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一連のジャニーズに関する報道について、いちにわかジャニオタが考える

こんにちは。

連日ジャニー喜多川氏の性犯罪についてとそれを巡るジャニーズ事務所、各企業の動向について、ニュースが尽きることはありません。

私は、タイトルにもある通りにわかジャニオタです。
小学生の頃は「亀派?赤派?」とKAT-TUNの誰が好きか盛り上がったり、廊下で修二と彰の真似をしたりして過ごし、中学の体育のダンスの授業は嵐の曲が使われ、それを喜んでいたし、高校生になる頃にはジャニーズをあまり一生懸命みることはなくても、曲は街でもテレビでも聞かない日がなかったし、ドラマでもジャニーズが出演するものをみて目を輝かせたりしていました。
小学生の頃から、いやもっと小さい頃から、ずっと私の生活の傍にはジャニーズの楽曲がありました。
彼らを特別に好きでなくても、本人達のことはよくわからなくても、キラキラとした彼らの音楽が私は大好きでした。

ジャニオタと自認するようになったのはキンプリがデビューした頃。
岩橋玄樹があまりに好みのギャップ男すぎて、キンプリのファンクラブに入りました。
彼が活動を休止した日、めちゃくちゃ苦しくて、しばらくキンプリから離れたり、5人になった最初のツアーで「いわちも一緒だよ」っていう姿勢を見せてもらって泣いたりしながら、キンプリと付き合っていました。
そんな頃、ジュニアのHiHi Jetsというグループに好みのイケメンがいることに気づきました。
彼こそ、私のいまアツい男、井上瑞稀です。
可愛くてかっこよくていつも眠そうで、でも決める時は決める、甘い歌声のかっこいいひと。
「ジャニーズで、5人で、絶対に最速でデビューする」「伝説になる」目標に向かってがんばる彼らを応援することは私の日常になっていました。
テレビに出たり、アリーナツアーをしてそのコンサートの円盤が発売されたり、ここまでジュニアの地位がよくなってるならデビューしてなくてもよくない?と言われることもあるのですが、「5人が目指しているデビュー」を、ファンである私も一緒に夢をおいかけています。
それがファンというものな気がします。

さて、前置きが長くなりましたが、そんなジャニーズのにわかオタクである私が、最近感じていることについてまとめてみました。
私の気持ちをおさめるための投稿になるので、まだ考えはまとまっていないけれど、いろいろな複雑な気持ちを書いていきたいと思います。
完全に「私が」こう思っている、ということの羅列なので、それは違う、そうじゃない、自分はそう思わない、分かってねぇな、いろんな思いがあるとは思うのですが、一度唾を飲み込んで、ふーんって思ってください。
あと、ここから先もめちゃ長くなる予感がしています。

1.ジャニオタにとって

まずはジャニオタにとって、いま報道されている人達ってどういう存在なのだろうというのを考えていきたいと思います。
いろんな思いがあると思うのですが、「私が」こう思っている、というよりは「一般的なジャニオタってこう思ってそう」と私が思ったことを書いていきます。

1-1.ジャニーさんとは

多くのオタクにとって、ジャニーさんは「担当の親」とも言える存在だったと思います。
いま活躍しているジャニーズ所属アイドル、またはジャニーズジュニアのみなさんの多くは、一度「ジャニーさん」がオーディションでみたり、アイドルとして活動している姿をみてアドバイスをしてくれたり、つまり、芸能人としての「父」のような人だと思っていたと思います。

もちろん、いま報道にあるような、性加害の噂だってきいたことはある人が多かったはずです。
それでも担当からきく「ジャニーさん」のエピソードや、ジャニーさんの話をする担当の声からは「ジャニーさんが大好きで、大切な存在である」という気持ちが強く伝わってきていたからこそ、噂が嘘でも本当でも、担当が納得しているなら、それでいい、いいんだ、と思って応援してきた人が多いのではないでしょうか。

