VR日記その24 【2021年09月版】OculusQuestとVMCとLIVを使用してMR動画を作りたい
前々回の記事でバーチャルの体を作った。せっかくなので昔作ったMR動画を作ることにした。と言いつつこれってMRなのだろうか。
①環境構築に必要なもの
以前作成した記事は少し古いので新しく調べ直してみた。
必要なものは4つ。VMC 0.50f1(バーチャルモーションキャプチャー)、LIV、VRM形式のファイル(受肉したいモデル、VRoidからエクスポートした)。そして配信や録画する用のソフト(OBSなど)。
②VMCの設定をする
やはり公式のマニュアルを見れば大体できる。
箇条書きにするとこんな感じ。
1. VMTをインストール
2. VMTの有効にチェックを入れる
3. cfgファイルを出力する
4. 仮想Webカメラをインストールする
5. 解像度を設定する
6. VRMモデル(受肉したいモデル)を読み込む
7. トラッカー割り当てをする(今回は自動で設定したのでやらず)
8. 背景色を設定する
9. カメラの設定をする
③LIVの設定を行う
こちらの設定の仕方も先ほどのマニュアルに載っている。
1. SteamVRのドライバーをインストール
2. LIVコンポジターを起動する
(バーチャルモーションキャプチャーも起動する)
※この時に左上のCAPTUREをクリックするとマニュアルに載っている設定画面に行ける
3. カメラ内の追加ボタンを押しす
4. カメラの設定をする
5. キャリブレーションのタブに移動し、cfgファイルを開く
6. トラッカーの欄に移動して「VMT_50」を選択する
7. クロマキー設定をする
8. 保存する
9. アウトプットタブの解像度を設定する
④できたもの
すべて再起動して、こんな感じで撮影できた。(編集してタイムラプス風にした)
撮影はOBS。こちらで録画開始に失敗した時の回避策は前回記事(日記その11)の下の方を参照されたし。
ちなみにやっているソフトはOpenBrushというものです。TiltBrushがオープンソース化した時に出てきた派生ソフトです。VRペイント楽しい。
⑤トラブった事
トラブル1
トラッカーの「VMT_50」が選択肢に無い
原因
VMTの詳細設定→VirtualMotionTrackerの欄にある「有効」にチェックが入っていない
チェックを入れると反映される。
トラブル2
LIVの画面にうまく反映されない(解像度が異なるエラーがでる)
原因
VMTの詳細設定→解像度設定が抜けている、またはLIVの設定と異なっている
トラブル3
ゲームを起動すると「バインドvmtが設定されていません」みたいなエラーがでてゲームプレイが出来ない。
ピストルウィップでは出なかったがOpenBrush起動時には表示が出た。
原因
SteamVRの挙動が変わったらしい。類似の事例が下記ページの下の方にのっている。
自分の環境の場合は、設定をVMTじゃなくてOculusTouchに変更したらなんか行けた(OculuLinkでプレイしているため)。ただしOpenBrushの場合は毎回設定しなおしているので根本的な解決ではなさそう。