【企画後】noteリレー② かめりあ金子
夢のような2日間が終わった。嵐のような2日間。今だに吹き返しの風、局地風が吹いている。それでも、次第に平常の日々に戻っていくだろう。まずは、中田久美さん、野本梨佳さんのお二人、そしてご協力、ご来場頂いた皆様に心から感謝申し上げます。
「大島の子どもたちに外の世界をみせてあげたい。」私の考えはY本さんのお考えと、この部分で強烈につながる。こういうことを言うと、大島には何もないと言ってるかのように聞こえるかもしれないが、そうとらえてほしくない。大島にあるものに気が付くためにも、外の世界とつながってほしい。そして新しい出会いにより子どもたちの人生が変わることがある。ならば、出会いの場をできる限り多く作ってあげよう。大人、大学生、同じ高校生、様々な出会いの形がある。これはバレーボールに限った話ではない。
出会いが人生を変えるかもしれない。「20年ぶりに中田久美さんに来てもらい、島のバレーボールをもりあげよう。」このアイデアも、そんな私の思いつきに、生徒3人とY本さん、松田さんが乗ってくれたところからスタートした。ダメもとである。
今年は部員が3人。チームがなくてどう目標設定をするか本当に悩んだ。生徒、Y本さん、顧問で何度も話した。アイデアを元にえりさんが久美さんとつないでくれた。バチコンさんがコーディネート役を引き受けてくれた、そして宝島のリーダーも。光一さんが舞台裏で様々な調整をしてくれて、和歌子さんがプレゼンを引き受けてくれた。粟本さんは練習を手伝ってくださり、庶務的な部分で色々動いてくれた。勝子さんにはすばらしいアイデアを頂き、これはモニターツアーではぜひ実現させたい。宝島事務局からもたくさんご助言を頂き、このnoteリレーもそこから生まれた。クラブチームの指導者の皆さんや、参加してくださった地域の大人、中学や海国の顧問の先生方、見学させてもらった大島椿様、ぶらっとハウス様には多大なご協力を頂いた。身内を褒めるのは気恥ずかしいが、私の同僚や卒業生スタッフ、そして保護者の皆さんは、気を利かせてきめ細やかに動いてくれた。久美さんのマネージャーさんや亀田夫妻、フジテレビのクルーの皆さんが撮影してくれた記録は、この後成果物として力を発揮してくれる。
「大盛況、大成功でしたね」多くの方がそう言ってくださった。色々反省点や気付かされたこともある。子どもたちの顔を見てみる。みんな笑顔だった。何かスイッチが入った子がいるかもしれない。久美さん野本さんのお見送りに大勢駆けつけてくれた。小中高、島の子どもたちがバレーボールでつながれた。きっと今回のイベントを、島の未来につながるものにできたかな。様々な立場の大人がひとつの目的のために協力できたのも大きかったと思っている。スイッチが入った大人もいるかもしれない(笑)
人間だから好き、嫌い、合う合わないはあると思うが、目的を達成するためにチームでの役割を果たすと考えれば、大人だってワンチームになれる。その可能性を感じることができた。仲良しこよしになる必要はない。目的を達成するために知恵を出し、汗をかく大人の姿をみせていきたい。そのほうが言われたことをただこなすよりずっと楽しい。
高校生3人には、この経験をバネに飛躍してほしい。小中学生にも何かを得てもらえたか、それはこれから明らかになるだろう。
色々述べてしまいましたが、久美さん梨佳さんに来てもらえて、無事に開催できたことが何よりです。本当にありがとうございました!
かめりあ金子
※カメリアとは椿のこと