正直、性加害をしていたことだって、やっぱりそうなんだ、と思ったというか、何をいまさら、と思っているオタクが多いように思います。
今回のことをうけて、いやそんなこと、今更すぎて、いや、芸能界にはそういう噂いくらでもあるし、私達の安寧の地を……と心のどこかで思ってさえいたかもしれません。

もちろん、性加害はよくない。それは大前提。
それは頭では分かっているのです。
ジャニーさんの絶対的権力とそれによる性加害、という側面と、担当の「父」として愛される姿、というのをみているオタクからしたら、今回の報道に対して少し「身内」として甘く見てしまう部分もあるのでしょう。

1-2.ジャニーズ所属アイドルとは

言わずともわかるとおもいますが、「担当」「推し」「大好きな人」「幸せをくれる人」……いろんなりとがアイドル、としての彼の姿を応援しています。

大前提として、どうしたって「好きな人」なんです。

出会いがどうであれ、コンサートやテレビや舞台、いろんなところで輝く彼らが大好きで、そりゃあ芸能人だからアンチもいるかもしれないけど、おおよそ世間からは肯定的に捉えられていた、誇りに思えるような存在なんですよね。
CMに出てるから、テレビに出てるから、彼らが好きな訳ではなく、好きだから、いろんな場面で見られるのが嬉しいわけで。

そんな大好きな人が、事務所が、「父」が原因で、社会全体から否定されているかのような昨今の報道に、胸を痛めない訳があるでしょうか。
タレントが悪いわけではない、そう多くの人が分かっていて、そう言ってくれたとしても、目に映るのは降板、広告差し止め、中止……
そんな渦中にいる彼らの心中を心配しない人はいるでしょうか。

SNSでファン以外によって繰り広げられる過激な発言も、ニュースで流れてくる悲しいことも、テレビでこのニュースについてコメントする苦しそうな担当を見ることも、本当に苦しくて、辛くて、乗り越えてほしくて。

だからそれぞれの方法で「好きな人」を応援して、いつも以上に敏感にいろんなことに反応してしまうんじゃないかなと思います。

1-3.ジャニーズ事務所とは

ジャニオタにとって、ジャニーズ事務所って「夢を叶えてくれる場所」だったと思います。
自分の夢も、担当の夢も、いつだって叶えてくれる、魔法を使えるような場所。

もちろん不満が今まで全くなかった訳ではなく、チケット転売に対応しないとか、サブスク解禁しないとか、いつまでも担当をデビューさせないとか、改善してほしいことはいくらでもあります。
それを差し引いても、ファンはジャニーズ事務所が、「夢を叶える場所」であると信じているから、担当が所属していることを誇りに思い、輝いている彼らがさらに輝く姿をみたいと思い、他の事務所にはあまりないように思う「事務所推し」になったりするのです。

東山新社長が「ジャニーズという名前を残して欲しいというファンがいる」と言っていた、という記事を読んだのですが、それはこういう「事務所推し」からきているんだとおもいます。
「ジャニーズ」というブランドそのものに価値があり、そこにいるからこそ輝ける、という考えの人もいるのでしょう。
だからこうして、事務所が窮地に立たされると、信じていたものが崩れ落ちていくような、突然突き落とされたような感覚になってしまうのです。

1-4.スポンサーとは

スポンサーに対する意識が、他の人と違うのがジャニオタだと思います。
ジャニオタってすごく熱心です。
CMが決まると「CMに起用頂きありがとうございます」と手紙を書いたり、SNSに書き込んだり、商品は迷うことなく買ってくれたり。
テレビ番組に出れば絶対に見て、感想をくれたり、つぶやいたりする。
雑誌に出れば必ず買う。
こういう地道な応援が、スポンサーにとってどれだけ気持ちよく、ありがたく、助かるか、想像できるでしょうか。

いくら「握手会にいくためにCDをたくさんかうので、何万枚うれます!」と言われたって、それ以外に何もお金を落とさなければ、スポンサーとしてお金を出しても企業には旨みはありません。
※私は握手会に行くために〜と揶揄されるグループが大好きです!(過去エントリみてください)
だから報道前はジャニーズを見ない日はないほど引っ張りだこだったんです。
こんなに熱心なファンって、ジャニオタ以上のファンって、いないんじゃないかと思うくらいです。
(羽生結弦くんのファンも似たものを感じることがあります)

