VR日記その18 -ClusterGAMEJAM2020 in Winterに参加しました

前回の記事で参加しようかなぁと書いていた、ゲームジャムに参加しました。

ルールは簡単、48時間でお題に沿ったゲームを作り、Clusterに公開すること。凄いゲームには賞金が出たりする。今回参加した目的は、ゲーム作成の経験値を挙げることにある。できたものがこちら。

チーp…シンプル!なんてシンプルなんでしょう!!

というのも最初にアセット持ってこないと諸々の調整が大変なことになるというのを完全に失念していたからであります。反省もかねてどうやって作っていったか書いておこうかと思う。

①参加前

ゲームジャムの参加は二回目となる。前回は色々と諦めた部分が多かったので、今回は小さく作る事(48時間しかないし)、みんなで遊べる事を目標にした。そして開始時間になる前になんとなく構想を練っていく事にした。考えていたものは3つ。白線から落ちたら負けゲーム、マインカートコースターっぽいゲーム、ピンボールゲーム。簡単にどういうものを考えていたか紹介しよう。

・白線から落ちたら負けゲーム

白線という名の細い道があり、よーいドンでゴールに向かって走り出す。白線には障害物やカーブがあり妨害をしてくる。さらに、大人数の場合、観客が妨害出来るようにしたい。

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・マインカートコースターっぽいゲーム

トロッコにのってゴールを目指すゲーム。走っている間に色々なアイテム(果物?)をゲットすることで得点を稼ぐ。あまり深く考えられなかったのと、物にのって移動の方法を軽く調べた限り、具体的な方法が出てこなかったので見送りになった。

・ピンボールゲーム

本作。WIndowsに昔あったピンボールを再現したかった。左のフリッパーを動かす人、右のフリッパーを動かす人、ボールを打ち出す人に担当を分けたら、みんな知ってるゲームでもちぐはぐな感じになって面白いのではと思った。でっかくして観客がわいのわいの言うとさらに盛り上がらないかなと。

この3つのうち、お題である「溢れるエナジー」にマッチしそうなものを選んだ。ピンボールであれば演出を派手にすれば溢れてるような演出が出来ると思うし、スコアではなくエナジーにすればよい。という事でピンボールに決定。

②企画~着手

あらかじめ決めておいたため、企画を見てから何のゲームを作るかまで10分で終わった。構想の時も書いたけど、今回決めていたのは小さく作ることだった。最低限の機能を実装してまずアップロードする。ピンボールとしての最低限の機能というと、ボールを打ち出す、フリッパーをうごかす、バンパーだと思った。というわけで、ピンボールの土台と、ボールを制作したのだった。本当はその前に、どういう環境で作るか(砂漠に置くのか?カジノに置くのか?町中に置くのか?)を考えるべきだった。ある程度でも背景があればカラーリングやテクスチャを合わせることができたかもしれない。完全に抜けてたよね。

③土曜日で目標にしたこと

土曜日のうちに、前述したピンボールとしての機能を作り終えたかった。ClusterWIkiとドキュメントを表示しつつ、ひたすら試行錯誤を繰り返していった。どうしてもできない部分はClusterのDiscodeで聞くと誰かが答えてくれたのでとても助かった。Discodeが無ければピンボールすら作れずに2日が終わっていただろう。ありがとうDiscodeの凄い人たち。

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(加算しかされないはずのスコアがこんなことになったりした。)

夜には予定していた最低限の機能が完成し、BGMとスコアの実装もできた。

④日曜日に着手したこと

スコアはあるが、ゲームオーバーの概念がなかった。日曜日はそこの実装を行った。ゲームオーバーがあれば開始→ゲームプレイ→終了の流れが出来るためゲームになる。逆にここが無ければゲームにならない。正念場だった。本当は下に行ったボールを削除→残機がある場合は新規に生成という流れで作りたかった(時間があれば、何らかのイベントで大量にボールが出るようにしたかった)がどうにもうまくいかず、ワープ方式にした。下にいったボールを初期地点にワープさせ、残機を一減らす。簡単なロジックだが、ロジックの機能自体が最近出たもののため、知見が少なく時間がかかった。

午前中いっぱいかけてゲームオーバーの機能を実装した。これでもう完成…ではないが遊べるものになったので気持ちに余裕ができた。

後は作りこみをしていった。お題である「溢れるエナジー」を実現するためパーティクルを作成し、バンパーに仕込んだ。パーティクルやアニメーションの再生もうまくいかなかったので、ゲームオブジェクトのアクティブ/非アクティブを切り替えることで無理やり実装。効果音を色々なところに仕込んだり、説明文を足したり、台の正面や背面にワープする機能を作成したりしているうちに、タイムアップとなった。

⑤反省など

アセット!使おう!!!(反省)

やりたいことは大体全部できたし、非常に充実した2日間になったと思う。小さく作るという戦略がハマったのか途中で飽きたり投げ出したりせず順調に作成することができた。おかげで間違いなくここ数年で最も集中していることができた。

できたゲームも、客観的に見て面白いかは分からないけど、少なくとも自分はやってて楽しいものが出来た。前回のゲームジャムでの反省点を生かすこともできた。惜しむらくは、多人数でやった時にどうなるかが最後まで分からなかったところだけど…

Cluster Creator Kitはプログラミングが実装出来ないために、独特の使い方を要求されることもあるけど最低限環境が用意されているのが非常に魅力的だと思う。一から作る必要が無い。今回はその点でいきなり作りたい物を作り始めることができたので良かった。

他の方が出されているゲームを見ていると、アイデアが非常に面白いものが多い。こういうアイデアの瞬発力みたいなものが最近衰えているので、何とか鍛えていきたい。そして次回参加することがあれば、ちゃんとした見た目でちゃんとしたゲームを作っていきたい。

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