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授業総まとめ その1  (秋学期)

一昨日ほぼ全ての大学院での授業が終わりました。チーン。
1年しかない修士課程、想像していたがあまりにも早すぎて 泣
2学期20週間で合わせて8つの単位(聴講のみ)も含め授業を受けました。
ここで一度内容の総まとめを書いておきたいと思います。
タイトルの写真は、家から大学までの通学路にいる羊たちです。

受けた授業の種類

秋学期(10月〜12月)10週間
1. Environmental Crisis and Social Change
2. Research methods in Theatre and Performance
3. Arts Management  (聴講のみ)

冬学期 (1月〜3月)10週間
4. Comunity Performance
5. Writing for Performance
6. Cinema and History (聴講のみ)
7. Strategic Thinking in Creative and Cultural Industries (聴講のみ)

秋、冬両方の必須科目 20週間
8. Performance for Society, Politics and the Environment

秋1. 環境危機と社会変化 Environmental Crisis and Social Change

社会学、ファインアート、文学、映画、経済学、統計学、歴史合わせて15人の先生が週替わりでその先生が関わってきた専門性と環境問題を合わせた授業で、面白い切り口をたくさん教えてもらいました。もう一回受けたいなー。

1. イントロダクション 時間と環境について
2. 海水位上昇とイカダ 土地を脱出する際の自分のイカダを設計する
3. 歴史と廃墟
4. ストーリーテリングと環境危機
5. リスク管理 バックキャスティングとスペキュレーション
6. 記憶と物語 映画と文学の中のリプレゼンテーション
7. モーカム海岸の時間 (これはストでキャンセル)
8. 氷河 (氷河期の北西イングランドの生態とジョン・ラスキン)
9. 都市の未来 南米での取り組みから
10. グループプレゼンテーション (マッシュルームについて)

グループ製作 アート作品 Mushrumination と一緒に

秋2. パフォーマンスと演劇のリサーチ手法 Research methods in Theatre and performance

これは修士論文を書くためのリサーチ手法を学ぶセミナー
私のコースは私ともう一人しか今年はおらず、かなりの確率で授業中発言を求められるものの、何がなんだか全くわからない時間が過ぎていった、とほほな授業。

1. MethodとMethodorgyの違い 
2. 実践のドキュメンテーション
3. 図書館の使い方・情報リテラシー
4. 参加者の観察とインタビュー手法
5. 議論の仕方
6. 研究としての実践
7. 研究における道徳的配慮
8. アート、社会科学における現象学、自伝的手法
9. 自分の修士研究のプレゼン準備
10. 修士研究のプレゼン (15分間のプレゼン)

6の研究としての実践では、イギリスの大学における演劇研究の流れを先生から教えてもらいました。1980年代までは、演劇(Drama Study)という科目は英文学部内にあった。そこでは理論のみで実践はDrama School と別れていた。1980年以降大学の改革があり、Drama Studyにも実践を行う教員も配置されるようになった。大学の常識(論文を発表する)を実践者にも求める結果、研究のための実践(Practice as a research) という、実践を通じて理論をバックアップする手法が実践教員の間で苦肉の策的に編み出され、以降定着しているとのこと。

Drama <Theatre<Performance

先生はこの一連の変化の初期から大学におり、Imitating Dogというグループの演出家です。先生は実践者が自分の活動を振り返り、記録する事をもっと学びやるべきだと言います。アーカイブ化です。確かに、作品作りは準備期間から初日に向けて、テンションがドドッと盛り上がり、終わるとすぐに次!というサイクルだったので、確かになーと考えさせられました。

秋3. アートマネージメント Art Management

イギリスのアートマネージメントについて、ガッチリ教えてもらいました。
膨大な情報量で、聞いてる時はふんふんと思ったが、どのくらい覚えているか不安

1. イントロダクション/アーツカウンシルイングランドについて
2. 芸術文化の鑑賞者とその発展
3. マーケティングとブランディング
4. ランカスターアートについての調査とプレゼン
5. ファンディングと予算管理
6. 人材のマネージメント
7. ゲストスピーカー ランカスターアートから 
8. 組織の構成と内部規則
9. グループプレゼン (聴講生は不参加)
10. まとめ

秋学期はとにかく授業やクラスメイトに置いていかれないようにするので必死でした。最初の3週間くらいは、常に目の前の物を見ようと目を凝らしているのに、電球がついたり消えたりするように、知ってる単語、知らない単語がちかちかして、異常に疲れました。そのうち、ひとつひとつを解ることをやめて、イギリス人の理解の7割くらいわかればよしと思えたら、少し楽になりました。

少人数だし、必ず発言を求められます。質問されたら、なるべく一番先に答えるのがコツだと掴みました。質問の内容をいまいち理解できなくても、最初の発言は何かしら先生が関連付けて拾って、次のコメントにつなげてくれます。少し待ってからと思っていると、他の人が答えれば答えるほど、同じ意見が言いづらく沼にハマる。

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