逆に言えば、そのファンたちに助けられていたのがスポンサーで、それをこんなにどかすか広告下ろされちゃったら、ファンからしたら裏切られた、という気持ちになるのも無理はないのかなと感じてしまいます。
あくまでアイドルを応援するために広告になっていた商品を買っていた人たちなので、その人達をどこまで自社商品または自社のファンにできていたのかな?と各スポンサー企業には思うこともあります。

2.ジャニーズ所属アイドルにとって

では、渦中のアイドルたちにとって、いまみてきたものってどうみえるんでしょう。
私はジャニーズ事務所所属ではないので、想像することしか出来ないのですが、こういうことかな?と思いながら書いていきたいと思います。

2-1.ジャニーさんとは

これって、割とみんなそうだと思うんですが、絶対的存在ですよね、ジャニーさんって。
アイドルとしての活動の指針を決めたり、グループを組むなら相手を決められたり、立ち位置や、歌割り、なんでもジャニーさんのひと声で変わってしまう、そんな存在で、絶対的、逆らえないはずなのに、私が聞いたことのあるメンバーからジャニーさんへの文句ってだいたい「名前をちゃんと呼んでくれない」とか「突然呼び出される」とか、そういうちょっとどうでもいいって言ったらアレですが、まぁめちゃくちゃ嫌なわけじゃないよね、っていうことばかりなんですよね。

毒を以て毒を制すとでもいうのか、ギラギラした野心を持っているアイドルたちを上手くハンドリングして、自分のやりたいことに向かって進ませるのって凄く難しいだろうと思うし、それをする為にジャニーさんも話が通じない人みたいに振舞っていたのかもしれません。

それでも、表立ってジャニーさんの文句言う人って本当にいなくて、ジャニーさんが大好きっていう話ばっかりだったので、いまのメンバーの気持ちって本当に苦しいんだろうなって思います。

きっと噂では聞いていた、でもジャニーさんのことは信じたいと思っていたのに、ここにきてそれはないよという気持ちと、やっぱりそうなんだっていう気持ちで、どうしたもんかなぁってみているのが現状なのかなって思っています。

もし、現役で所属している人で被害を受けている人がいたとして、その人はいまどんな気持ちなんだろう。
そういうもんだと思って嫌々していたのがいまさらそんなこと言われても、と思っているのかな
ちょっとほっとしているのかな
いずれにせよ、ジャニーズ事務所所属のみなさんの心を思うと、すごく苦しいです。

2-2.ジャニーズ事務所とは

これは、職場ですから、いろんな不満もありつつ、自分が芸能界でがんばるにはここにいるしかない、と思っている人もいるでしょう。
私達の思っているよりは、サッパリしてるのかもとも思います。

結構「姉に応募された」「友達に応募された」という人をききますが、そうは言っても結局所属することを決めたのは自分で、その中でのし上がってやろうとおもうのであれば、もうジャニーズから抜けるってあまり選択肢にないと思うんです。
安定もしてるし、デビューしたら仕事は結構あるし、ファンも着いてきてくれるし。

自分が「ジャニーズ」であること、そのことに誇りを持てないとこの事務所ではやっていけないはずです。
こんなにキラキラしていて、顔の整った人ばかりが周りにいて、トンチキなことさせられて、それでもがむしゃらにがんばるって、それは誇り以外の何物でもないはずです。
ジャニーズって「ジャニーさんが作った会社」ですけど、それ以上に「ジャニーズ」としての概念というか、大きな文脈が出来上がっていて、それを誇りに思ってるのがタレントたちなんじゃないでしょうか。

