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5年後のVketとメタバース

この記事は# Vketから考えたメタバース 応募記事です。

せっかくだから応募しようと内容をこねくりまわしてはや数日。うまくまとまらないまま応募期限になってしまいました。

5年後のVket

5年後のVketはどうなっているでしょう。
現在はその珍しさや、参加者の活気が好意的にみられており、どんどん成長しています。その珍しさが落ち着いたとき、Vketはどうなっているのでしょうか。
いまのメタバースブームが一旦落ち着きいた後も変わらず盛況していると仮定した時、どうなっているでしょうか。

今でこそアバターが頻繁に売買されていますが、段々数が減り服や装飾が増えていくのではないかと思います。なぜなら、一度「自分」と認したアバターを頻繁に変えることはないと考えられるからです。もちろん時々変わる、可愛いから変えるなどの需要は存在し続けるでしょうし、新規参入者が増える限りアバター需要はなくなることはありません。

仮想世界は現実の影響をうけません。服がほつれたから買うとか、暖かいから買うとか、そういう需要は発生しません。あるのはただ「自分がこうしたい」というむき出しの需要です。流行や販売価格に左右されることもあるかもしれませんが、どこまでもいつまでもなりたい自分になれる自己実現の世界です。

すでにそういう世界を見据えてブランディングしているブースも増えてきていますが、重要なのはどんなアバターにも簡単に対応できる服なのかなと思います。おそらく誰かがそういった技術を開発すると思いますし、筆者がしらないだけでもう存在するかもしれません。(程度は不明ですが、ギルティギアブースの服は様々な体に対応できるとのことでした。)

Vket側でそういうちょっとしたサポートツールみたいなものを用意してくれれば、かなり楽になるのではと思います。

また、今は服やアバターが中心の販売になっていますが、様々なジャンルのものが販売されるでしょう。個人的には生野菜とか健康器具とか販売されるんじゃないかと思います。色々な人が開発した「体験」なんかももっとブースで楽しめるといいですよね。

メタバースについて

Vketには大きな弱点があります。コミケみたいなものなので、非常にスポット的なイベントになってしまうことです。イベント前後に公式や有志によるイベントがあるけれども、Vketとしてはそこで終わってしまいます。VRChatという受け皿があるためユーザーはうまくいけばイベントで知り合った人たちのVRChatコミュニティに入ることが出来るでしょう。
上手くコミュニティに入るには何度か会う必要がありますが、行きたくてもいけない、入り方が分からない人も一定数いるでしょう。

もっと多くの人が参入し店が増えると、年二回の展示では(参加する側が)回り切れず、主催者側も管理が行き届きません。結果的に常設展示が増えていくのかなと思います。
Vketの欠点であるスポット的な開催が消えていくと、そこで新たなコミュニティや出会いが増え、新規参入がしやすくなる…と面白いなと。常にログインして現実で働きながらバーチャルでも接客するみたいなスタイルも出てきそうです。
常にVket(=お祭り)が開催されているところ、「なんかよく分からないけど面白いところ」がメタバースと呼ばれるようになっているとワクワクする未来になるのかなーなんて思います。
(というわけで、サムネイルには最もお祭りっぽい電市祭の写真を使わせていただきました。)
こうして書くと強制的に周囲と接続させられるみたいであれですが、一人でいたい人に対してもそっとしていける優しい世界がいいですよね。

優しいけどワクワクするようなお祭りが開催される場所、それがVketから考えるメタバースです。

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