BEERBELLY コインケース(仮称)レビュー
私が贔屓にしている革工房のBEERBELLYさん。スタンダードな形は踏襲しつつも彼らの趣味嗜好がたっぷりと詰まったプロダクトを発信し続ける尊敬すべきブランドです。
既に私はBEERBELLYの製品を多数所有しています。最近新しくコインケースを買おうと思いBEERBELLYのラインナップを見ていたところ、どうも「コインケースらしいコインケース」がない。近いのはアッシュトレイ(携帯灰皿)かFESという製品。FESは形も特徴的で惹かれますが、コインケースにしては収納箇所が多すぎて小銭を入れるだけではもったいない気が。というわけでアッシュトレイを購入しました。
(本家様より画像を拝借しました。クリックでストアに飛べます)
中のアルミ袋?を外せばかなり薄型なのでコンパクト。容量も多いのでこれ幸いと愛用していた所、仲良くさせて貰っているBEERBELLY代表から「コインケース試作したからモニターしてみない?」とのお声がけが!こいつぁ断る道理がねぇやな、と二つ返事で土下座OKしました。
で、実際に届いたのがこちら。
ちいさ!ちっっさ!!
(メジャー汚くてすみません)大体5.5cmの正方形型です。アッシュトレイよりさらにコンパクト。裏のビアベおじさんがKawaii。
ただ、代表曰くちょっと小さくし過ぎたとのことで、製品版は10%ほど大きくなるみたいです。大体6.5cmぐらい?個人的にはこのサイズでも大歓迎です。
確かに「こんなに小さくて小銭入んの?」と思いましたが、
マチがある分、想像以上に入ります。
これだけ入れてみましたが、100円硬貨ならあと4~5枚は余裕で入りそう。
そのぶん、アッシュトレイよりも厚みがあります。コロンとしててかわいい。
試作品はプエブロという革を使用して頂いたのですが、コレもなかなかどうして。ザラッとした肌触りもいいし、経年でどう表情が変わるのかも楽しみです。
使っていて「おおっ」となった部分があるのですが、この矢印の部分、
「受け」っていうんですか?専門的な事はわからないですが、これがあるおかげでコインケースをガバッとしてザッと小銭を出しやすいんですよね。アッシュトレイはこの「受け」がついてないので小銭が零れないように手で受ける必要があります。
コインケース業界(?)のことはよく知らないのでアレですが、この「受け」は標準的なものなの?初めて使うタイプのコインケースですが、いたく感銘を受けました。
で、もう一つ「流石だなあ」と感動した部分があるのですが、よく考えると閉じる用のスナップボタンと表のブランド名が入った黒いボタンは別に機能してるんですよね。
ちょっとわかりづらいですが、表の黒いボタンの裏にもスナップを受ける穴があります。つまり、ここが言わば「無駄」になってるんです。
通常であれば、「受け」の部分に付いてるスナップボタンで閉じる機構は事足りるのでコスト的に表の黒いボタンを省略したり、もしくは「受け」部分を省いてアッシュトレイのようにシンプルな構造にして工数を減らしたりしそうなもんですが、「手間もコストも増えるけど、やっぱり作りたいものを作ろうぜ」というBEERBELLYのクラフトマンシップが垣間見れたような気がします。ものづくりのマインド、いつも学ばせて貰ってます。
これで完成品が黒ボタン無かったり「受け」が省略されてたらゲラゲラ笑うけど。
電子マネーを使う機会が増えて現金の出番が無くなるかと思いきや、意外とそうでもないです。子供と公園に行った時に自販機で飲み物買ったり、近所のスーパー(電子マネー使えない)で牛乳1本だけ買ったりするときにポケットに忍ばせとくとGOODです。むしろ札の出番がない。小銭無くなってきた時に崩す用に持ってるぐらい。
BEERBELLYのコインケース、完成品を楽しみに待ちましょう。カラバリも多そうで楽しみ。
アッシュトレイは買ったばかりなのにお払い箱にされて不憫だったので、常備は必要ないけどちょくちょく必要になるカード類(図書館利用カード、診察券、カー用品店のポイントカード等)を入れてます。これもまた便利。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?