ジャニーズタレントに「社名変更についての是非を問うたら変更しないで欲しいという意見が多かった」というのも、つまりはそういうことなのではないでしょうか。
ジャニーズにいて、ジャニーさんがものすごいことをしてしまった、仕事に影響もあるかもしれない、けど「ジャニーズ」は「ジャニーさんのもの」じゃなくて「俺たちタレントたちのもの」、だから、プライドのあるこの名前のままやっていきたい、という意思があるように感じました。

2-3.スポンサーとは

言うまでもなく、取引先さまなわけで、彼らが自分達に不利益になることなら広告を下ろす、キャスティングを変える、などいろんなことをしてくるのは分かっているはずです。
だから彼らは、いろんなメディアで「驚くほど礼儀正しい」という声が聞こえるんだと思います。
分かってなかったら天狗になってわがまま放題してしまうのが人間でしょう。
そこで自制できる、自分の利益も他人の利益も守ろうとできる人たちだから、ここまで愛されてきたのではないでしょうか。

いままでたくさんお世話になった人達から背を向けられる、なかったことにされていく気持ちを、私たちは考えてしまいます。
大切に築いてきた関係を、ジャニーさんの報道で、崩されていく。
本当にジャニーさんのしたことは許されないことで、自分になんの非がなくても、その責任を取らなければならない……
いろんな気持ちが心の中を駆け巡っていることは容易に想像出来て、私の方が苦しくなってしまうほどです。

2-4.ファンとは

彼らにとって、私とは何かを考えるってすごくおこがましい気がしますが、これを考えなければ、今回の件ってあんまり語れないのかなと思っていて。

ジャニーズにとってファンってどうなんですかね。
コンサートにいくとありがとう、愛してるよ、また会おうねと言ってくれますし、いろんなところで、時間をかけて会いに来てくれて……という話をしてくれますが、本当に思ってるのかなって思ってました(ごめんなさい)。
だって、ファンってアイドルを制限する存在でもある訳なので。
応援してくれるみんながいるから輝ける、だけど応援してくれるみんなを裏切れないからできないこともあります。
恋愛とか、結婚とか、イメージチェンジとか、本当はこうしたいけどファンが悲しむからしないとか。
あと仕事も忙しいので出かけられないとか。
新幹線の発車を遅らせちゃうとか、出待ち入り待ちで迷惑かけるとか、そういう本当に良くないことをする人たちもいる訳ですし、有名税なんて言葉もありますが、そんなことでは耐えられないくらい辛い経験をすることだってあったかもしれません。
結局そういう負の側面もありながら、応援してくれるファンのみなさんのお陰で……とか言ってくれるのかなぁ……って思っていました。
だから、私はあまりアイドル達に認知されたいと思わないし、遠くから応援している人がいることをしってほしいなぁって思うくらいでいるんです。

でも、今回の件、本当にジャニーズが、自分が否定されたような気持ちになった時に、どんな時も味方でいてくれるファンがいるって心強いんじゃないのかなぁと思いました。
もちろんそんなことじゃおなかは膨れないし、生活できないし、仕事にもならないし、困っている状況に変わりはないかもしれないんですが、ただ無条件で自分を認めてくれる、愛してくれる、そんな存在がいるって心強いって思ってくれていたらいいな。という希望も込めてですが。

そう思うとファンって集団でひとつの母っぽいですね(キショい発想)
うるさいところも、推しの幸せを願うところも、迷惑かけてくるところも、愛してくれるところも、私の思う優しい母親像って感じです。
これからもアイドルの1番の味方でいられるようにいたいなぁっておもいます。

3.ジャニーズ事務所にとって

今めちゃくちゃ大変な状況にある事務所ですが、結局事務所って何!?という気持ちもあるし、事務所がんばれ〜という気持ちもあるので、どうしてそう思うのか少し分解して考えたいと思います。

3-1.ジャニーさんとは

ジャニーズ所属アイドルのところでも似たようなことを言ったのですが、ジャニーさんって「絶対権力」だし、アイドルよりもそれを強く感じていたのが事務所サイドなのではないかなぁと思います。
本当はいろいろ言いたいこともやめてほしいと思っていたこともあったんでしょうが(これはどんな組織にも、家族にだってあるはず)、それを言えなかった、言える人間がいなかった(または言ったところで聞かなかったのかもしれませんが)というのがこの問題のいちばん大きなところかもしれませんね。

