子は「呼べよ!!呼べばいいだろ今すぐ!!」って言って家を飛び出して来た直後にわたしに連絡したらしい。
わたしはとりあえず彼女にアイスを奢った。
結局そのフラットは、わたしの帰国後、ルームメートみんな引っ越すか帰国するかで誰も住まなくなって、オーナーは違う物件に引っ越した。
なぜわたしが彼が引っ越したことを知ってるかと言うと、彼がわたしに「引っ越したよ!住んでみるのどう?」ってメッセージ寄越してきたから。
その時わたしはビザの更新手続き等で日本に滞在してながら、以前も使っていた物件共有サイトからメルボルンに戻った時のためのシェアフラットを探してた。そのサイトはシェアフラットの詳細と、住居を探す人の詳細がお互い分かる仕様になってるから、向こうはわたしだと100%分かった上でこの行動を起こしてる。
心の底から頭沸いとるんか思った。
とりあえずスクショして「I never want to live with you again 😂🖕」って添えてインスタのストーリーにお焚き上げした。
今は日本からメルボルンに戻って、韓国人夫婦がオーナーのシェアフラットに住んでるけど、とても快適。
わたしもこのオーストラリアの多国籍社会の中で生活してる以上で「何人が〜」「文化の違いが〜」とかあんまりいいたくないけど、やっぱりアジア人同士は生活習慣だったり、気配り、思いやりの目線が一緒だからお互いに生活しやすいんだと思う。
とりあえず今度そういう目にあったら
でかい声で「死に晒せくそったれ」と日本語で罵ってやれるほどの度胸をつけておきたい。