だってこれだけ噂がみんな知ってるような噂で、ジャニーさん本人も裁判で負けてたりして、もう公然の噂なわけで、そこまでいっちゃったらごまかすなんてできない訳じゃないですか。
それをそのままうやむやにし続けられるだけの圧力を持った人が社内にいるなんて、それこそ触らぬ神に祟りなしの状態にきまってますよね。

それでも、むしろそれなら、家族や幹部に近い人が「それはまずいよ」「やめた方がいいよ」「そういう時代じゃないんだよ」というのをちゃんと教えてあげなければいけなかったんだよなぁと思います。
完全にはだかの王様になっていたジャニーさんは滑稽だし、可哀想だなとも思いますが、そうやって指摘を受けて直せる人がいつまでも第一線で活躍し続けるべきだし、そういう世の中であってほしいなと思います。

だから、これからジャニーズ事務所は、ジャニーさんを止められなかった、という1点でのみ、きちんと反省して対策を練って、同じような性加害や権力集中をさせない方策をとってほしいです。
被害者への補償も必要ですが、あまり被害者の会に舐められないようにして欲しいなとは思いますね……
変な「噂」もある人達なので、せめて在籍確認くらいはした方がいいと思います……

3-2.ジャニーズ所属アイドルとは

言うまでもなく、タレントは事務所にとって「商品」なわけですが、ただの商品とは違います。
人間という訳で、意思だってあるし自分の気持ちだってあるし、プライドだってある。
まがりなりにも「エンターテインメントの第一線」を謳う企業です。
所属している人だって楽しんで、エンターテインメントを提供してるという自信を持っていられる人であってほしいと、そういう人でいられるように、会社の福利厚生を考えているように感じました。
撮影スタジオを兼ねているとはいえ、彼らの事務所、YouTubeなどでみれるだけでもかなり綺麗で、快適そうで……
そういうところからもタレントを大切にしている姿勢はみえてきています。
だからジャニーズ事務所って、タレントを普段からぞんざいに扱ったり、金を自動的に稼いでくる人達、みたいなおもい方はしてないと思うし、人として大切にして、エンターテイナーとして大事にしてると思うんですよね。
だから担当から9〜30時(途中休憩あるとはいえ)で何日連続で働いた、みたいな話を聞いても心配はすれど事務所に対してどうなっとんねんとかブチ切れ(たくはなるけれど)ないでいられるんだよなぁって思います。
オタクとして事務所のことを信じてるんです。

芸能事務所って、私が勤めているような一般的な企業とは違うはずなので、私のものさしではかることは難しいです。
それでも信頼できるのはアイドル達が事務所を信じてるから。
彼らが憧れて入所して、何年もずっとそこに所属していようと思えるような環境だから。
それだけの信頼を寄せられて、応えてきた事務所なんだと思います。

だから、いま、こんな状況になって、普段してること以外のこともいっぱいしないといけなくて、大変なところだと思うんですけど、アイドル達をこれからも蔑ろにせず、きちんと向き合ってくれる事務所だって信じてます。

3-3.スポンサーとは

事務所とスポンサー企業との関係って、一般的にいったらどちらが上なんですかね?
個人的にはスポンサーが上という認識なんですけど。
結局、事務所としては「スポンサーに選ばれるタレントを育てる」ってことがCMとるためにできることな訳だし、結局スポンサーからも「売れる人を起用したい」ってことだと思うので起用タレントを選ぶ権利がある「スポンサー」の方が立場が上だと思うんですよね。

それを念頭に置いて、報道前のジャニーズ事務所ってすごくたくさんCMを担当していて、つまり「めちゃくちゃ売れる」タレントだった訳じゃないですか。
それってファンとスポンサーのところでも書いたのですが、すごく熱心なファンが沢山いて、それに乗っかろうとCMに使っていたわけですよね。

ジャニーさんに関する噂って今までもたくさんあって、それをいちいち気にしてたらしょうがないってのも分かるんですが、それを気にせずCMに起用してたのに、手のひらを返すようにさっと一気に右へならえでCM下ろしたり、下ろした事務所所属アイドルに対して「移籍したら」って言ったりするのって……どうなんだろう……?
自分の方が立場が上だってことを自覚して、自分のなるように相手を動かそうとしているんじゃないんですかね……?
それともそういう社会に順応できていないジャニーズ事務所が悪いんですかね……?
いろいろ考えてしまいます……

3-4.ファンとは

アイドルにとってのファンよりちょっと距離を置いてみてるのがジャニーズ事務所にとっての「所属アイドルのファン」だと思います。
応援に対する感謝とかはありつつも、結局顧客なので、冷静に、どういうアイドルが求められるのか、顧客のニーズはどこか、どういうドラマ・曲が喜ばれるのか……いろんなことを考えてのプロデュース・仕事の斡旋をしないといけないと思うので、目線は冷静なのかなと思います。

きっとたくさん顧客分析して、まぁアイドルのセルフプロデュースの部分も大きいと思うけれど、こうしてちゃんとアイドルとして売ってくれるのありがたい限りです。
これからもアイドル達をよろしくお願いします。

と、こういうこと書くと「オタクがそんなんだから事務所が調子乗るんだ」と思われるかもしれませんが、結局好きな人を応援したいだけなのに、外野からやいのやいの言われるのうざすぎるの気持ちです。
事務所がそうすると決めて、タレントが残ると決めて、それでスポンサーが降りたりテレビに出られなくなったりしてもいいよって本人達が納得してるなら私はそれに従うだけだし、お金の使い方も変えませんがね。
もし事務所を辞めるならそれについて行くだけですし。
事務所推しの人は考え違うのかもしれませんが、私はアイドルのオタクなので、そういう考えで動いています。
ファンってそんなもんじゃないですかね。

4.一般社会にとって

一般社会というか、ここがいちばん対象がでかいゾーンだと思うのですが、オタクではない人、スポンサー、アンチ、いろんな立場の人が一般社会にはいますね。
そういう人たちがどう感じているのか、ちょっと想像しながら書いていきます。
あくまで想像で、これにあてはまらない場合もあると思うんですが、まぁそのへんはご愛嬌で。
もう1万字くらい書いてきて私も疲れてるし、読んでる人がいるなら読んでる人も疲れてきてると思うので。

4-1.ジャニーさんとは

今となっては「事実認定」されてしまったので性加害の人、という認識が強いと思うのですが、それまでのジャニーさんって、パブリックイメージが本当にかたまらない、変な人だったと思います。

週刊誌の記事をよく読む人はそれこそ性加害のイメージがあっただろうし、時々音楽番組などを流し見してる人はタレントが話すエピソードをきいて「変な人だな」と思っていたかもしれません。
よく分からないけどギネスに乗った人、というイメージの人もいるかもしれないですし、ジャニーズ事務所を作った人、という知識だけがあった人もいるかもしれません。
ジャニーさんが亡くなった時の報道などをみてすごく慕われてると感じた人も、宗教ちっくで怖いと思った人もいるかもしれません。

結局、自分がほとんど表舞台に姿を現さないので、不思議でとらえどころもないよく分からない人だったんだと思います。
そんなミステリアスなイメージのジャニーさんだったからジャニーズがこうして「タレント先行」でいろんな物事を進めていけたんだろうし、ご存命の時はそれで上手く回っていたのでしょう。

それが、こうして悪い部分がフィーチャーされるようになると、ミステリアスな部分がどんどん悪い方向に進んでいっている気がします。
性加害だけではなく、いろんな圧力や、タレントへの扱いなども含めて、もう過去すぎてよく分からないことまでフワフワと煙が濃くなり、現実にされていっています。
どこまで本当なのか分からないのですが、問い詰めようとしてももう本人はこの世にいないので、そんなどうしようもないことをするより、全ての芸能事務所で同じことが起きないように対処したり、苦しんだ人のサポートをしたりをしていく社会であってほしいなとおもいます。

4-2.ジャニーズ所属アイドルとは

一般社会からみたジャニーズ所属アイドルって、イメージはそんなに悪くないと思うんですよね。
これだけドラマに出たり、CMに出たりしているにしてはアンチとか少ない気がしています。
(私がAKBの叩かれ方に慣れているからこう思うのかもしれませんが……)
それなりに努力する姿を認められ、実力も認められ、活躍していたんだと思っています。
もちろん、キャスティングが悪かったり、いろんな実力が伴っていなければ叩かれることもあるのは分かるのですが、ちゃんと叩かれないように全力で仕事に臨んでいる、そんな認識が社会に出来上がっていたのではないかなと思っています。

性加害報道後、ジャニーズ事務所所属アイドルにたいする世間の目って、そういう「努力」とかより「ジャニーさんに「気に入られてた」からデビューできた・仕事がもらえた・売れた」と思っている人がいると思うんです。
それってすごくアイドルに対して失礼だし、悲しいことだし、本当に加害を受けていようといなかろうと、反論できないアイドルに対して、弱いものいじめをしているようなものではないでしょうか。
もし「自分はされていない」ということになれば「そう公表しない人は性加害されているんだ」という社会の目に晒されることになりますし、「された」ということも自分の仕事をからだを使って取った、と思われかねません。
つまり、された・されてないを言うだけで仲間を捨てるか、プライドを捨てるか、みたいな話になってしまいます(そう思わないタレントもいるかもしれませんが、一般的に世論ってそういう風に持っていかれてしまうので……)。
そういう訳で、何も発信できず、ただ黙っていることしかできない。
そんな人達に、どうなんだと問いかけたり、やっぱりそうなんだとつぶやいたりすることは、しないでほしいなぁと思うんです。

ジャニーズのエンタメや、性加害のニュースに否応なく触れてしまっているこの世の中で、こういう話をするのってすごく難しいですが、またジャニーズが努力を認められて、彼らの実力だと思われて、テレビや映画や……いろんな媒体に堂々と出られる日を待ち続けています。

4-3.ジャニーズ事務所とは

ジャニーズに詳しくない人にとって、ジャニーズ事務所って「すごいキラキラしたタレントがいっぱいいる事務所」というのがいちばんのイメージだと思います。
実際そうなんですけど、あんまり他の事務所にはこういうイメージってないと思うんですけど(あっても吉本がお笑い〜とかその程度?)、ジャニーズだけはみんな本当にイメージごだいたい同じ。
それってすごくブランディングが成功してるんだと思うんですよね。
それがジャニーズのすごいところだと思いますし、これからもそのイメージでいてほしいなっておもいます。

ところで、ジャニーズ事務所の名称変更について、いろんな意見があると思いますが、世間の人は「ジャニーズの名称変更はあって当然」と思う人が多いんでしょうか。
私、これってすごくTwitterに似てると思ってて、「TwitterはXに名称変更しました!」となっても、全然Xという名称が浸透せず、未だにみんな「Twitter」って呼んでます。
世の中にサービス名が浸透しすぎてて、いまさら世間の人が変えられない、ということだと思うんですけど、ジャニーズにも同じことが起きてしまうんじゃないかなと思っていて。
それならもういっそ変える必要もないんじゃない?とは思います。
きちんと過去を反省して、権力集中や圧力などの問題も対策ができて、被害者の補償もして、ジャニーズとしてやっていけばいいのではないでしょうか……?
(正直「ジャニーズ」の名前でフラッシュバックして……という人達の話、分からないことはないんですが、じゃあ「東電って聞くだけで原発事故のときのサイレンの音思い出して……辛いんで東電の名前変更してください!」って声がでかくなったら東電は改名するのか?という気持ちです。
※私は福島県出身です!
こういう記事のために東電の話を持ってくるのも、という気はしますが、本質を考えたいと思った時に出てきた例えがこれだったので……嫌な思いする人がいたらごめんなさい。)

4-4.ファンとは

ジャニーズ事務所所属アイドルのファンじゃない人からみて、ジャニーズのファンって「なんか熱狂的で強そうで怖い人たち」なんじゃないですかね。
声もでかいしすごく高圧的で、時々へんなニュースで取り上げられたりして。
高校生とかの時にクラスにいたジャニオタが怖かったって思ってる人もある程度いるんじゃないかなぁって思ってます。
だからいろんな報道を受けて、ジャニオタ怖いし、ジャニーズもキラキラでなんか怖いし、いままで関わりもほとんどなかったけど……めちゃ叩くチャンスかも!と思って叩いたりしてる側面もあったりなかったりするのかな?と思ってます。

でもちょっと立ち止まって、落ち着いて考えてほしいんですけど、自分の好きなタレントさんとかアーティストさんとか、そういう人たちが同じような報道をされて、めちゃくちゃに叩かれたりCMから下ろされたりきてたらすっげぇ悲しくないですか?
その状況の人たちを叩いたりやーいってこれでもかとバカにしたり、そういうことをするのはやめてほしいなあって思うんです……。
結局今回の件って何が悪いかってジャニーさんなんですけど、その煽りを受けてジャニーズ事務所も、アイドルも、ファンも苦しんでる、ジャニーさんに関わった人がみんな不幸になってるんですよね。
それを何とか立て直そうとしているこの状況で、ジャニーズやジャニオタを追い詰めるようなことはせずに、応援もしなくてもいいのでむしろ静観というか、ほっておいてほしいのです。
悪いと思ったことを言うのはいいんですけど、建て直しを邪魔するような、遅くしてしまうような、汚い言葉をつかうことはやめてほしいなぁって思っています。

4-5.スポンサーとは

今回の報道があるまで、ほとんどの人がスポンサーの存在なんてそこまで気にしたことがなかったと思います。
多少、「あ〜このCMいま誰なんだ〜」みたいなことはあっても、だからといってそれをすごく愛用するとか、覚えているとか、そういう世界ではなかったと思うんです。

それが、こんなことになって「スポンサー降りろ!」とか「スポンサーだなんて信用ならん!」というのも、なんだかなぁの気持ちになってしまいます。
みんなそんなに誰が誰のスポンサーとか気にしてるの!?私はしてなかったよ!?
だから社会のみんなすごいなぁ……そんなこと考えて生きてるんだ……となってしまってます。

スポンサーって、社会のイメージを大切にするのでらそりゃあ使えないよという判断をスポンサー自らするのであれば納得なんですが、それが「消費者の声がデカいので」でやられると、すごくやるせないです。
まぁそういうもんなんですが……
忖度するな、圧力かけるなといいながら、自分達らスポンサーにこいつらをつかうなと圧力をかけるんだなぁってぐったりしてしまいました。

5.私、これからどうする?

これだけジャニーズが逆風を受けて、私もメンタルやられ気味で、どうやって生きていけばいいのでしょうか。
正直、峯岸坊主事件の時(峯岸は当時から今も私の推しです)以来の好きな人のクソデカスキャンダルなのですが、こういう時って正解ないんですよね。
どういうことかというと、私が出来ることはほとんどないということなんですね。
つまり、私が応援しようが応援やめようが、正直そんな大きなインパクトはなくて、だから好きにしろって感じなんだと思います。

だから、私はやりたいようにやるしかないんです。
どうしたいかというと、担当を応援し続けたいということ。
この逆風の中、事務所に残るにしても、新しい道を選ぶにしても、がんばれ、大好きだよと伝え続けること、そうして歩んだ道を歴史として記憶し続けること。
私はそういう道を選びたいと思います。
推しを信じているので、彼らがどんな人生を選択しようと、応援していく、それが私の人生です。

これからもずっとずっと愛しています。
だから、自分の信じる道を行ってね。

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